2020_猿留山道より観音岳(ワラビタイ沢→追分峠)

2020.10.18(日) 日帰り

活動データ

タイム

08:08

距離

19.0km

のぼり

1281m

くだり

1189m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 8
休憩時間
1 時間 5
距離
19.0 km
のぼり / くだり
1281 / 1189 m
3 5
3 48
44

活動詳細

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マイケル氏が企画した猿留山道を歩き、途中で観音岳のピークを踏むという山行に参加した。 猿留山道は、伊能忠敬や松浦武四郎も歩いたという北海道では歴史のある古の道。 自分含め山道好き4名(マイケルさん、SQさん、HTMさん)が集まった。 【記録・メモ】 ■仕事を終えてから準備を整え、えりも町に前乗りする。 ■えりも町23時頃到着、コンビニで買い物し車に戻ろうとしたらエゾシカの群れに遭遇、しばらく見つめ合った後、彼らは国道を横断し山に戻っていった。 ■えりも町灯台公園で車中泊する。寒さから2時頃目が覚めて外を見るとキタキツネが小動物を捕獲したようで食事中だった。食事の邪魔をしないように頭までシェラフを被りまた眠りに入る。 ■5時前に起床、軽く朝食をとり集合場所の追分峠に向かう。放牧前の牧場を我が物顔で牧草を食むエゾシカの群れ。その中の1頭に黒いエゾシカが居た。初めて見る色だ。 ■集合時間の6:30より余裕を持って到着、間もなくメンバーも到着し車2台デポする。自分の車にメンバーを乗せ出発点のワラビタイ沢に向かう。 ■予定通り出発地点のワラビタイ沢林道入口に到着、準備を整え7:10山道歩き開始。 ■朝の木洩れ陽の中を渡渉し尾根を目指しての上り道となる。 ■江戸時代は馬も引き連れて歩いたというので梯子は無かったと思われるが現在は梯子場もある。 ■急登は無く、九十九折で登っていく。 ■今回全員がお初のメンバーなので、みんなスピードハイカーで付いていけないんじゃないかと心配していたが、みんな健脚だが付いていけるスピードでホッとする。 ■沼見峠までは尾根歩きで林間より眺望もあるので景色を楽しみながら歩けるのが良い。 ■コンタ360mあたりで観音岳が見えて来る。 ■415mポコの手前の林間から豊似湖が見えた。登山道ではなく山道なので尾根伝いの415mポコには登らず山道は西側を巻くルートになっている。 ■415mポコから500m程進んだところに豊似湖へ下りれる分岐があった。今回は豊似湖へは寄らずにスルーする。 ■9:00沼見峠到着、峠には旅の安全と地域の発展を願い江戸時代に建立されたという妙見菩薩と馬頭観音の石碑が並んで建っている。 ■妙見菩薩は祠になっており扉をあけると石像が現れる。石像は一般的な妙見菩薩の姿とは異なり仙人のような風貌だ。持論になるが妙見菩薩は北極星または北斗七星を神格化した天部ということで、七福神の福禄寿も北極老人と呼ばれ北極星の化身とされている為、この石像は福禄寿ではないかと思う。 ■沼見峠というだけあって豊似湖を望むことができるが、ハート形には見えない。 ■HTMさんは観音岳には既に登頂済みで藪漕ぎしたくないとのことで一旦お別れして先に進む。 ■行動食を食べて残った三人で9:10、観音岳を目指し出発。 ■石碑の裏に派生している尾根を詰める。途中まで刈り払いされているが途中から笹薮となる。 ■笹は都笹なので歩きやすく踏み跡もしっかり付いている。 ■コンタ690mあたりに奥山半僧坊を祀った祠がある。この祠を見るのも今回の山行の楽しみの一つ。 ■奥山半僧坊は天狗で海難防除、火伏の御利益があるとのこと。 ■持論だが北前船の航海で難所と言われた襟裳岬、航海や漁の無事を祈って奥山半僧坊を祀ったのだろう。 ■これも持論だが沼見峠の妙見菩薩も北極星の化身ということで北極星が航海の目印となることから海上安全の神ということで祀られたのだろう。 ■奥山半僧坊に賽銭を上げ登山の無事を祈る。 ■コンタ830mがニセピーク、襟裳岬が見える。 ■ここから細い白樺の低木と今までより笹の丈が長くなり、踏み跡も不明瞭になる。 ■10:20観音岳山頂到着、山頂は狭く笹地に這松が疎らに繁り草地に石がポコっと露出している。山頂標識は無い。 ■豊似岳、三枚岳、二枚岳などの近郊の山が良く見え、日高山脈も望めたが若干頭に雲がかかっている。楽古岳も見えるとの事だが山座同定出来ない。 ■風を避けながら山頂で休憩をとる。豊似岳を眺めながら行動食や水分補給など15分ほど休み下山開始する。 ■上り70分かかったが下山は早い40分で沼見峠に到着。 ■山道の前半は尾根歩きだったが沼見峠からガロウ川までは斜面をトラバースするように進む。 ■沢筋や苔むした石なども現れ趣が変わる。 ■鹿の気配も強くなり、鹿糞も散乱し踏まずに歩くのが難しいぐらいだ。 ■マイケルさんが鹿の角を見つける。鹿の角を見たのは喜茂別岳以来だ。 ■マイケルさんが今度は鹿のヌタ場を発見する。ヌタ場は体表に付いているダニなどの寄生虫や汚れを落とすために泥を浴びる場所とされているが、SQさん曰く繁殖に入るこの時期の雄鹿はヌタ場で体を黒くすることにより、体をより大きく見せ雌鹿にアピールするとのこと。なるほど朝牧場で見たのは、泥を塗った雄鹿だったんだと納得した。 ■コンタ370mあたりから斜面も緩やかで疎林帯になり山道のルートが不明瞭になる。ピンテや測量杭を注意深く探しながら進む。 ■コンタ300mあたりで林道との交差があり、山道のルートを見失う。どうも地形図の林道の位置とGPSの位置もズレている。林道に出て右側の林道を成りに進んでルートを探すが見当たらず引き返す。林道交差部を今度は左側に進むとルートの指示標識を発見。これで15分ほどタイムロスする。 ■コンタ270mで二度目の林道交差するが、今度は要領よくルートを見つけ出せた。SQさん曰く林道は山道の痕跡や面影を消し去ってしまうので厄介だとの事。実体験してその意味合いが理解できた。 ■12:38ガロウ川到着、水量が多く慎重に場所を選ばないと靴が濡れてしまう。マイケルさんは長靴なのであっという間に渡ってしまった。SQさんが選んだ飛び石の後を慎重に渡る。渡渉のことを考えずTグリップのポール1本しか持ってこなかったのでバランスが取りづらい。今日の核心部はここか、なんとか靴を濡らさずに渡渉できた。 ■ここから旧肉牛牧場まで上り返す。 ■コンタ340mあたりで林道に合流、ここから林道歩きとなる。 ■道は林道から作業道に変わり二枚岳が見える。 ■しばらく作業道を進むと旧肉牛牧場に着く。牧場との境に張り巡らされた柵越しに見る牧場は広大だ。 ■牧場を眺めながら延々歩く、対向から軽トラが来て単独の女性とすれ違ったとの事、HTMさん無事に先行している様子にメンバーみんな安心する。 ■豊似岳の登山口を通過するとオキシマップ山とルチシ山が見えてくる。 ■まだ15時前だというのに、もう夕方のように暗くなり出し冬が近づいて来てるのを実感する。 ■長い作業道歩きにうんざりした頃、15:19追分峠に到着した。 ■HTMさんと合流、SQさんとHTMさんとはここでお別れ、自分はマイケルさんの車で出発点のワラビタイ沢に向かう。 ■16時頃ワラビタイ沢に到着、ここでマイケルさんとお別れして解散となる。 ■最後のロードは、うんざりしたが歴史的な道を歩くことが出来、南日高の眺望も楽しめ全体的に満足の山行だった。 ■えりも漁協の直売所でお土産の「つぶわさび」を買って帰札する。

豊似岳 放牧前の牧場を我が物顔でうろつくエゾシカの群れ。
放牧前の牧場を我が物顔でうろつくエゾシカの群れ。
豊似岳 集合場所の追分峠で待機。
集合場所の追分峠で待機。
豊似岳 出発点のワラビタイ沢入口。
出発点のワラビタイ沢入口。
豊似岳 歩き始めのワラビタイ沢林道。
歩き始めのワラビタイ沢林道。
豊似岳 立派な標識。
立派な標識。
豊似岳 木漏れ陽の中を渡渉。
木漏れ陽の中を渡渉。
豊似岳 案内図。
案内図。
豊似岳 梯子場。
梯子場。
豊似岳 最初の山道はこんな感じ。
最初の山道はこんな感じ。
豊似岳 迷いそうな場所や急な斜面のトラバース箇所に設置してある注意看板。
迷いそうな場所や急な斜面のトラバース箇所に設置してある注意看板。
豊似岳 山道の測量杭。
山道の測量杭。
豊似岳 尾根への登り道。
尾根への登り道。
豊似岳 山道の林間からの山並①。
山道の林間からの山並①。
豊似岳 尾根に出ました。
尾根に出ました。
豊似岳 まずは沼見峠を目指します。
まずは沼見峠を目指します。
豊似岳 山道の林間からの山並②。
山道の林間からの山並②。
豊似岳 観音岳が見えて来た。
観音岳が見えて来た。
豊似岳 尾根道をひたすら進む。
尾根道をひたすら進む。
豊似岳 豊似湖が見えた。
豊似湖が見えた。
豊似岳 415mポコは踏まずに巻くルート。
415mポコは踏まずに巻くルート。
豊似岳 豊似湖への分岐標識。
豊似湖への分岐標識。
豊似岳 豊似湖へ下る道。
豊似湖へ下る道。
豊似岳 九十九折で登ります。
九十九折で登ります。
豊似岳 観音岳近づいてきた。
観音岳近づいてきた。
豊似岳 トラバースの道は歩きづらい。
トラバースの道は歩きづらい。
豊似岳 山道の林間からの山並③。
中央のとんがりは袴腰岳かな?
山道の林間からの山並③。 中央のとんがりは袴腰岳かな?
豊似岳 沼見峠の手前まで来ると海が見える。
沼見峠の手前まで来ると海が見える。
豊似岳 沼見峠に到着。
沼見峠に到着。
豊似岳 豊似湖を見下ろす。
豊似湖を見下ろす。
豊似岳 妙見菩薩。
妙見菩薩。
豊似岳 馬頭観音。
馬頭観音。
豊似岳 観音岳に向かいます。
観音岳に向かいます。
豊似岳 笹の高さはこんな感じ。
笹の高さはこんな感じ。
豊似岳 歩いてきた山道の尾根道。
歩いてきた山道の尾根道。
豊似岳 祠が見えて来た。
祠が見えて来た。
豊似岳 祠に到着。
祠に到着。
豊似岳 奥山半僧坊の石像。
奥山半僧坊の石像。
豊似岳 奥山半僧坊が祀られた祠。
奥山半僧坊が祀られた祠。
豊似岳 山頂に向かってさらに尾根を登ります。
山頂に向かってさらに尾根を登ります。
豊似岳 庶野漁港の方向。
海が輝いている。
庶野漁港の方向。 海が輝いている。
豊似岳 登って来た方向を振り返る。
登って来た方向を振り返る。
豊似岳 もう少しでニセピーク。
もう少しでニセピーク。
豊似岳 襟裳岬が見える。
襟裳岬が見える。
豊似岳 山頂まで、もうひと踏ん張り。
山頂まで、もうひと踏ん張り。
豊似岳 尾根から望む豊似湖。
尾根から望む豊似湖。
豊似岳 白樺が混在してくる。
白樺が混在してくる。
豊似岳 山頂到着。
山頂到着。
豊似岳 【山頂からの眺望】
中央:1088m峰、右:豊似岳。
【山頂からの眺望】 中央:1088m峰、右:豊似岳。
豊似岳 【山頂からの眺望】
【山頂からの眺望】
豊似岳 【山頂からの眺望】
【山頂からの眺望】
豊似岳 【山頂からの眺望】
【山頂からの眺望】
豊似岳 おにぎりと豊似岳。
おにぎりと豊似岳。
豊似岳 いつものヤッターポーズ。
いつものヤッターポーズ。
豊似岳 沼見峠まで戻ってきました。
沼見峠まで戻ってきました。
豊似岳 歩き辛いトラバース斜面。
歩き辛いトラバース斜面。
豊似岳 牧場の川に続く沢筋。
牧場の川に続く沢筋。
豊似岳 苔むした石が現れる。
苔むした石が現れる。
豊似岳 苔もっこもこ。
苔もっこもこ。
豊似岳 趣ある山道。
趣ある山道。
豊似岳 落ちていた鹿の角。
落ちていた鹿の角。
豊似岳 ガロウ川に向かって下ります。
ガロウ川に向かって下ります。
豊似岳 徐々にルートが不明瞭になる。
徐々にルートが不明瞭になる。
豊似岳 小さい渡渉。
小さい渡渉。
豊似岳 鹿糞だらけ。
鹿糞だらけ。
豊似岳 ヌタ場。
ヌタ場。
豊似岳 イイ感じの巨木。
イイ感じの巨木。
豊似岳 林道交差箇所①
林道交差箇所①
豊似岳 矢印の方向を見るがルートらしい踏み跡は見つからない。
矢印の方向を見るがルートらしい踏み跡は見つからない。
豊似岳 右側のお林道を進んでみる。
右側のお林道を進んでみる。
豊似岳 戻って左側の林道を20mほど進むとルート発見。
戻って左側の林道を20mほど進むとルート発見。
豊似岳 ガロウ川を渡渉。
ここが核心部になった。
ガロウ川を渡渉。 ここが核心部になった。
豊似岳 旧牛肉牧場に向かって上り返す。
旧牛肉牧場に向かって上り返す。
豊似岳 松林を進みます。
松林を進みます。
豊似岳 立派な木造の土留め。
立派な木造の土留め。
豊似岳 梯子場。
梯子場。
豊似岳 作業道に合流。
作業道に合流。
豊似岳 三枚岳。
三枚岳。
豊似岳 襟裳岬が近づいてきた。
襟裳岬が近づいてきた。
豊似岳 豊似岳登山口。
豊似岳登山口。
豊似岳 作業道をひたすら歩く。
作業道をひたすら歩く。
豊似岳 牧場からオキシマップ山が見えるようになる。
牧場からオキシマップ山が見えるようになる。
豊似岳 二枚岳と三枚岳。
二枚岳と三枚岳。
豊似岳 右:オキシマップ山、左:ルチシ山。
右:オキシマップ山、左:ルチシ山。
豊似岳 空は夕暮れのような感じになってきた。
空は夕暮れのような感じになってきた。
豊似岳 牧場を駆けまわるエゾシカ。
白いお尻がメンコイ。
牧場を駆けまわるエゾシカ。 白いお尻がメンコイ。
豊似岳 やっとゲートに着いた。
やっとゲートに着いた。
豊似岳 追分峠到着。
追分峠到着。
豊似岳 ワラビタイ沢から戻って来た時には夕日が沈む頃だった。
ワラビタイ沢から戻って来た時には夕日が沈む頃だった。

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