19:00
21.7 km
2319 m
越百山〜仙涯嶺
木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 (長野)
2025.12.28(日) 2日間
登り納めは、頼もしいお二人、みやびさんとyassyさんと3人で、越百山へ行ってきました。 がっつり雪山を楽しみたいということで、天気予報を鑑みながら越百山を計画。でも、直近の山行記録が全然見当たらず、雪の量などわからないまま出かけました。 前日の22時過ぎに調布駅で合流し、中央道の伊那インターを降りました。途中、道の駅日義木曽駒高原で睡眠をとり、伊奈川ダム手前の駐車場へ向かいました。その間、積雪がほとんどなく、周りの山を見渡しても雪があるような感じはしませんでした。 ワカンはいらないんじゃないかとも思いましたが、念のため携行。靴は厳冬期用。稜線まで行くのでピッケルも携帯。避難小屋泊のため寝袋とマットも必須。もし小屋に入れなかった時のためにと、ツェルトも持参しました。そして、宴会のための食材と酒。正確に量ってはいませんが、装備全体で15kgは超えていたでしょう。 7時頃登山開始。ゲートを越えて長い長い林道歩き。福栃橋からようやく山道となります。地図で見てもなかなか等高線が混んでいて、急登を九十九折りに登っていきます。登り始めてしばらくすると、やっと積雪がありました。でも、つぼ足で平気なほどです。 標高2000mくらいまで来ると、いよいよまともな積雪量になったので、アイゼンを装着。御嶽山見晴台のあたりまで来ると、文字通り、御嶽山の雄大な姿が後方に見えてきました。左側には南駒ヶ岳も見えます。稜線は真っ白。雪があるのかという心配は、全くの杞憂でした。見晴台近くの水場で炊事に使う水を2L調達。 このあたりまではわりと順調に来ていましたが、積雪が深くなってきたのと、荷物の重さと、疲労などが原因で、一気にペースダウン。避難小屋の少し手前くらいからはモフモフの新雪のような雪が膝より上まで積もっていたので、ワカンも使用しました。 避難小屋に着いたのは14時半過ぎ。だいぶかかりました。登る前は、南越百山まで行こうかなんて話していましたが、到底無理でした。 早速鍋の支度をし、明るいうちから宴会の始まり。にんにく・しょうが・香味野菜の利いたスパイシーな鍋は、冷え切った体を温めてくれます。3人だと、日本酒4合とワインボトル1本分のお酒は、あっと言う間になくなりました。赤らめた顔で外に出てみたら、南駒ヶ岳や越百山も赤く染まっていました。 翌朝は3時半に起床。まず、前日の鍋の残りを火にかけ、しめのうどんをいただきました。この2日間、yassyさんのおかげで、充実した食事になりました。体を内側からあっためたところで出発。ワカンを履いてアタックします。 夜明け前の雪山は、自分たちの足音以外聞こえてこない静寂の世界でした。樹林帯を抜けると、風の切る音が加わり、静けさが失われます。寒さも増します。けれど、漆黒の空がだんだんと群青へ、空と地上の間が次第に橙色や白色に変わってくると、その感動が寒さを忘れさせます。 ピークはすぐそこ。強風とガリついた斜面が登頂を阻むかのようですが、いよいよ稜線に立てる喜びが原動力になって、足早に登っていきます。 山頂はものすごい風。しかし、そんなの苦にならないくらいの感動でした。実際は寒いのに、心は躍動して、温かさを感じるくらいです。じっとカメラを構えていても、全然凍えません。これだから雪山はやめられないです。 ワカンをはずし、アイゼンとピッケルの装備で仙涯嶺まで足を延ばします。近そうに見えて、アップダウンもあるし、岩と氷の足元が慎重にならざるを得ず、なかなかたどり着けませんでした。 結局、小屋から越百山への登りも、越百山から仙涯嶺への稜線歩きも、絶景に見とれたとは言え、かなりの時間を要してしまいました。そして、下山もスピードアップとはいかず、駐車場に戻ってきたのは日没過ぎでした。残照によってヘッドライトは使わずに済みましたが。 下山後は、伊那のみはらし湯(600円)で体を温め、インター近くの八番館で空腹を満たしてから、帰りました。