官ノ倉山:午後から楽しむ見晴らしハイク
官ノ倉山
(埼玉)
2024.04.07(日)
日帰り
埼玉県中部やや西側に位置する『小川町(おがわまち)』。江戸時代には『武蔵の小京都』の異名のもと、大いに栄えた歴史を持つが、その西隣の『東秩父村』との境界を隔てる尾根の一角に、『官ノ倉山(かんのくらやま、344m)』と呼ばれるピークが佇んでいる。かつては『神の倉山』と呼ばれ、麓の人々から信仰の対象となっていたとのこと。現在は登山道も良く整備され、山頂をお手軽に目指すコースから近隣の峰々への縦走ルートまで、周辺地域の登山者から広く親しまれているようだ。
ともあれこの日曜日の天気予報は、金曜日の時点では微妙なものであったため、午前中に家事や買い物を終えたら、昼から近場の温泉でのんびりと過ごそうと考えていた。ところが蓋を開けてみると、当日は一日中良好な天候に恵まれる様子。せっかくなので午後からは軽い山行にでも繰り出したいなあ、と考えていたところ、思い出したのが上述の『官ノ倉山』であった。本峰は最も短いコースであれば、登山口まで筆者宅から車で30分程度と近く、コースタイムも登って降りて2時間もかからない。その上眺望にも恵まれている様子で、短時間でも充実の山路を楽しめそうだ。
そんな訳で、此度はこの『官ノ倉山』を目指すことに決定。近場ながらも未踏であった小さな名峰へ向け、愛車のハンドルを取り出発である。
<アクセス>
・『笠原工務店(埼玉県比企郡小川町笠原259)』をカーナビの目的地にセット。国道から脇道に入って同店を過ぎ、道なりに進んだ先の『笠原地区憩いの場駐車場』がスタート地点となる。
・公共交通機関の場合は、JRおよび東武東上線の『小川町駅』から登山口まで徒歩1時間程度。ルートはYAMAPの登山地図を参照。
<下山後のいで湯>
今回は近場の『おがわ温泉 花和楽の湯』を利用。『笠原地区憩いの場駐車場』から車で10分程度(小川町駅からは徒歩10分程度)。ボディソープ、シャンプーおよびリンスーの備え付けあり。岩盤浴あり(別料金)。レストランあり。宿泊施設もあり。料金は各種条件によって異なるため、公式ウェブサイトを参照のこと。