男体山
男体山
(栃木)
2025.09.26(金)
日帰り
金曜日朝7時時点で、登山者用第二駐車場は満車。
日光二荒山神社中宮祠は駐車場があちこちにあり、どこに駐車すればよいのか戸惑うので事前に場所の確認をしておいたほうがよい。参拝者専用の駐車スペースもあり、間違えて停めないようにしたい。
駐車場に特に看板は出ていないので、予備知識なく車で現地入りすると困るだろう。しかも夜間に到着するならなおさら。
神社境内には、いろは坂方面に1つ、日光湯元方面に1つ鳥居があって車が進入できるが、どちらから入っても良い。神社前をドライブスルーできるように道がある。
社務所にて登山届を提出し、入山料をお支払いする。
その際、志津経由で三本松に向かうことについて、「神社としても、警察としても推奨はしていません。道が荒れています。お気をつけて」と念押しされた。
男体山はひたすら登りが続く、富士山のような山だ。
これをきついと感じるかどうかは人それぞれのようで、僕は当初思っていたよりはきつく感じなかった。きついことを承知で登ったので、あらかじめ腹をくくっていたからだろう。
登山口から山頂までの標高差は1,200メートル。かなりの高低差だが、一気に標高を上げていくので、むしろお得感さえ感じた。YAMAPと並行してヤマレコもアプリを起動していたのだが、10分おきに標高を音声通知する際、毎度「もうこんなに登ったのか」と感じた。
神社から山頂までの道はよく整備されており、ザレたり浮石に足をすくわれることは全くなかった。これなら、ハイカットのシューズは不要。
山頂から先、志津に向かう道は途端に歩きにくくなる。
藪漕ぎをするようなことはほぼなかったが、とにかく道がゴチャゴチャと分岐し、合流する。崩れやすい地面のせいもあって、深くえぐれた道や倒木を避けるための道がたくさん現れる。そのため、どの道を歩けばよいのか、とてもわかりづらい。
道に迷って遭難するほど、違う方向に誘われることはないものの、ルート選択を頻繁に求められるのが面倒だった。
なお、ピンクテープはあるのだが、枝分かれしたルートのどちらにもテープがついているような場所もあったと思う。紛らわしい。
志津に向けたルートは歩く人が少ないようで、この日すれ違った人はゼロだった。また、倒木だけでなく木の枝が行く手を阻む場所もいくつもあり、危険とまでは言えないものの、歩きにくい道だった。
志津に着いてから三本松までは長い林道歩きになる。風景に代わり映えがなく、飽きてくる。
僕はできるだけピストンは避けたい、ということで志津経由三本松まで一筆書きで歩いたが、山頂から三本松までの下山ルートは正直言って楽しいものではなかった。神社から出発して山頂ピストンで十分だと思う。
三本松ゴールだと、日光行き路線バスに乗って神社まで戻ることになる。
バスが来るまでの間、ソフトクリームを食べて待つことができるのがこのルートのメリット。
ただし、所要時間もバス代も余計にかかる。