06:32
9.8 km
846 m
東天狗岳へ〜初のソロ冬季八ヶ岳〜
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) (山梨, 長野)
2025.12.13(土) 日帰り
今回の計画は渋の湯からのピストンで。 駐車場に着いた時の外気温はマイナス8℃。アイスバーンに緊張しながらも、チェーンを履いたマイカーで本日の最初の核心部を突破しました。 渋の湯から歩き始めると、雪に包まれた静かな樹林帯。早朝のせいか人の気配はなく、心細さを覚える一方で、贅沢な静寂に心が澄んでいくような感覚がありました。 やがて視界が開け、黒百合ヒュッテに到着。少し休憩を挟み、天狗岳を目指します。そこで教えていただいた奥庭ルートへ進むと、激急登で一気に稜線へ。強風と岩場の連続に怯みながらも、指先の冷えに耐えきれず真冬用グローブに切り替え、踏ん張りながら進みました。東天狗岳直下の最後の急登は本当に厳しかったですが、東天狗岳の山頂では青空と絶景が迎えてくれました。 時間の都合で西天狗岳は今回は見送り。次回の楽しみに残して下山へ。中山峠を経由する逆回りルートを選び、優しい樹林帯に癒されながら黒百合ヒュッテへ戻りました。そして名物ビーフシチューにも間に合い、冷えた体に染み渡る最高のご褒美を味わうことができました。尚、この日は、黒百合ヒュッテまではつぼ足で。それ以降は下山までチェーンスパイクだけで歩ききることができました。 あらためて、冬季の八ヶ岳は、孤独な雪道歩きと稜線の強風・岩場が試練で、メンタルの強さも大切だと学びました。次は道連れに誰か仲間を誘うか、あるいは心の備えを十分に整えて挑みたいと思います。 今シーズン中に、主峰・赤岳を踏破する――その思いがさらに強まりました⛏️