02:56
9.0 km
634 m
浦臼山
神居尻山・ピンネシリ (北海道)
2025.11.16(日) 日帰り
麓で遊ぶだけで、訪問した気になって いたけれど (山菜時期が1番賑やか) 振り返ると、山頂は久方ぶりでした 驚 今や、昔を彷彿させるような 立派な登山道....(車で行けそう) けど....思い起こせば、入山禁止の頃とか... 登山道が藪々の頃とか... そんな時の方が、どうにか山頂まで 登れないものかと 浦臼山に執着していたように思う。 ....... (何でもそうだけど、簡単に手に入ると 価値もそれなりになってしまう) 樺戸山地は1ヶ月ほど前から、冠雪し だしたので (濃くなったり薄くなったり...) 豪雪地に生まれた、道産子のDNAが それを喜んで (待ちわびて) 早く、その中に行きたい!と 思っていました。 けど、期待はずれて 雪は ほほなく。 (長靴はいて、アイゼン持って、 気合い入れてたのだけど) なので、浦臼山ついでに (好天に誘われて) 少し先まで足を伸ばしました。 浦臼山から樺戸山の、 空知平野をのぞむ稜線から 収穫を終えた田園と、石狩川の蛇行 が見えて 空知平野に息づく 人々の暮らしを感じた。 幼い頃から 眺めるだけだった山並みに、 今こうして立てていることの 不思議と幸せ。 自分に.... 自分が在ることに感謝。 <浦臼山> 浦臼町 (国道275号のホクレン向かいに 登山口の茶色の標木案内あり) 林道 えぐれた箇所あり 気温 5℃ 風速 3 標高 971m 標識 あり 景観 よい (空知平野が望めます) 入山者 あり 熊痕跡 なし ※ 夏登山口までは、冬期は行けません。 (冬によい勝手に登山口があります) ※ わりと地元民とかが登ってたりする ので、寂しくないように思います (注、アブの時期を除いて) ※ 近隣市町村では、熊の捕獲 毎年とても多いです。 ※ 毎年、年の暮れに水木 (正月飾り) を探しに山に入りますが 浦臼山に水木が多いことに気づきました。 (山を歩いてもなかなか探せないのに、 ここにはいっぱい。灯台もと暗しとは このことか) <空知平野のおまけな話> 北海道で、1番最長な大河は 石狩川ですが (今までも、石狩川についてたくさん 書いてきました。空知川と石狩川は 幼き頃より親しんできた川) 山に登るようになり、川にも興味を持ち (正確に言うと、自然全般) 川の蛇行に、ちょっと言葉では 言い表せない.... 造形美?ロマン?歴史?のような... (源頭から河口までも、十分 物語りなの だけど) 雄大な自然美の極みのような.... そんなものを感じます。 石狩川、蛇行の美しい地点。などと ネットで検索すると 浦臼町。と出てきますが、 この浦臼町には、昔の蛇行 (川は流れを 変えるので) によって取り残された 三日月湖 (蛇行の名残) が点在してます。 (蛇行が多いのは、平地ゆえ) 年月をかけ 河川 (空知川、雨竜川を含め) が運んだ大量の土砂が、 空知平野 (石狩平野) を造り出したわけで それらを、浦臼山稜線から見てとれます (東側が夕張山地、西側が樺戸山地を含む 増毛山地な山あいの平野なので、 十勝平野のような広大さはないけど 造形美という点では、とても美しく思う) 山って、登れるんだ! って知った十数年前のピンネシリ登山から 始まり 樺戸の山も、たくさんのピークを踏ませて もらいましたが、 (低山ではあるけど、豪雪地な山なので 冬は魔物に豹変する) これから冬に向けては、時間が許せば 身近な山の三角点なども視野にいれて 愉しめたらな。 と思ったりもしています。 (地理院地図には載ってないけど....) 三女 (わんこ) をなくしてから、 少しづつ変化してきた 自分の登山スタイルも、ごく自然に 流れを変えてきたように思います。 (川みたいに....) 生きることは、旅すること。 抗えない自分の流れ (内面) のままに。