里山で一日の終わりを眺める

2024.05.18(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
2 時間 58
休憩時間
1 時間 30
距離
5.9 km
のぼり / くだり
264 / 264 m
37

活動詳細

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常念岳に登って以来、アルプスへの情熱が枯れないまま三週間が経つ。 毎時毎分のようにアルプスの山を眺めていたい、そんな気持ちを抑える毎日。 そしてここ最近は週末山行続きだった故、本来休養に充てるつもりだった今日。 空を見たら透き通る青。こんな日に登らない選択肢はない。 起きたのは11時。今からでは行きたい山も限られる。 眺めるは地図。最近のライフワークになってる夕焼けを撮りに行こうかと選択した山は、埼玉県は小川町の仙元山。 果たして日没方向に展望があるかはわからない。ダメ元で行ってみようと決めた。 標高300mにも満たない里山。思い返してみれば里山はあまり登ったことがない。 駅から歩いて15分ほど、登山口から歩いて30分ほど、程なくして山頂に到着。 最近は森林限界を超えることが多かったこともあり、山頂が樹林帯というのも久方ぶりだった。 低山は低山なりのよさがある。 さえずる小鳥、木々をざわめかす風、どれも心地が良い。 夕暮れまでの間、そのさえずりと木々のざわめき、そして鳴り響く「夕焼け小焼け」の音を聞きながら、ただひたすらに、静かにその時を待つ。 山頂より少し下、東屋あたりから見える展望が、ちょうど日の落ちる場所だった。 僕はカメラを構えて、今日も無事に日が落ちるその一コマを収めた。 薄暗くなった樹林帯を引き返す。 木々の間に見えるは夕暮れの空。 この日が落ちてから数分間の、とても淋しい時間が好きだ。 駅につく頃にはすっかりと暗くなった。 僕は駅前のコンビニで缶ビールを買い、これから日が昇る国の人たちが、どんな思いで日の出を眺めるのかと想像しながら、帰路についた。 さて、次はどこに登ろうか。

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