大双嶺山 かんじきハイク

2018.02.21(水) 日帰り

活動データ

タイム

04:26

距離

6.3km

のぼり

493m

くだり

487m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 26
休憩時間
31
距離
6.3 km
のぼり / くだり
493 / 487 m
2 29
1 20

活動詳細

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二子山 県道187号線『荒屋敷月岡町線』を車でひた南下。
走ること、約30分。県道沿いに点在する集落の一つ、『石渕』に到着。
もはや、同じ富山市とは思えない風景です。
集落の入り口と思われるところにはバス停がありました。
ここでバスを待っていれば、間違いなくトトロに出会えそうですが、

本日は猫の化け物ではなく、大双嶺山が目的なので先を急ぎます。

 
県道187号線『荒屋敷月岡町線』を車でひた南下。 走ること、約30分。県道沿いに点在する集落の一つ、『石渕』に到着。 もはや、同じ富山市とは思えない風景です。 集落の入り口と思われるところにはバス停がありました。 ここでバスを待っていれば、間違いなくトトロに出会えそうですが、 本日は猫の化け物ではなく、大双嶺山が目的なので先を急ぎます。  
二子山 道はどんどん険しさを増してきます。
頭上には大きくオーバーハングした崖がせまっており、路上には上から落下してきたであろう石が散らばっております。
酷道険道好きにはたまらない道、県道187号線。
道はどんどん険しさを増してきます。 頭上には大きくオーバーハングした崖がせまっており、路上には上から落下してきたであろう石が散らばっております。 酷道険道好きにはたまらない道、県道187号線。
二子山 沿線で最後の集落『小坂』を通過し、、、
沿線で最後の集落『小坂』を通過し、、、
二子山 スタート地点である神明社付近に到着です。
除雪車の雪捨て場があり、そこに極力邪魔にならないように駐車。
かんじきを装着し、登山開始です。
画像矢印のように県道から二股に分かれているところで左へ進みます。
スタート地点である神明社付近に到着です。 除雪車の雪捨て場があり、そこに極力邪魔にならないように駐車。 かんじきを装着し、登山開始です。 画像矢印のように県道から二股に分かれているところで左へ進みます。
二子山 神明社を過ぎ、黒川の支流に沿って歩を進めます。
スノーシューのトレースがありました。
神明社を過ぎ、黒川の支流に沿って歩を進めます。 スノーシューのトレースがありました。
二子山 こんな景色の中、約1kmほど進み、、、
こんな景色の中、約1kmほど進み、、、
二子山 川幅が狭くなっており、かつ沢に降りやすいポイントで渡渉し、
川幅が狭くなっており、かつ沢に降りやすいポイントで渡渉し、
二子山 植林された杉林の斜面を黙々と登ります。
植林された杉林の斜面を黙々と登ります。
二子山 直登能力の高いかんじきでもちょいとキツイところは、細かいジグを切ってじわじわと高度を上げます。
いつのころからかスノーシューのトレースは無くなり、ここからは自分のみか、、

と考えていると、
直登能力の高いかんじきでもちょいとキツイところは、細かいジグを切ってじわじわと高度を上げます。 いつのころからかスノーシューのトレースは無くなり、ここからは自分のみか、、 と考えていると、
二子山 獣のトレースを発見し、貸切ではないことを知る、、、
獣のトレースを発見し、貸切ではないことを知る、、、
二子山 少し傾斜が緩むところもありましたが、
少し傾斜が緩むところもありましたが、
二子山 基本的には急登(汗)
基本的には急登(汗)
二子山 スタートから、約1時間半。

通過点と考えていた主尾根上の鞍部に到着。
木々の間から西側の視界が効くようになりました。
なんの目印も無い中、地形図、コンパス、高度計そしてスマホGPSを駆使し目指していたポイントに到着でき、まずは安堵♪

ここで小休止し、先へ進みます。
スタートから、約1時間半。 通過点と考えていた主尾根上の鞍部に到着。 木々の間から西側の視界が効くようになりました。 なんの目印も無い中、地形図、コンパス、高度計そしてスマホGPSを駆使し目指していたポイントに到着でき、まずは安堵♪ ここで小休止し、先へ進みます。
二子山 尾根上の細かいアップダウンを避けるため斜面を巻こうと考えていると、自分が思っていたラインに獣のトレースが。
先ほど見つけたトレースといい、これといい、ホントに絶妙なライン取りをしてます。
獣たちの山を知り尽くしている感、ハンパないっす。
尾根上の細かいアップダウンを避けるため斜面を巻こうと考えていると、自分が思っていたラインに獣のトレースが。 先ほど見つけたトレースといい、これといい、ホントに絶妙なライン取りをしてます。 獣たちの山を知り尽くしている感、ハンパないっす。
二子山 スキーで滑ると気持ち良さそうな斜面を横切り、、、
スキーで滑ると気持ち良さそうな斜面を横切り、、、
二子山 広い尾根にでました。
雑木林が広がっております。
広い尾根にでました。 雑木林が広がっております。
二子山 小佐波御前山
東面を眺めるのは新鮮です。
小佐波御前山 東面を眺めるのは新鮮です。
二子山 疎林具合がいい雰囲気。
疎林具合がいい雰囲気。
二子山 しばらく進み、大双嶺山手前のピークへ。
富山平野が見え始めました。

 
しばらく進み、大双嶺山手前のピークへ。 富山平野が見え始めました。  
二子山 このピークには見事な赤松が凛と立ってました。
このピークには見事な赤松が凛と立ってました。
二子山 どうですか?この官能的なボディ(笑)
どうですか?この官能的なボディ(笑)
二子山 ここまできて、ようやく大双嶺山ピークを捉えました。
ここから鞍部まで少し下り、30mほど登り返すと、、、
ここまできて、ようやく大双嶺山ピークを捉えました。 ここから鞍部まで少し下り、30mほど登り返すと、、、
二子山 12:05、神明社を出発し、約2時間半。
大双嶺山ピーク、到着です!

が、

木々に遮られ展望は芳しくないうえに、空も曇りがちで、見ごたえのあるものは、、、


残念ながら、特に無し。
12:05、神明社を出発し、約2時間半。 大双嶺山ピーク、到着です! が、 木々に遮られ展望は芳しくないうえに、空も曇りがちで、見ごたえのあるものは、、、 残念ながら、特に無し。
二子山 ですが、ここまで来ておいて全く何もしないのは釈然としないので、、

まずは、記念撮影。
ですが、ここまで来ておいて全く何もしないのは釈然としないので、、 まずは、記念撮影。
二子山 そして、最近手に入れた、『ゾンデ棒』を雪面にブッ刺す。
そして、最近手に入れた、『ゾンデ棒』を雪面にブッ刺す。
二子山 積雪は、約160cmと確認したところで下山する事と致します。
積雪は、約160cmと確認したところで下山する事と致します。
二子山 12:45、下山開始。

来たルートをピストン。
先ほどからチラついていた雪がとうとう本降りになってきました。
自分のトレースを見失わないように、慎重に下ります。
12:45、下山開始。 来たルートをピストン。 先ほどからチラついていた雪がとうとう本降りになってきました。 自分のトレースを見失わないように、慎重に下ります。
二子山 画像の中央やや右に、同じく越中の百山『二子山』
名の如く、双耳峰です。
画像の中央やや右に、同じく越中の百山『二子山』 名の如く、双耳峰です。
二子山 13:18、往路で小休止した、鞍部を通過し、、、
13:18、往路で小休止した、鞍部を通過し、、、
二子山 杉の植林まで戻って参りました。
ここまで来れば、ゴールは目前。
杉の植林まで戻って参りました。 ここまで来れば、ゴールは目前。
二子山 13:50 渡渉点
13:50 渡渉点
二子山 かんじきを外すのも億劫なので、そのまま突破(笑)
沢の流れとともにゴールを目指し、、、
かんじきを外すのも億劫なので、そのまま突破(笑) 沢の流れとともにゴールを目指し、、、
二子山 14:10
駐車ポイントに戻ってきました。
大粒の雪が舞い降りてきております。明日からまた除雪に追われると思うと気が重くなりますね。

感想
登山道がなく積雪がある時でなければ、よっぽどの藪こぎマニアでない限り、近づこうとは思わない山でしょう。
道標やリボンなどの目印も一切なし。
道が綺麗に整備され、多くの人が往来するメジャーな山とは全く別物でした。
ルートファインディングしながら、どのルート取りが適切なのか考えながら進むのが多少面倒ですが、それが逆に楽しい。
そして、あまり目にする事のない小佐波御前山の東面を眺めることが出来たり、立派な赤松に出会えたりと、派手さは有りませんが、いぶし銀の魅力を感じる山でした。
また、麓にはかつて大双嶺村という集落もあったようで、恐らくは里山であったと思われます。
山からの様々な恵みを享受しながら、山と共にこの地で生きてきた人々に思いを馳せる。
こんな楽しみ方も山登りにはあるのだという事に気付きました。

越中の百山に選定されている山々には、同様な郷愁を誘う里山が他にもたくさんあることでしょうし、なんといっても、まだ踏んだことのない頂きがこの狭い富山県内に100以上もあるのです。(百山と言っときながら何故か123座ある)
そう思うと、当たり障りのない消化試合のような日々を送り、軽い閉塞感を感じていた私の心の中に新しい風が吹きました。


その風の名は、


「越中の百山」

 
私は贈り物の蓋を開ける時のようにワクワクしているわ
14:10 駐車ポイントに戻ってきました。 大粒の雪が舞い降りてきております。明日からまた除雪に追われると思うと気が重くなりますね。 感想 登山道がなく積雪がある時でなければ、よっぽどの藪こぎマニアでない限り、近づこうとは思わない山でしょう。 道標やリボンなどの目印も一切なし。 道が綺麗に整備され、多くの人が往来するメジャーな山とは全く別物でした。 ルートファインディングしながら、どのルート取りが適切なのか考えながら進むのが多少面倒ですが、それが逆に楽しい。 そして、あまり目にする事のない小佐波御前山の東面を眺めることが出来たり、立派な赤松に出会えたりと、派手さは有りませんが、いぶし銀の魅力を感じる山でした。 また、麓にはかつて大双嶺村という集落もあったようで、恐らくは里山であったと思われます。 山からの様々な恵みを享受しながら、山と共にこの地で生きてきた人々に思いを馳せる。 こんな楽しみ方も山登りにはあるのだという事に気付きました。 越中の百山に選定されている山々には、同様な郷愁を誘う里山が他にもたくさんあることでしょうし、なんといっても、まだ踏んだことのない頂きがこの狭い富山県内に100以上もあるのです。(百山と言っときながら何故か123座ある) そう思うと、当たり障りのない消化試合のような日々を送り、軽い閉塞感を感じていた私の心の中に新しい風が吹きました。 その風の名は、 「越中の百山」   私は贈り物の蓋を開ける時のようにワクワクしているわ

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