霊峰:白山 (2702m)遥か210kmの彼方から出現!! 段ヶ峰 気温10℃ 湿度16%!!
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰
(兵庫)
2026年05月17日(日)
日帰り
【ついに念願の 段ヶ峰から210km先の霊峰「白山」を観望!!】
ここ3年ほど秋から冬にかけて、段ヶ峰頂上到着後は「粟鹿山」の左隣を眺めるのが日課となっていた。
『もしかして 今日こそ白山が見えるかも??』
これまで、ぼんやりと『白山かな???』程度には眺めたことはあったが、今日は551回目の登頂にして、初めてカメラにくっきりと「白山」を捉えることができました。記念すべき日です!!!
百名山チャレンジ「剱岳」アタックの朝も、「前剱」でピンクに染まる「白山」を見た。それはそれは美しい山姿だった。黒部五郎岳チャレンジの際にも寺地山を過ぎた辺りで「白山」を望んだ。北アルプスチャレンジの際には、何度も「白山」の端正な姿を仰いだのだ。特徴ある山容は見間違えることはない。その「白山」を兵庫県中央部、1100mの「故郷の山」:段ヶ峰から、今、眺めている。いつか見てみたいと願っていた「夢」が今日遂に現実となったのだ。自然の素晴らしさと「不思議」を改めて強く感じる一日となったのだ。
今日は大きな大陸性の高気圧に覆われ全国的に「晴れ」。湿度が記録的に低い。登山道の落ち葉たちはパリパリに乾いていた。そして黄砂もない。早朝のため地面からの蒸散も極めて少ないのだ。本当に奇跡的な条件が、段ヶ峰と白山の間に生まれたことで、210km先の霊峰:「白山」を眺めることができたのだ。今朝は太陽の位置関係上、雪を冠した白山でなくオレンジ色に染まった白山だった。次は名の通り「雪」を頂いた霊峰「白山」に巡り逢いたいものだ。これも実現可能な「夢」となった。
今日は大自然へ、いつもより大きな感謝を伝え山を下ろう!!
それにしても、いつ出現するかわからない「白山観望」は、絶対にそこにある「百名山」のどの山にチャレンジするより難しかった。
**アーカイブ
2021.8.31 【霊峰:白山山頂に立つ!!】
6月に雪が消えたかと思うと、秋の終わりにはまた雪をいただく····
文字通り「白山」は一年の半分は「白い山」なのだ。
**マイカー規制のない平日を狙い、より天候の良い日を選んだ。ところが、アラームに気づかず30分寝過ごす。朝食は車中食となってしまった。お宿から別当出合登山口までは約1時間、5時過ぎには何とか到着することができた。
駐車場は上部(約20台くらい)の登山口に近い方はほぼ満車だったが、1つだけ空いていたので滑り込む。下部の駐車場にもすでに20台程度。
夜はすっかり明けてヘッドランプは不要、だが何が起こるかわからないのでリュックに仕舞う。駐車場から登山口までは10分ほど歩く···昨日の「荒島岳」の疲れが残っていて、体が重い、足が全く動かない・・・8/9に雌阿寒岳に登ったきり、約3週間全く山に入っていないので無理もない。幸運にも昨日「荒島岳」での右足首の軽い捻挫に痛みはない、筋肉、関節、アキレス腱すべて順調だ・・・単なるトレーニング不足なのだ。
「今日はいつも以上にゆったりとスタートしよう」
登山口から傾斜の緩い「砂防コース」を選ぶと、すぐに50mもあるだろう長い吊り橋が現れる。渡り切ると少し強い登りが始まる、前に6人グループが歩いていたので「このペースに乗ろう」と思った矢先、「お先にどうぞ!!」と声がかかる。「私遅いので皆さんの後ついていきます!!」と返すと、「全くの初心者いるのでどうぞ!!」路を開けて下さる。「すぐへばってますから追い越して下さい」と告げ、仕方がなく前に出る。
白山の登山道は「激登」がなく、敷石が多い、私にとっては一番登りやすい傾斜だ。前に出るとついつい習性が働き実力以上に歩いてしまう。気がつくと結構いいピッチで歩いている。「登山天気」の予報が9時過ぎまで「晴れ」マーク。何とか9時までに頂上に立ちたい、頂上でなくとも「室堂」あたりまで登り、青空バックの「白山」が見たい!! 明日から天気が崩れる予報なので、当初の予定を短縮し今日「白山」を登り明日兵庫に帰ることにした。だから明日は山に登らないので、ダメージに気を遣うことなくガンガン行ってみよう!!
スタートこそ重い足を一歩一歩持ち上げる作業が続いたが、いつしか谷から吹き上げる涼やかな風に背中を押され、自分でも信じられないくらいどんどんピッチが上がって行く。
前を歩く登山者をスイスイ追い抜いていくというようなことは、未だかつてなかったことだが
今日はなんだか違う。空には雲もあるがまずまずの天候。太陽はまだ山陰に隠れて出てこない···「暑くなる前にできる限り高度を稼ごう!!」
登山道は最初の2kmあまりは、ガレ場が続き多少歩きにくいが、その後は敷石が芸術的に埋め込まれたコースとなり全体としてとても歩きやすい。加えて傾斜がこれまた芸術的、ルートを定めこの登山道をつけた先人のセンスの良さが覗える。古来より信仰の山である「白山」は、修験者はもとより宗教的な登山者も多くあったのだろう。そして、室堂には立派な神社があり、材料を運び上げるためにも急峻すぎる登山道を作らなかったのかもしれない···それにしても2700mを越える「頂」へ導くこの「路」は、これまで歩いた登山道の中でも屈指の見事な出来映えだ。
少し単調にさえ思える登山道のお陰で、室堂までは休憩なしで予想以上に早く到着できた。
室堂でおにぎり・バンを食べて頂上を目指す。
前半の飛ばしすぎの反動がやって来た。
太ももが重い、左ふくらはぎも少し疲労ある···ペースを落として「山頂」を目指す。
山行きは自然との対話であると同時に、常に自分との対話の時でもあるのだ。
室堂からは想い描いたとおり、青空バックの「白山」を捉えることができた。
室堂からはやや傾斜は強くなるものの、それほど難しくない。
8:48頂上到着。
独立峰だけに360°の大パノラマだ。頂上に設置された石版を見ながら四方の山々を指呼する。昨日登った「荒島岳」も見えるぞ。
やっぱり晴天の山頂はいい、でも霧の日・雨の日があるからそう思えるんだ。いつもいつもこちらの都合のいいように山は晴れてくれない。
私たちが山の天気に合わせて、自然に畏敬の念を忘れることなく・・・。
「白山」は草花も実に豊かだった。
「名前を知ることより、その花の素敵さを感じる方が花たちは喜ぶ・・・」そんな言葉をどこかで聴いた気がする・・・同じ風に吹かれている仲間として、いつもより更に身近に感じた。
☆ペースグラフを見て
毎回同じパターンで、前半の登りで飛ばして、後半失速・・・というか、下りは膝の負担を考慮しながらゆっくりと「花」の写真を撮りながら下る。今日もほぼ同じパターン、珍しく後半少し持ち直している。これは雨が降り始めたので「早く下山した方が・・・」と無意識のうちのペースアップか。
☆服装
スタート時点で気温が18°、山頂は10°前後。いつも通り上は半袖、下はジャージ(インナーは汗を吸収、汗冷えを防ぐミレー・・・これは今夏も重宝した)。靴は底が厚めのハイキングシューズ。室堂あたりから風が出てきたのでウインドブレーカーを羽織る。帰りは半袖を脱いで長袖に。ウィンドブレカーなしで最後まで歩く。
☆水分・食糧
気温も上がらず、今日は昨日同様 500mlのペットボトル1本と少し。半袖・帽子は太陽が出たときだけ・・・ジャージも暑くなれば「膝」まで上げる。これらにより余分な発汗を防ぎ「空冷」が効率よく効く状態に。白山は水場も多く、途中で補充等、重量を下げる工夫はできる。室堂ビジターセンターで給水も可能。コーヒー・ココアもある。食べ物は、カップラーメンとパンを購入できる。
☆守る人
下山途中、黒ボコ岩辺りで「石川県山岳救助隊」の3名の隊員が小休止。50kg??もっとあるか・・・私には絶対担げない程のリュックが傍らにあった。笑顔で談笑する隊員達、屈強な山男達の一瞬の笑顔。できる限り彼らの出番を少なくするよう、我々も細心の注意と十分な準備で山行きを楽しもう!!