07:06
12.1 km
1500 m
羅臼岳
羅臼岳・硫黄山(知床)・羅臼湖 (北海道)
2025.08.14(木) 日帰り
※8月14日の羅臼岳登山。色々と考える時間があったので、普段の投稿と違い饒舌。この時に感じたことを未来の自分のためにも残しておきたいため。 ・・・・・・・・・・・・・・・ 2年前に途中撤退した羅臼岳のリベンジ。 その時は小降りの雨と強風で羅臼平まで。 前日は日高町から道の駅東藻琴までの移動。 当日に移動して7時過ぎに登山開始予定。 当日の朝、道道93号から岩尾別温泉へ向かう道に入ってすぐの道路に親子熊。車が付近にいても逃げる様子はなく闊歩。 2005年の世界遺産登録から一度もヒグマ事故のない知床。この時は、知床の熊は慣れてしまっているんだとしか思わず。 駐車場は満車でさすがお盆は大賑わい。 7時半に登山開始、順調に登る。 前回撤退した羅臼平より、羅臼岳を目にした時には感動した。 11時過ぎには登頂。山頂から下を見るとさすがは知床、自然がそのまま。人の暮らす地として開拓されているところもあるが、自然も多い。 硫黄岳までテントを背負って歩きたい、そんなことを思っていた。 下山をしていると、14時前にオホーツク展望付近に到着。かなり行列が出来ていて何が起こったか分からない。が、登山道が閉鎖されたこと、ヘリが飛んでいることは分かった。ヘリが近くで飛んでいることもあり、周囲の人との会話もままならない。何が起きたのか分からない。 時間が経ってもヘリが飛び続ける。4人も5人も救助されて、どんな事故なんだと周囲とざわざわしていたら、ようやく情報が伝わった。衝撃。唖然。 待ち続け、16時にヘリで救助された。初めてのヘリコプター。そして知床自然センターへ。 警察からの聞き取り。(ここには記載しないが警察の聞き取りが陰湿、不親切で説明不足。) バスで移動のため40名になるまで待機との説明。2時間待ち、ようやく駐車場まで送ってもらえる。 そうしたら、まさかの乗用車。大変な中、送ってもらえるのありがたいけど…バスじゃないんだ… 18時半に解散。 時間があったので考え事する時間が多くあった。ここからは独り言。 生物は自然の中で生きている。生かされている。人と動物との共生と言うが、そもそもどうなのだろう。人が線引きしていることを共生と言っているのではないか?山頂から下界を眺めると、緑しか見えない大自然の中に、町は不自然に開拓されていると感じる。元々は全て緑だったのかなぁと。 現代を生きる我々は現在を「±0」の状態とするしかない。開拓され始めた時に先住民はどんな気持ちだったのだろうか。登山愛好家の視点、動物愛護や自然保護の視点、経済的観点、都市部の人と地元の人… ネットを見ているとだいたいの人が誰かの考えを否定している。自分こそが正しいと考える人が多い。日本人同士の共生も困難なのではないか。 人類、生物、自然との真の意味での共生とは…