04:41
6.6 km
905 m
小丸山・赤薙山
女峰山・赤薙山・大真名子山 (栃木)
2025.11.15(土) 日帰り
やると言ったらやる。しかしできるとは限らない。 ■計画時 以前、女峰山に触れたことがある。 交通機関で行くにはタクシーを使わなければならないと。 ……タクシー使えばいいんだ。 NAVITIMEで検索すると4500円と出た。まあこの程度なら……。 東武線の始発は6:05に東武日光に着く。タクシーは大体20分弱で霧降高原へ着くらしい。であれば、6:30から活動できて、霧降高原からの最終バスまで9時間の時間ができる。コースタイムは9時間7分。前倒せば休憩もできるだろう。いける! ■~東武日光駅 タクシーがない。終わった。 6時過ぎにタクシー使おうとしたのが常識外れだったのか……。 新栃木まで前日に移動しておきながらこの体たらく。せめて前日にタクシー会社に電話して確認しておくべきだった。後悔先に立たず。 タクシー会社のホームページを見たら7時から受付とあるので7時に電話してみたらすべて埋まっていてこちらに回せないとのこと。 しょうがない。9時のバスで行って、行けるところまでで折り返すか。 登山計画をいじっていても時間を持て余す。いい天気なのになあ。 と駅舎から表に出てみたら、タクシー乗り場に1台止まっている。 は? 一瞬フリーズ。いやいや、そこ (タクシー乗り場) に書いてある電話番号4つ全てかけて、2か所は明確に断られて、2か所は連絡つかずだったかな。しかも止まっているタクシーは明確に断られた会社のやつじゃん。 ちなみに当然アプリも試したよ。GoとS.RIDE。S.RIDEはホームページ検索して今日初めてインストールしたものだけど、日光は検索対象外って出た気がして騙されたようだけど。我が家の近くだとすぐ捕まるGoであっても、今日は「付近を走っている車はありません」状態。そこにタクシー止まっている今でもね。 現在8時過ぎ。もはや女峰山まで行くのは難しいだろう。2時間押しである。だったら9時のバスでもいいんじゃないかと葛藤した結果、タクシーに乗る。 ■~霧降高原レストハウス 着いた! 4700円。 いいところだ。景色が良い。 ■霧降高原レストハウス~小丸山展望台 木の道と階段があるので楽ちん。1440段の階段。半分 (700段) 程度はなだらかに階段を上がっていくが、半分からが鬼畜。 ずっと階段。すごい角度。 ひーひー言いながら、途中ある展望台で休憩しつつ風景眺めながら上がる。富士山は……さすがに靄っていて見えない気がするなあ。 ■小丸山展望台~小丸山~赤薙山 序盤、結構な上り角度だが、それよりも土がぬかるんでいて滑る。ヤバイこれ下りどうしようもなくなる奴だ。乾いてくれればよいが。 そんなことを思いつつ上っていくと笹の原っぱ……が、下方急斜面一面に展開された尾根を行く。木々ではなく笹なので視界を遮らずに眺めはよい。歩いていると一瞬で終わるけど。 赤薙山の手前は木の根がそこかしこに這われたところを上っていく。 途中、地元の人に、ロープ越えなければどこ歩いてもいいよ。と言われたが、段差を見極めれば進む道は限られる。これも下りキツそうだなあと思いつつ上って赤薙山山頂。 ■赤薙山~赤薙奥社跡 タクシーで予定より前倒したので、一里ヶ曽根独標の少し先にある水場で水でも飲んで帰ろうと思っていた。 ちなみに、前出の地元に人に、「もともとは女峰山まで」と言ったら、ムリムリと即答された。そんな断言せんでも……と思ったが、実際ムリだった。 岩場を下ったりと緊張を強いられるところもあったが、下ったり上ったりを数度繰り返して、赤薙奥社跡手前で上る。 8時半スタートなので、帰着15時半とすると7時間。片道3時間半。12時まで進むとどうだろうといったところだが、何度も書いている通り、下りは苦手なので余裕を持ちたい。あのいかにも滑って尻もちつきそうな斜面を下ると思うとなおさら。昼ご飯も食べたい。おなか減った。 よし帰ろう。一里ヶ曽根独標までここからコースタイムで1時間。水場はその先なのでムリだ。 小丸山展望台から、結構早い4人組が先行していて、地点地点で休憩のたびにやっと追いつく、という状態だったが、赤薙奥社跡でも休憩しているところに追いついたのでどこまで行くか聞いてみた。 からさわ。 一瞬、上高地に来たのかと思った。どこそこ。と尋ねてみたら、女峰山の先の……と言っている。先!? 女峰山より先に行くの? とYAMAPの地図を広げてみたらあった。唐沢小屋。そういや数日前の活動日記でここに泊った人のものがあったな。 山小屋は家と変わらんと前の活動日記に書いたが、まだ避難小屋で一夜を過ごす気にはならないなあ。特に今は寒いし……。 お気をつけてと声をかけてUターン。 ■赤薙奥社跡~赤薙山~小丸山展望台 準備不足だ仕方ない。 と何度も繰り返しつつ戻る。途中、眺めの良いところで昼ご飯。なんか雪崩のような音が聞こえてくる。地すべりか!? と思ったが、こちらから見える斜面で土埃が上がっているところは確認できない。しかし、土砂が滑り落ちる音と思ってしまうとそうとしか聞こえない音が数分続いた。何だったんだろう。 赤薙山までは下って上って。一度通ると緊張感も薄れる。 さて、ここからである。 木の根の迷路はいろいろ大回りして過ぎて、笹の原っぱも過ぎて、ガレ場とぬかるみの下り。 ……と思ったが、結構乾いていて滑らなかった。 1か所、どうしても滑るところを通ってしまったが、傾斜がほぼないところだったのでゆっくり通過。 このままだと13時過ぎにバス停に着きそうである。丸山を踏んでいこうか……。山頂からの眺めは良さそうである。しかし、下りに石ゴロゴロのところがありそうで、準備不足だ仕方ない。と逃げる。 ■小丸山展望台~霧降高原バス停 階段の下りは膝さえ気をつければ何とかなる。 観光客がひーひー言いながら上ってくる脇を、手すりを伝いつつ下る。 バスは定刻。そこそこ人が乗り込んだが、ここに来るのは大体車なのだろう。 うつらうつらしていたら東武日光に着いた。 作戦考えないとダメだが、しばらくは日光はいいかな。