鎮西山・鷹取山を周回する
鎮西山・鷹取山
(佐賀)
2023.05.14(日)
日帰り
「黒髪山を守る山の会」例会登山である。例会登山とはいえ参加2名、ハレ男ばかりなので雨はない、というか雨の日は登らないのだ。
「山と渓谷社分県登山ガイド佐賀県の山」に紹介された山の中で登っていない山に佐賀県東部の鎮西山と鷹取山がある。もちろん他にもあるが低山ゆえに今頃の時期に(暑うならんうちに)ぼちぼち帳面を消している。百名山フリークというわけではないが、九州百名山も「佐賀県の山」も紹介されれば行ってミランバね。
為朝伝説のことは詳しくないが、鎮西八郎為朝の鎮西とは九州のことらしい。為朝伝説は九州に多いのか、後学に期待。
登山口は標高47m。鎮西山が200m、鷹取山が403.5mなので高度だけでも1時間以上を十分要する山である。
「鎮西山いこいの森」である。道が縦横にありどれを進むべきかわからないが、当初の予定からずれてしまって鎮西山山頂に到着する。山頂部は城郭跡の発掘調査中で立ち入りができない。
工事現場のような山頂を後に鷹取山を目指す。山道から林道を歩いたりして、いきなり(という感じなのだ)急登の入口が現れる。トラロープが張ってある。これがないと登れないだろう。急登だ。しばらく気持ちのいい道を歩くと林道に出る。少し下る(なぜ?)と山頂に着く。鷹取山。ここも城跡だ。佐賀平野が眼下に広がる、が霞んでいて雲仙は確認できず。地球が丸いことはわかるような気がする。
三養基高校山岳部と入れ違いに山頂に立つ。自分は山岳部でもワンゲルでもワグネルでもなかったが、山岳部がある高校があることが嬉しいね。
登ってきた道は標識によると「地理院ルート」とあったようだが、我々は周回コースをとったので、東側のコースを南に下る。結構な急坂でパイプ状のもので階段がつけてある。このパイプで滑って尻もちをついてしまった。途中に展望台もある。木が繁茂して展望はあまりよくない。池の方へ下山する。登ってきた女性がなんとか池から来ました、と言っていた。五万ヶ池だった。不思議が雰囲気の池だ。駐車場もここにあるではないか。
いつも間にか登ってきた道に出た。
標高は高くないが、都会地の山のように道ははっきりとしていて、登山者が多いようだ。「中原の豊かな自然を守る会」の看板が古いようだが、地元の山人の努力が実っているのだろう。
5月も半ば、すでに暑い。しっかり汗をかいた。