06:37
11.1 km
1192 m
中国百名山79·80/100広戸仙・滝山
那岐山・滝山・広戸仙 (岡山, 鳥取)
2025.11.29(土) 日帰り
引き続き百名山 那岐山は冬に登ったんで広戸仙と滝山 今日はこれだけなんで ゆっくり15時までに下山 試しに心拍数130以下で上がれば休む事に 見た訳ではないけど滝山からの下山中 遠くからなんか今まで聞いたことない 鳴き声が聞こえて休憩中でしたが怖かった!下山とは逆だったから良かったけど 念の為 鈴·スプレー·ホイッスルは 装備済み!!
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11.1km
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那岐山・滝山・広戸仙 (岡山, 鳥取)
2025.11.29(土) 日帰り
引き続き百名山 那岐山は冬に登ったんで広戸仙と滝山 今日はこれだけなんで ゆっくり15時までに下山 試しに心拍数130以下で上がれば休む事に 見た訳ではないけど滝山からの下山中 遠くからなんか今まで聞いたことない 鳴き声が聞こえて休憩中でしたが怖かった!下山とは逆だったから良かったけど 念の為 鈴·スプレー·ホイッスルは 装備済み!!
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11.6 km
1192 m
那岐山・滝山・広戸仙 (岡山, 鳥取)
2025.11.03(月) 日帰り
奈義町「道の駅彩菜茶屋」で車中泊しました。 夜中は、かなり冷え込みました。 ***車中泊した車内で読んでいた本*** 普段は温厚で優しい青年だったが、一つだけ許されざる願望を持っていた 人を絞め殺してみたい。 その苦痛にゆがめられた表情を見てみたい願望がとめどもなく湧いて来るのだった ある時、夜の街で酔いの回った女性が階段にうずくまっていた 送ってあげると車に乗せ、人気のない倉庫で絞め殺してしまった。 その快感は予想を絶える快楽であった しばらく前から体調不良であったが、受診した結果、末期の胃がんと診断された。 入院を拒否した上で、あと何か月ぐらい動けるか医師に聞く。 これで行動しやすくなった。獲物を探しにかかる。 衰えゆく体力をモルヒネで補いながら、犯行を重ねて行く。 ついに立って歩くのもままならなくなった。 もう絞め殺す力も残っていない。 そうだ 故郷の母親へ電話し「久しぶりに会いたい」と告げる。 時おりフロントに当たる雨、寒々とした車内でこれを読んでいた。 周囲の演出良すぎ (+_+) 眠れなくなってしまった。 明け方、服を着込んでようやく眠りについたが、起きたら8時をまわっていた。 ー------------- ここを縦走したのはもう10年前の事かー、年月の経過は早い。 以前のYamap名「ノド○○○」は削除したので、広戸仙・滝山は未踏となっていた。 どれ、歩いてみようかな 丁度一年前、心筋梗塞の手術を受けたが、あれから1年経過したのか。 などと思いながら、この一年に起きた出来事を回想しながら、一歩一歩登って行った。 尾根に出ると、強風,みぞれ交じりの雨となった。 皮の手袋1枚だけでは、指がかじかんで動かしにくい。 1ヶ月前はあんなに暑かったのに、もう冬山シーズン突入ですね。 谷間を流れゆく雲、横殴りの雨,色づいた葉は風に揺り動かされ水滴は光っていた。 雨の山もイイ、誰にもお会いしませんでした。 熊対策 東北・北海道のニュースを見ると、執拗に襲いかかる事例が見受けられます。 私が中国地方で出会った熊のほとんどは、こちらの存在に気づくとすぐに逃げてくれたので、音を出すなど存在を示せば良いと思っておりましたが、存在を知ってて襲いかかる例もあるか。 特に那岐山の北側斜面には熊の出没情報が多いので、今回は、ヘルメット・首にタオルを2重巻き・上下雨具・皮手袋 とし、いざという時には丸まって防御しよう。これに加えピッケルを持っておいた方が良いかとも思うところ。熊さん、餌を求めて歩いているだけなので、お互い傷つけ合わない方が良いのだが。 *-------------* 新装版 青い壺 (文春文庫) 有吉 佐和子 今や45万部を超える大ベストセラーになっており、興味本位で読んでみました。 陶芸家が窯から出した青磁の壺は,まれに見る出来映えだった。 その壺が、売られたり譲られたり盗まれたりしながら持ち主を転々と変えながら渡り歩く、いわゆる壺が主人公のような話です。 壺を入手した人の何気ない日常の様子が描かれております。 約10年間壊れずに、偶然作った陶芸家の手元へ戻ってくる、その巡り合わせには驚かされます。 しかし、小説の大部分を占める人の手を渡り歩くところには関連性はなく、これといって目を見張る出来事も起きない。 何でこれがベストセラーなのか理解できず、もう一度読んで見ました。 この本は、1976~1977年に文藝春秋に掲載された全13話の連作長編です。 有吉 佐和子さん(1931~1984)の作品について、私は映画化された「恍惚の人」しか知りません。 「青い壺」は1998年に絶版になったが、2011年に文春文庫編集部の山口由紀子さんによって復刊された。 山口由紀子さんは、有吉作品の大ファンだったという。 小説に描かれている時代背景は、昭和50年頃の高度成長期ですから、私が幼かった頃を思い浮かべながら。 壺は、ちょっとした贈り物だったり、骨董市で3千円だったと話題になったり、 しかし、読者の感心を引くような創作的な所はなく、日常のさりげない出来事が坦々とつづられている。 人の一つ一つの仕草は丁寧に描かれており、その様子が思い浮かぶような表現はすばらしいと思った。 最後に友人から「数百年前の貴重な青磁が見つかった」と見せられた時、陶芸家は「自分が焼いた物に間違いない」と思った。 そう伝えても陶芸評論家でもある友人は信じようとしなかった。 まるで部屋の隅に置いてある骨董品を語るような文体、これぞ名作なのか。 *-------------* 三島屋変調百物語「魂取りの池」 おもん は年が明けたらお嫁に行く 相手は、幼なじみの一朗太。 いっちゃんと呼んでいた。 私、すごいやきもち焼きで、一番に思われていないと心配になるんです お嫁に行く私へ、お母さんが昔話を聞かせてくれました お母さんのそのまたお母さん。おばあちゃんもすごいやきもち焼きだったの お婆さんは岩槻藩内の山村生まれで、子供の頃から思い決めた人があった そういちさんと言い、年頃になると縁談が決まった その近くに、イノシシの神様が祀られてある池があった。 透き通っていて、空の色を綺麗に写すので、鏡池と名付けられていたが、土地の人は「魂取りの池」と呼んでいた。 神様は雌のイノシシで、ずっと昔に夫を漁師に撃ち殺されてしまったんです その怒りと恨みによって、土地に災いを催すようになった 通りかかりの偉いお坊さんに諭され、悔い改めさせられ、神様にまつりあげられたのですが、嫉妬の気持ちは消えなかった 夫婦 恋仲 いいなづけ が、鏡池に近づくと、神様は怒って、その二人を別れさせるのですが、 そのやり方が意地悪い方法でやるのです。 この人だけは嫌だという人を好きにさせ、相手を捨てるのです おばあちゃんは、勝ち気でやきもち焼きだったので、確かめてみようと、そういちさんを連れて池に行ったんです 縁談がまとまって間もなく、二人でこっそりと、鏡池のほとりに立った すると、一ヶ月もしないうちに 宗一さんが別の女と駆け落ちして消えました 相手は、隣の農家の、おばあちゃんとは折り合いが悪い宗一さんより10歳も年上だった。 おばあちゃんは、半年も泣き暮らしたそうです おばあちゃんのお父さんが、こういう時は早く別の夫を見つけて一緒にさせた方がよいと次の縁談が決まった 幸い夫の家は裕福で、お金には苦労しなかったが、旦那さんは貧相な風貌だったのでおばあちゃんは嫌だった。 おばあちゃんは旦那さんを引っ張って、再び鏡池を訪れました 満月の夜、二人の姿を映し終えると、おばあちゃんは、さばさばと帰って行った それから二日目の夜中に家が火事になったんです 住まいが丸焼けになり、命こそ助かったが丸裸 戒めを破った罰が下ったのです あの貧相な男と添うのではなくお金と添うのだと思っていたおばあちゃんから、そのお金を取ってしまったんです。 おばあちゃんの家だけ焼き、周囲には燃え広がらなかったので、消火活動に加わった人には金品が配られた まさにおばあちゃんのお金を、周囲の人に配られた形になったのです 仕方なく二人は出稼ぎに行った 野菜を売って一生懸命に働いて気がついたら立派な夫婦になっていた 好きも嫌いもありゃしない。 とにかく寄り添って働いてそれが私のおじいちゃんとおばあちゃんです と、おもんは言った だから、お母さんが私にもこっそりこの話をしたのです 自分に繋がっている縁を大事にしなさいって教えてくれたんです 恥ずかしい話だから、誰にも言ってはいけないと念を押されましたけどね *-------------* 三島屋変調百物語「くりから御殿」 その頃、手前はまだ子供でした もう40年も昔の事でございます 長治郎は、漁村に住んでいた その集落は軒先を合わせるように立ち並んでいた。 梅雨に長雨が続いた末に裏山が崩れ、大勢の人が亡くなった それまでは、長雨が降っても森が水の流れを食い止めてくれていたのですが、 土地を増やそうと、森を開き畑をこしらえようとして、土地神様の怒りに触れたのかもしれません。 早朝、「外へ逃げてー」と言う女中頭の声で、外に飛び出したのだった 気がつけば、雨と泥に汚れ、知らないおじさんに抱えられてた 長治郎は、10歳で孤児の身の上になった 両親は家の下敷きになり、近隣の人も命を落とした 網元が、別宅を開けてくださいまして、弱っている者20人ばかり、長治郎もそちらへ移る事になった。 一人息子だったが、問い屋の間で赤ん坊の頃から、仲良しの仲間があった 女の子の、みーちゃん おせんちゃん 男の子の、はっちゃん その3人も揃って行方が分からなくなってしまった 亡骸は見つからない ここで待っていれば、仲良しの3人が来るかも知れない そこで、水くみと薪割りのお手伝いをしていると気が紛れたのでございます 町の方を見ると、毎日焼き場から煙が立ち上って吹き流されておりました 小屋に移ってから5日目の朝でした 目が覚めたら自宅だった 二親と川の字になって寝ている座敷にいた 何もかも懐かしい我が家だった だが、誰もいないし人の気配もない。 これは夢だ、潰れてしまった我が家の夢なんだ そう思った時、つい今しがた誰かがいたような気配があった たった今、目を向けるまでは確かに誰かがおった 家の中を探し回ると、すーっと誰かの影が動いているようでした 台所に味噌汁の香りが漂っており、土間に下りて土鍋の蓋を取った その時、どこからともなく「長坊~」って呼ぶ声が聞こえてきたのです。 「かくれんぼしよう」 みーちゃんの声でした 二つ年上で、よく手前にかまってくれる、おちゃっぴーな姉さんでした 「みーちゃん、どこにいるの」と何度も呼んだ 息が弾んでドキドキします すぐ後ろで戸が閉まる音がした くるりと振り返ると、物置の戸が閉じたところでした その戸に紅色の帯が挟まっていた 長治郎は引き戸に駆け寄った 帯に手を触れようとしたとき、それはさっと消えた そして代わりに「ぼんちゃん」と呼ばれた その声で我に返りました 手前は布団の上に座り込んでおりました 「ぼんちゃんうわごとを言うとるよ」とおばあちゃんが揺さぶっていた 夢を見ていたのだが、それは到底夢とは思われなかった 寝床にあった母親の匂いはまだ鼻先に残っている ほんのせつなだったが、懐かしく優しい幸せだった日々がよみがえった。 その日の昼過ぎに、網元の人が見えた 今朝方、港で一つ目屋さんの娘が見つかったと 網元は、「良かったな」と言って手前の頭をなでるのだった 娘さんだけが、まだ見つかっとらんかったけん 海へ流された娘が大潮で港へ戻されて来たのだった みーちゃん 帰って来るってわてに知らせてくれたんやなー それから二日経った朝、また同じ事が起こった はつたろうの家でした 鰹節の卸問屋で、はつたろうは、そのあととりだった 一家まるごと行方知れずになっていたのだった だれもいないが、さっきまで誰かいたような心地がする 何度もはっちゃんと遊んだところへ行けば、声が聞こえるかもしれない 泥団子をこしらえた庭、竹とんぼを飛ばした屋根の上がり口やら、探していくうちに 響く足音が探す先へ先へと逃げていって、手前の様子をうかがっているようです そうか、またかくれんぼなのか 「今日ははっちゃんとかくれんぼやな」夢の中で大きな声で呼びかけた すると、どこからかはっちゃんの楽しそうな笑い声がした「長坊が鬼やで」 よし、はっちゃんを見つけてやる 懸命に探し回った 裏庭の椿の木の下に大きな水瓶があり、わずかに揺れていた はっちゃんみっけ 長治郎の声が明るく跳ね上がり、水瓶に寄りかかったところ 水瓶は真っ二つに割れ、そこに初太郎の姿はなく、ふわりと人の気配が脇の下を通って くすくす笑いながら逃げて行きました 長治郎は夢から覚めた お清ばあさんは、今度は抱きかかえるようにして覗き込んでいた 「また夢を見たんだね」 「今日ははっちゃんが見つかるよ」 まさにその通りになった 親が子をかばうように、押しつぶされた家の下から見つかったのだ お清ばあちゃんから「この夢の話は人に話すんじゃないよ」と言われた なぜこんな夢を見るんだ 網元の家には代々千里眼が出るという評判がございました 中でも山御殿を建てた先代のご隠居は3年先までの豊漁・不漁をピタリと言い当てたという噂でございます だから山御殿には神通力のようなものが籠もっておるのじゃろう 長治郎が見ているのは夢ではないかも知れない。 先行きの幻であって、これも千里眼かもしれない 今度はおせんちゃんや、そう思って待ちました しかし、少し日が掛かりました 長治郎がおせんの夢を見て、亡骸が見つかったのは、それから5日後の事であった。 おせんちゃんの家は6つ目の蔵の御店で、屋号を「むつみや」と呼んでいた おせんの亡骸は、海で漁師の網に掛かって見つかった。 おせんちゃんは隠れるのが下手で、いつもすぐに見つかるんです 幻の中でも押し入れに隠れていて、時々そっと戸を開けてこちらを盗み見るので、すぐ分かったそうである だが今度も本人の手を取る事は出来なく、「めっけたで」と言って押し入れの戸を開けると、中は空っぽだった そして女の子の笑い声だけが響いて幻は消えた 目が覚めたら、まだ真夜中でございました 長治郎は一人屋敷を出て、渡り廊下から下に降り、池の畔に一人で突っ立っていたんです 池の水面に己の顔が写っていた その一瞬前には別の顔も写っていたような気がした みっちゃん、はっちゃん、おせんちゃん が、手をつないで並んで見ておりました。 夜風が吹き、身震いした。仰げば、頭上には満天の星が輝いていた 子供心に、終わったというか去ったというか、失われたものは二度と戻らない気がした 百物語を語る飯台の上にあるきんつばに手を伸ばした みーちゃんの好物でした たまたま選んだ茶菓子であったが、何かのお導きがあったかのように 「美味しいなー」長治郎は目を上げた 山御殿には、それから一月ばかりお世話になりましたが、 むつみやのお世話により、小間物問屋へもらわれて行きました 人は故郷から離れがたいもの 幾つになっても何十年経とうとも、手前はあの夢、くりから御殿が見せてくれた幻を忘れませんでした 毎年、彼岸の入りになると細かなことを思い出しましてな その度に家内を相手に話をしました みーちゃんがしっかりものだった事を はっちゃんが手先が器用だった事を おせんちゃんの右のほっぺたにえくぼがあって、それをみーちゃんが羨ましがって仕方なかった事を 何から何までしゃべって、家内は飽きずに聞いてくれました もういちどあの三人に会いたい、夢でも幻でもいいから ずっとそう願っておりましたが、叶いませんでした ただ、心の奥に大事にしまっておくだけかと諦めかけていた所、思いがけずその願いが叶った 先頃、手前が倒れました時 目の前が真っ暗になって、分けのわからん暗闇の中を漂って、気がついたら手前はむつみやにおりました あの時と同じ、二親と川の字になって寝ていた座敷である 今度は仲良しの三人に見つけてもらう番なんだと やっと迎えに来てくれたんだと思った ずいぶんと掛かったわい 「はよう見つけておくれ」手前は家の中を駆け回りました ゆく先々で子供の足音が聞こえてくる 一人ではない、確かに三人だ 長治郎が近づけば離れ、離れれば寄ってくる 「いけずせんと、めっけてくれやー」 とうとうじれて大声を出した時、背中をポンと押された するとむつみやは消え失せ、広々とした和いだ川の流れがあった 背中から声がした「長坊は、まだやー」 振り返ってもだれもいない 「いっぺんお帰り」 川面に目を移すとそこには、みーちゃん はっちゃん おせんちゃんが写っておりました あの日のままの三人の子供が映っていた みーちゃんの色鮮やかな赤い帯 はっちゃんのくすぐったそうな笑顔 おせんちゃんのほっぺたのえくぼ 「長坊 またね」 手前は嫌だと、怒りました 「帰らん もう帰らん 一緒に連れて行っておくれ」 拳を握って叫びました 「皆と一緒に行く。何でわてだけ仲間はずれにするんや」 長治郎は両手で顔を覆った うめくような声が指の隙間から漏れ出た わて一人だけ生き延びてしまって どんなにすまんと思ってきた事か 泣いて叫んでも答える声は聞こえない ただ、背中にあたる柔らかい手の感触を覚えたと思ったら 長治郎は息を吹き返し、お陸やせがれや嫁達に取り囲まれて横たわっていたという 「よかったよかった」と声を掛けられても、手前は嬉しくも何ともありませんでした 「あー返されてしもうた。また生き延びてしもうた。まだ仲間に入れてくれへん」 ただそう思うだけでした その時、小座敷の敷居の唐紙がからりと開いた お陸が転がるように前に出て来た 思わず逃げ腰になる長治郎の前に、お陸はしがみついた 「あんさん やっぱりそんな風に思ってたんですか」 一人だけ生き残って すまない すまない って思ってたでしょう どんなに辛いか 私かて 分かっておりましたよ 「お前には聞かせられない」 私は孤児の悲しみを知りません 幼なじみを亡くす悲しみを知りません そう言いつのりながら お陸は涙を拭こうともしない 三人がどうして、あんさんを仲間はずれにするんですか 仲良しだから、あんさんを案じて私に返してくれましたんや すまないなんて うしろめたいなんて ましてや恨まれているなんて 思ったらあきませんのや お陸はわーっと泣き出した 長治郎はがっくりと膝を折った やがて夫婦は手を取り、そっと間を退いた おわり
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那岐山・滝山・広戸仙 (岡山, 鳥取)
2025.07.20(日) 日帰り
参院選の期日前投票を済ませた私に死角はない… 3連休の中日は四国の太平洋側はお天気が不安定 ならば中国地方へ繰り出そう 以前登った那岐山から眺めた天空の縦走路 今回はその先にある広戸仙~滝山縦走ピストンだ 「広戸仙(ひろとせん)1115m」は岡山県津山市の北東、氷ノ山後山那岐山国定公園内の那岐連峰西端にある 山名は旧広戸村の地名から 別名は「爪ヶ城」 西方からは爪先のように見える… かつて砦があり最後の拠点「詰ヶ城」から転じた…等の説がある 「滝山(たきやま)1197m」は、岡山県奈義町と津山市の境、氷ノ山後山那岐山国定公園内の那岐連峰の中央に位置する 山頂には一等三角点があり、那岐山への雄大な縦走路からは日本原高原の素晴らしい展望が得られる…そうだ (津山市HP、ヤマケイオンラインより) いずれも「中国百名山」に選定されている 「晴れの国・岡山」であれば確実に晴れているはず と思いきや登山口までは普通に雨☔ 辛うじて止んではくれたもの、ガッスガス… オッ クルマから降りたらいきなり右耳をアブにやられた… 気温は20℃ほどで涼しいものの、湿気で汗がダラダラ 低い場所にある第一展望台はまだしも、第二、第三展望台(爪ヶ城)は霧の中 広戸仙山頂もマッチロ… 麓の自衛隊の演習場から戦車?のエンジン音と砲撃・射撃音が霧の中を響き渡る… 気を取り直して滝山に向かおう 縦走路は急登・激下りこそほぼないものの、アップダウンはあり 最低鞍部に降りると一瞬景色が見えるが… 滝山に向かって登り始めるとまた深いガスに包まれる だが風はひんやりと心地よく、幻想的な雰囲気も悪くない 果たして滝山もガスの中 ありがたい一等三角点を拝んで一服 晴れそうにないので引き返そう 鞍部までの下りは強風が吹き荒れ、おどろおどろしい雰囲気に… ピンク・フロイド「呼べよ風、吹けよ嵐」が脳内再生される ところが…鞍部を過ぎて広戸仙への登りにかかると、風はピタリと止みガスは霧散 かわりにジリジリと日が照り始めた… 暑い… だが、縦走路の眺めは素晴らしい この景色が見られたのは、僥倖 ここまで劇的に良い方へ変化すると、何か運を使いすぎている気がしてくる… 「Changes for the Better 」は高知が生んだ偉人のひとり 岩崎弥太郎が創始した三菱グループの中核のひとつ「三菱電機」のコーポレートステートメントだ 「常により良いものをめざし、変革していきます」という精神を示したものだそうだ キャッチコピーも含めて良く聞く企業のフレーズだと… マクドナルド「i’m lovin’ it」 タワーレコード「NO MUSIC NO LIFE」 日立製作所「Inspire the Next」 ロッテ「お口の恋人」 ファミリーマート「あなたと、コンビに、ファミリーマート」 トヨタ自動車「Drive Your Dreams.」 本田技研工業「The Power of Dreams」 日産自動車「やっちゃえ日産」 キヤノン「make it possible with canon」 インテル「intel inside/インテル入ってる」 コスモ石油「ココロも満タンに」… 当たり前だがいずれも前向きなメッセージが込められている だが昔から気になっているキャッチコピーは… セシールだ…! セシール~イヨソセコンフィヨンソセソネム~🎵 なんと言っているんだろう… 調べてみた 「Il offre sa confiance et son amour」 フランス語で「愛と信頼をお届けする」という意味だそうだ 「イロッフル・サ・コンフィアンス・エ・ソナムール」 今までテキトーに言っててスミマセンでした… 広戸仙の景色は拝むことができたが、滝山はガスだった 滝山へは直登の滝神社からの登山口が自衛隊の演習場になっていて使えないので、広戸仙か那岐山から縦走するしかない (滝神社へは特別なツアーで行くことができるらしい) いつの日にか那岐山からの笹原トレイルを歩いてみたいものだ
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11.3 km
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那岐山・滝山・広戸仙 (岡山, 鳥取)
2025.05.05(月) 日帰り
広戸仙のシャクナゲが満開との噂を聞いてまだ間に合うかと急行🚙 GWど真ん中だから渋滞と駐車場を心配したけどどちらもガラガラ。山中でもすれ違ったのは5組だけ。?GWって俺の勘違い? と思うほどの人の少なさに驚きつつ山歩きを堪能🤗 東京の頃に比べると信じられないですが、地方はほんとに人が少ないのですね~😌 あ、お目当てのシャクナゲもしっかり鑑賞できました!広戸仙山頂と、第三展望所少し下の斜面に満開の樹がありました🌺 滝山縦走路は那岐山側から、広戸仙側から、どちらから歩いてもアップダウンが多くてややハードです。ただその分素敵な景色と風を思いっきり感じられることが魅力です。岡山の超おすすめな稜線です!
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11.5 km
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