土佐街道から笹ヶ峰・三傍示山
笹ヶ峰・三傍示山・カガマシ山
(高知, 愛媛)
2023.04.09(日)
日帰り
土佐街道から笹ヶ峰を目指し、隣の三傍示山まで歩きました。山中は気温10℃以下と低めでしたが、お天気に恵まれ、気持ちの良い山歩きが出来ました。
この道は、ご存知の方もおられるかとは思いますが、土佐藩が参勤交代で使っていた道です。
江戸からの帰りに腹包丁の休場で山内豊信公(後の容堂公)が詠んだ漢詩が登山口の石碑に刻まれていました。腹包丁はこの漢詩のとおり、実際に歩いてみると街道にしてはなかなか急な山道でした。
漢詩の内容は、次のとおり。
「林の中の街道を歩いていると雨粒が木の葉を叩く音が向こうの方から近づいて来て、やがてここも雨になった。街道のそばの小川から引いている筧(かけい)を流れる水の音が急に大きくなってきた。
この参勤交代の帰りの土佐街道は、まさに山道以外の何ものでもない。
腹包丁の名のこのつづら折りの急な坂道を自らの脚で登りきってやろうと意気込んだ。
しかし、延々と続くこの坂道を歩くのが徐々に疲れてきた。
休場の茶店で、ふと天を仰ぐと、木立ちの間から、雨上がりの青空に白い雲が流れて行く様が見えた。」
(超意訳 by さすらいのようちゃん)
登山口から少し行くと、道が崩れたところがあり、ちょっと戸惑いますが、道は崩落地を越えた先に続きますので、慎重に下りて上れば今のところは大丈夫です。