07:33
9.7 km
1160 m
八巻山、トラブル山行 11/29
東赤石山・西赤石山・物住頭 (愛媛, 高知)
2025.11.29(土) 日帰り
前半はキツいとはいえ、楽しい山行だった。 雲ひとつない瀬戸内海の景色は最高、そしてそれを見ながら飲むコーヒーはさらに格別。。 あとは山頂まで岩場の尾根を登りきるか!という段階、その岩場で右足首を内側に「ポキっ!」とやってしまい… ここで20年前の学生時分の記憶がフラッシュバックする。 フットサル中に右足関節を内反して「ボキッ!」と鈍い音が響き、その瞬間から完全に歩行が出来なくなる。そしてじわじわ襲う痛みと患部のひどい腫脹。 これは…折れてる。骨折したのは初めてだったが、そう確信した。 その後病院へ行き、結果右足の腓骨骨折(外果(外側のくるぶし)骨折)の診断で翌日には手術。その後完治まで二ヶ月ほど。 今回も全く同じ受傷機転であり、折れたか…。 そして「救助要請」とう文字も頭をよぎる。 ただ前回と違うのは、痛いながらも、歩けること。 安全な場所まで移動して、靴と靴下を脱いで患部を確認。外果のやや下側がやや腫脹し、皮下出血している。外果の方はというと、前回と違って全く腫れも痛みもない。 靭帯損傷(捻挫)か。。 一応歩けるので、重度な損傷ではないと推測。 現在地の標高は約1650メートル、駐車場の筏津坑は約650メートル。 可能かどうかは別として、現実的には1kmの標高を下るしかない。 常々、念の為と持参していた足関節サポーターをリュックから取り出し、ひとまず応急的に右足関節を固定。その上から靴下・靴を装着。 また同時に、ロキソニン1錠とアセトアミノフェン4錠(800mg)を内服。 そして両手にトレッキングポールをがっちりと持ち、下山開始。痛いながらも何とか歩ける。 今回の目的だった東赤石山の頂上はほんの目前だったが、今回は諦めるしかない。 どこかで聞いた、「山は逃げない、また必ずチャンスはある」と、自分に言い聞かせる。 その後、二つのトレッキングポールと左足、これらで右足を庇いながら、慎重に下山。 何とか歩けるものの、右足が着地し関節が想定外の動きをすると激痛が走る。 本当にこのまま下山出来るとかという不安、そしてたまに生じる激痛、冷や汗と脂汗とで、登りの時よりも身体から汗が吹き出している。 その後鎮痛剤が効いてきたのか、徐々に痛みはマシになり、気持ちの余裕も出てくる。 ただここで庇っている左足が受傷したらおしまいだと、最後の最後まで油断しないようにと言い聞かせる。 16時過ぎ、約2時間半をかけての下りを完遂し、無事に下山。 ”You learn from your mistakes.〝 登山初学者として、とても良い経験となった。 以上、大袈裟なレポートでしたが、どなたかの山行の参考になりますように。