2019 飛散岳北峰→飛散岳→愛冠→新送毛トンネル(循環縦走)

2019.04.06(土) 日帰り

活動データ

タイム

05:56

距離

7.9km

のぼり

770m

くだり

772m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 56
休憩時間
56
距離
7.9 km
のぼり / くだり
770 / 772 m
1 37
42
1 33
59

活動詳細

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Aさんが計画した増毛のマイナー峰山行に参加する。 札幌を出るときから雨がポツポツ降っている。 6:00に全員集合し石狩を出発する。 このまま雨が降り続くようであれば低体温病を懸念して中止も視野に入れつつ留萌方向に車を走らせる。 曇り空だが留萌方向の空は明るい、厚田あたりから雨足は弱まる。 出発点の新送毛トンネルの留萌側口を出て直ぐの空きスペースに車を停車したときは雨は止んでいた。 曇り空だが計画どおり山行を実行することに決定。 7:10登山開始、トンネル口脇から取り付く。 取り付きからいきなり急登になる。 ノートレースで地形的に不明瞭な林間の尾根っぽいところを進んで行く。 雪は締まっているのでツボ足で進んで行く。 ラッセルといっても足の甲が埋まる程度なので雪は苦では無い。 コンタ450mあたりから尾根は明瞭になる。 このあたりから振り返るとのっぺりした山容の愛冠とぼんやり日本海が見えた。 533mの小ピークから南方向に尾根は折れる。 このあたりから気温も下がり濃霧で視界が悪くなる。 コンタ600mまで緩やかに高度を上げて行き一座目の飛散岳北峰直下に、ここから山頂までは急登となる。 喘ぎながら上り詰め細尾根へ、雪庇に気をつけて標高最高点へ進み9:00飛散岳北峰のピークを踏む。 本来晴天であれば暑寒、増毛山地の大展望が広がるはずだが真っ白で何も見えない。 みんな細尾根に一列になり記念写真を撮る。 眺望も無いので直ぐに次の飛散岳に向かう。 そのまま尾根伝いに南へ下ろうとしたが東側が鋭く切れ落ちており滑落を懸念し無理をせず西側にスライドするルートをとる。 無理をせずと言っても西側も急斜面、這松を掻き分けながらバックステップで慎重に下る。 後方にいた自分と外2名は木々が空いたスペースを見つけ尻すべりで下る。 全員難所を越えて行動食を食べながら休憩をとる。 この後もツボ足で問題無さそうだが雪もやや深くなり折角持ってきたのだからとAさんの判断でスノーシューやワカンを付ける。 急な下りに差し掛かるとスノーシュー組が苦戦しながら下っている。 コンタ560mまで下りコンタ610mまで緩やかに上り、ここから山頂まで急登となる。 ラッセル気味に少しづつ高度を上げて行く。 10:15二等三角点の山、二座目の飛散岳山頂到着。 山頂には申し訳程度のテープが木に結ばれているだけのマイナー峰らしい山頂の風景だった。 相変わらず山頂からは真っ白けで何も見えない。 少し休憩をとり、長居は無用ということで次の愛冠に向け西に向かって下り始める。 飛散岳の山頂はのっぺりしており尾根筋が不明瞭。 コンパスやGPSでルーファイして進む。 しばらく下って行くとまた急な下り斜面になる。 Fさんのスノーシューが滑って埋まって抜けなくなる。 アルミフレームで爪が浅いのでグリップが効きづらいようだ。 Fさんはスノーシューを脱いでツボで下ることにする。 急な下りを抜けトンネルのほぼ上に位置する510mの小ピークを巻くようにさらに下ると勾配は緩やかになる。 林道に合流し、道成りにさらに西に向かって進む。 林道を約1km進むと枝にテープが結ばれた愛冠への取り付きポイントに到着。 ここから一旦林道と別れ最後のピーク三等三角点の山、愛冠に向かってアタックを開始する。 愛冠の山頂はダラリとした平坦の山頂でピークがハッキリしない。 12:00おおよそ山頂と思わしきダケカンバの木の前で記念写真を撮り三座目の愛冠に登頂とする。 上って来た道を下り林道に戻る。 Aさん先頭で出発点のトンネル口に向けて進んで行く。 絶妙な方向感覚で地図読みしづらい林間を北東方向に向かって下って行く。 コンタ270mで沢に下りきりスノーブリッジを渡って最後の上りにかかる。 最後の斜面を上りきると出発点のトンネル口が見えてくる。 ゴールはもう直ぐと急な下り斜面を下って行く。 先頭のAさんの足が止まる。 どうしたのかと思ったら最後の最後に急な崖斜面が行く手を遮っていた。 飛散岳北峰での急斜面を想定して持ってきたロープを木の幹にフィックスする。 ここでみんなワカンとスノーシューを外す。 Aさん指示でポールをピッケルに持ち替え、ロープで確保しながら崖斜面を全員無事に下降する。 13:10出発点のトンネル口に到着し三座循環縦走を完登する。 下山後は浜益温泉に向かい冷えた体を温め疲れを癒す。 温泉を出る頃にはご苦労さんと太陽が今頃顔を出していた。 全く眺望の無い中での山行だったが、低山の割にはスリルのある岩場もありキレイな樹氷も観賞でき、吹雪も無く雨にも打たれず心地よい程度の疲労感をくれる山行だった。 しかし真っ白の世界はやはり残念で機会があれば晴天に飛散岳北峰だけでもリベンジしたいと思うちょっと悔いの残る山行になった。

濃昼山道 新送毛トンネルの留萌側に駐車。
新送毛トンネルの留萌側に駐車。
濃昼山道 旧送毛トンネル。
旧送毛トンネル。
濃昼山道 トンネル口に向かいます。
トンネル口に向かいます。
濃昼山道 トンネル口脇から取り付く。
いきなり急登。
トンネル口脇から取り付く。 いきなり急登。
濃昼山道 ノートレースの中を進みます。
ノートレースの中を進みます。
濃昼山道 尾根らしいところをなんとなく進む。
バックに愛冠が見える。
尾根らしいところをなんとなく進む。 バックに愛冠が見える。
濃昼山道 日本海がぼんやり見える。
日本海がぼんやり見える。
濃昼山道 樹氷がきれいです。
樹氷がきれいです。
濃昼山道 濃霧になってくる。
濃霧になってくる。
濃昼山道 飛散岳北峰のピーク。
飛散岳北峰のピーク。
濃昼山道 ピークは這松が生えている岩場。
ピークは這松が生えている岩場。
濃昼山道 ピークの南方向は細尾根で東側が切れ落ちている。
高度感あり。
ピークの南方向は細尾根で東側が切れ落ちている。 高度感あり。
濃昼山道 南側からの飛散岳北峰。
南側からの飛散岳北峰。
濃昼山道 細尾根を回避して西側の這松を掻き分けます。
細尾根を回避して西側の這松を掻き分けます。
濃昼山道 標高の割にはワイルドでスリリング。
標高の割にはワイルドでスリリング。
濃昼山道 急斜面を下ります。
急斜面を下ります。
濃昼山道 バックステップで慎重に下る。
バックステップで慎重に下る。
濃昼山道 下り切った斜面。
下り切った斜面。
濃昼山道 樹氷がきれい2。
樹氷がきれい2。
濃昼山道 濃霧に加え雪も降り出す。
濃霧に加え雪も降り出す。
濃昼山道 飛散岳山頂までもう少し。
飛散岳山頂までもう少し。
濃昼山道 飛散岳山頂。
申し訳程度にテープが付いている。
飛散岳山頂。 申し訳程度にテープが付いている。
濃昼山道 当然ながら山頂からは何も見えない。
当然ながら山頂からは何も見えない。
濃昼山道 波平ポイント通過。
波平ポイント通過。
濃昼山道 ダケカンバがグネグネしてスゴイ!!
ダケカンバがグネグネしてスゴイ!!
濃昼山道 ダケカンバがグネグネしてスゴイ!!2
ダケカンバがグネグネしてスゴイ!!2
濃昼山道 また急斜面を下ります。
スノーシュー組は辛そう。
また急斜面を下ります。 スノーシュー組は辛そう。
濃昼山道 標高が下がると天候もやや回復。
標高が下がると天候もやや回復。
濃昼山道 林道に合流します。
林道に合流します。
濃昼山道 ピークへのアタックポイントに付けてあったテープ。
ピークへのアタックポイントに付けてあったテープ。
濃昼山道 林道から愛冠山頂に取り付きます。
林道から愛冠山頂に取り付きます。
濃昼山道 だらりとした山頂が見えて来る。
だらりとした山頂が見えて来る。
濃昼山道 山頂と思われるあたりのダケカンバ。
樹木調査用と思われる収測点のテープが付いていた。
山頂と思われるあたりのダケカンバ。 樹木調査用と思われる収測点のテープが付いていた。
濃昼山道 コンタ270mまで下ってきてスノーブリッジを渡り最後の上りに向かう。
コンタ270mまで下ってきてスノーブリッジを渡り最後の上りに向かう。
濃昼山道 上り切って急斜面を下る。
上り切って急斜面を下る。
濃昼山道 最後の最後に側溝手前に下る難関崖斜面。
最後の最後に側溝手前に下る難関崖斜面。
濃昼山道 ロープをフィックスして全員無事下降。
ロープをフィックスして全員無事下降。
濃昼山道 下山したら晴れる。
登山あるある。
下山したら晴れる。 登山あるある。

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