🌙月の名に立つ姨捨山(冠着山)

2021.02.06(土) 日帰り

活動データ

タイム

05:08

距離

13.8km

のぼり

1091m

くだり

1091m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 8
休憩時間
52
距離
13.8 km
のぼり / くだり
1091 / 1091 m
1 30
39
1
23
1
30

活動詳細

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北信地方でこの時期としてはとても貴重な、終日穏やかな晴天が広がる土曜日。 5週連続となる地元里山歩きは、千曲市にある冠着山(かむりきやま)へ! この山は別名姨捨山(おばすてやま)と呼ばれ、民話に出てくる「おばすてやま👵」の舞台となっている山です。 また、山の中腹に広がる棚田は「田毎の月🌙」で月見の名所として有名です。 (タイトルは県歌「信濃の国」の四番の歌詞から引用しています) 姨捨山に登るルートはたくさんありますが、今回は麓から標高差900mの山頂を目指す周回コースを選びました。千曲市の更級小学校付近を起点に、坊城平キャンプ場経由で山頂を目指し、上山田温泉付近の佐良志奈神社へと下山するルートです。 登り始めからしばらくはリンゴ畑の中の一般道を歩いていきます。山際までたどり着くとゲートがあり、冬期は車が通行できなくなっています。登山者はOKなのでゲートを突破して林道を4kmほど歩くと「坊城平いこいの森キャンプ場🏕」に着きます。冬期以外はここまで車で来ることもできます。 坊城平に姨捨山への登山口があり、ここから先が登山道となります。 登山道には雪があり、山頂に近づくにつれてズブズブとブーツが埋まって歩きにくくなっていきました。😬 ときどき「ズボッ」と膝くらいまで埋まるほどの積雪に四苦八苦しながらようやく山頂へ。 山頂からは北方向に真っ白な北アルプス、戸隠連山、高妻山、飯縄山、眼下に善光寺平を一望できました。 南方向には蓼科、美ヶ原、中央アルプス、御嶽山を望むことができました。🏔 山頂より少し下った展望台からは東方向の景色を楽しむことができ、四阿山~浅間山の白い頂がよく見えました。 同じ時間帯に登ってこられた地元の方と「あの方向に見える山は何ですかね~」などと会話しながら、くっきりと遠くまで見渡せる景色を楽しみました。😊 お昼はいつものカップ麺🍜&コーヒー☕。腹ごしらえしながらいつもより長時間の山頂滞在となりました。 さて、いつもピストンだと面白くないので、今回は別ルートを辿って下山することにしました。 尾根伝いに上山田温泉街へと下るルートです。ただ、このルート、地図を見るとほぼ一直線ですが、やたら等高線間隔が細かいところを突っ切っているので、かなりの急坂です。しかも登山道がそれほどしっかりと整備されていないので、うっかりしていると本当に「おばすてやま」のように道に迷って里へ帰れなくなってしまうかも!?😱 何とか無事に麓まで下山することができました。歩行距離は・・・13.6km!? 何だ、意外に短かったなあ・・・。目標は20kmなんですけどね。😕 ・・・というわけで、詳細レポは写真のコメントを見てくださいね。😊

冠着山(姨捨山) 千曲川に架かる「冠着橋」からの姨捨山(冠着山)の全容。長野市内からも周りよりもちょこんと高く目立って見える山です。いいね~、麓からなんて登りごたえありそうじゃん!
千曲川に架かる「冠着橋」からの姨捨山(冠着山)の全容。長野市内からも周りよりもちょこんと高く目立って見える山です。いいね~、麓からなんて登りごたえありそうじゃん!
冠着山(姨捨山) リンゴ畑の中の道を歩いていく。正面に姨捨山。いい雰囲気♪~
リンゴ畑の中の道を歩いていく。正面に姨捨山。いい雰囲気♪~
冠着山(姨捨山) 後ろを振り返ると麓の街並みと遠く飯縄山がよく見渡せる。
後ろを振り返ると麓の街並みと遠く飯縄山がよく見渡せる。
冠着山(姨捨山) 山際まで歩いてくると道路にも積雪が見られるようになる。そして・・・出た!冬期閉鎖のゲート。前回も同じようなことがあったなぁ・・・。
当然突破ですね!
山際まで歩いてくると道路にも積雪が見られるようになる。そして・・・出た!冬期閉鎖のゲート。前回も同じようなことがあったなぁ・・・。 当然突破ですね!
冠着山(姨捨山) ゲートを過ぎてすぐのところで木彫りのクマさんとフクロウさんとタヌキさん・・・かな?がお出迎え。
ゲートを過ぎてすぐのところで木彫りのクマさんとフクロウさんとタヌキさん・・・かな?がお出迎え。
冠着山(姨捨山) 途中の池は全面氷結。
途中の池は全面氷結。
冠着山(姨捨山) 姨捨山がだんだん近くに見えるようになってきた。
姨捨山がだんだん近くに見えるようになってきた。
冠着山(姨捨山) 林道はアイスバーン状の積雪。
林道はアイスバーン状の積雪。
冠着山(姨捨山) 坊城山いこいの森キャンプ場に到着。展望台があったが、ここからの眺めは木が邪魔してあまりよろしくない。
坊城山いこいの森キャンプ場に到着。展望台があったが、ここからの眺めは木が邪魔してあまりよろしくない。
冠着山(姨捨山) キャンプ場にある登山口。山頂に冠着神社があるのでここで鳥居をくぐっていくことになる。
キャンプ場にある登山口。山頂に冠着神社があるのでここで鳥居をくぐっていくことになる。
冠着山(姨捨山) 山頂へと続く登山道。最近誰かが歩いた様子はない。
山頂へと続く登山道。最近誰かが歩いた様子はない。
冠着山(姨捨山) 山頂に近づくにつれ、どんどん雪が深くなる。誰も歩いていない登山道をマーキングを頼りに進んで行く。
山頂に近づくにつれ、どんどん雪が深くなる。誰も歩いていない登山道をマーキングを頼りに進んで行く。
冠着山(姨捨山) 途中の分岐点。下山ルートはここで分かれる。
途中の分岐点。下山ルートはここで分かれる。
冠着山(姨捨山) 別ルートからの登山道との合流地点。
別ルートからの登山道との合流地点。
冠着山(姨捨山) 山頂直下の急斜面。積雪は30cm以上はあるかなぁ。とにかく足がズブズブと沈むので結構体力を消耗する。
山頂直下の急斜面。積雪は30cm以上はあるかなぁ。とにかく足がズブズブと沈むので結構体力を消耗する。
冠着山(姨捨山) 山頂付近の東方向の展望台。
山頂付近の東方向の展望台。
冠着山(姨捨山) 展望台からの眺め。正面に四阿山と根子岳がくっきり見える。
展望台からの眺め。正面に四阿山と根子岳がくっきり見える。
冠着山(姨捨山) 少し南に視線を移すと、一番奥にこの日噴火警戒レベルが1に引き下げられて前掛山までの登山が解禁になった浅間山が見える。
少し南に視線を移すと、一番奥にこの日噴火警戒レベルが1に引き下げられて前掛山までの登山が解禁になった浅間山が見える。
冠着山(姨捨山) 麓の坂城町を一望。
麓の坂城町を一望。
冠着山(姨捨山) 山頂に到着。小さな小屋の中に冠着神社の社がある。
山頂に到着。小さな小屋の中に冠着神社の社がある。
冠着山(姨捨山) 高浜虚子作「更級や姨捨山の月ぞこれ」の句碑。
高浜虚子作「更級や姨捨山の月ぞこれ」の句碑。
冠着山(姨捨山) 山頂は結構広く、日当たりも良い。
山頂は結構広く、日当たりも良い。
冠着山(姨捨山) 山頂からは北方向が開けていて、遠くの山々や麓の善光寺平が一望できる。右から、飯縄、黒姫、妙高、火打、高妻、戸隠のオールスターズ。
山頂からは北方向が開けていて、遠くの山々や麓の善光寺平が一望できる。右から、飯縄、黒姫、妙高、火打、高妻、戸隠のオールスターズ。
冠着山(姨捨山) 長野自動車道姨捨サービスエリア付近。
長野自動車道姨捨サービスエリア付近。
冠着山(姨捨山) 冠着神社。登頂者が記録できるノートが置いてあった。
冠着神社。登頂者が記録できるノートが置いてあった。
冠着山(姨捨山) 山頂の碑がないので・・・とりあえず絶景ポイントで1枚撮っておくか。
山頂の碑がないので・・・とりあえず絶景ポイントで1枚撮っておくか。
冠着山(姨捨山) こちらは北信五岳の一つの斑尾山。
こちらは北信五岳の一つの斑尾山。
冠着山(姨捨山) 少し早いけど・・・お腹がすいたので山ラーメンと行きますか!
少し早いけど・・・お腹がすいたので山ラーメンと行きますか!
冠着山(姨捨山) 食事場所はアルプス展望の特等席。真っ白に雪を頂いた北アルプス連山を一望。右から白馬乗鞍、白馬、杓子、白馬鑓、唐松、五竜、鹿島槍の雄大な眺め。
食事場所はアルプス展望の特等席。真っ白に雪を頂いた北アルプス連山を一望。右から白馬乗鞍、白馬、杓子、白馬鑓、唐松、五竜、鹿島槍の雄大な眺め。
冠着山(姨捨山) こんな素晴らしい景色を眺めながらのランチタイム。最高です!
こんな素晴らしい景色を眺めながらのランチタイム。最高です!
冠着山(姨捨山) 食後のあったかいコーヒーもまた格別。
食後のあったかいコーヒーもまた格別。
冠着山(姨捨山) そうそう、南側も展望が開けているのでしっかり見ておかないと。正面は美ヶ原で・・・奥の雪山は中央アルプスかな?
同じ時間帯に登ってきた地元の方とそんな会話を交わす。
そうそう、南側も展望が開けているのでしっかり見ておかないと。正面は美ヶ原で・・・奥の雪山は中央アルプスかな? 同じ時間帯に登ってきた地元の方とそんな会話を交わす。
冠着山(姨捨山) 蓼科山のなだらかな稜線が見える。
(ちょっとピンボケになっちゃった・・・)
蓼科山のなだらかな稜線が見える。 (ちょっとピンボケになっちゃった・・・)
冠着山(姨捨山) 南西方向の展望。左奥の雪山は・・・御嶽山かな?
いや乗鞍岳でしょ?
地元の方と山を見ながら意見が食い違いましたが・・・。
正解は御嶽山です。
南西方向の展望。左奥の雪山は・・・御嶽山かな? いや乗鞍岳でしょ? 地元の方と山を見ながら意見が食い違いましたが・・・。 正解は御嶽山です。
冠着山(姨捨山) 山頂でゆっくりと景色を楽しんでから、別ルートで下山へ。山頂からいこいの森へと下山するもう一つのルートは、「ホントにこの道でいいの!?」と感じてしまうくらいわかりにくい。この辺りに垂直のロッククライミングが楽しめる坊抱岩(ぼこだきいわ)があるが、今回はスルー。
山頂でゆっくりと景色を楽しんでから、別ルートで下山へ。山頂からいこいの森へと下山するもう一つのルートは、「ホントにこの道でいいの!?」と感じてしまうくらいわかりにくい。この辺りに垂直のロッククライミングが楽しめる坊抱岩(ぼこだきいわ)があるが、今回はスルー。
冠着山(姨捨山) 地図を頼りに無事に分岐点に到着。ここからキャンプ場には戻らずに上山田温泉方面へとルートを辿る。
地図を頼りに無事に分岐点に到着。ここからキャンプ場には戻らずに上山田温泉方面へとルートを辿る。
冠着山(姨捨山) このルート、結構ハードです!
急な下りが多いくせに、途中で3か所も登り返しがあるとは・・・。
少し下った後の1つ目の登り返しのピークがここ。
このルート、結構ハードです! 急な下りが多いくせに、途中で3か所も登り返しがあるとは・・・。 少し下った後の1つ目の登り返しのピークがここ。
冠着山(姨捨山) ここが2つ目の登り返しのピーク。
ここが2つ目の登り返しのピーク。
冠着山(姨捨山) 地図上ではほぼ一直線。両側が急斜面になっている尾根を下っていく。
地図上ではほぼ一直線。両側が急斜面になっている尾根を下っていく。
冠着山(姨捨山) 途中で鉄塔の下をくぐる。
途中で鉄塔の下をくぐる。
冠着山(姨捨山) 鉄塔の下からはなかなか良い展望が開けていた。
鉄塔の下からはなかなか良い展望が開けていた。
冠着山(姨捨山) 第三展望台。
第三展望台。
冠着山(姨捨山) 第二展望台。麓に広がるのは坂城町。千曲川もよく見える。
第二展望台。麓に広がるのは坂城町。千曲川もよく見える。
冠着山(姨捨山) こ、これは・・・!?
ツキノワグマのウ○○じゃないかっ!
しかも・・・まだ新しい感じ。
オイオイ、やべぇゾ~、この近くにいるかもしれないじゃん!
こ、これは・・・!? ツキノワグマのウ○○じゃないかっ! しかも・・・まだ新しい感じ。 オイオイ、やべぇゾ~、この近くにいるかもしれないじゃん!
冠着山(姨捨山) クマの落とし物に焦って意識的に声を出しながら下山する。クマよけ鈴は絶えず鳴らしてはいるが、やっぱりそれだけでは心細い。少し進んだ3つ目の登り返しの近くでも再びクマのウ○○を発見し、ますます焦る。
クマの落とし物に焦って意識的に声を出しながら下山する。クマよけ鈴は絶えず鳴らしてはいるが、やっぱりそれだけでは心細い。少し進んだ3つ目の登り返しの近くでも再びクマのウ○○を発見し、ますます焦る。
冠着山(姨捨山) 急な下り坂を下り続けてようやく案内道標のあるところまで下りてきた。それにしてもこのルート、登山道があまり整備されておらず、うっかりしていると道を見失いやすい場所もあり、おまけにクマの生息域にもなっていて、ハラハラ続きだったなあ・・・。
急な下り坂を下り続けてようやく案内道標のあるところまで下りてきた。それにしてもこのルート、登山道があまり整備されておらず、うっかりしていると道を見失いやすい場所もあり、おまけにクマの生息域にもなっていて、ハラハラ続きだったなあ・・・。
冠着山(姨捨山) 最後に「八王子山」という小ピークを通過するルートとトラバースして下るルートに分かれるが、せっかくなので登っておこうか。
最後に「八王子山」という小ピークを通過するルートとトラバースして下るルートに分かれるが、せっかくなので登っておこうか。
冠着山(姨捨山) 八王子山からの下山はこれまた急。
八王子山からの下山はこれまた急。
冠着山(姨捨山) 八王子山からの下山途中に上山田温泉街を一望。
八王子山からの下山途中に上山田温泉街を一望。
冠着山(姨捨山) 無事に麓の佐良志奈神社に下山することができました。
ここからは道路沿いを歩いてスタート地点まで戻るだけ。
行きはよいよい、帰りはコワイ。
なかなかスリルのある山行だったぜい!
無事に麓の佐良志奈神社に下山することができました。 ここからは道路沿いを歩いてスタート地点まで戻るだけ。 行きはよいよい、帰りはコワイ。 なかなかスリルのある山行だったぜい!

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