雄岡山・雌岡山🏴旗振り通信、恐るべし

2024.03.27(水) 日帰り

活動データ

タイム

02:55

距離

6.2km

のぼり

301m

くだり

253m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
2 時間 55
休憩時間
33
距離
6.2 km
のぼり / くだり
301 / 253 m
15
6
19
8
1
31
11
11

活動詳細

すべて見る

🏴江戸時代、大阪堂島と各地方の間で、米相場をいちはやく伝達する方法として大阪商人が開発したのが「旗振り通信」です。10~20㎞おきに見晴らしの良い山を選び、各山頂に人を配して、旗を振る回数や角度で複雑な相場情報を伝達したそうです。 🏴理屈は単純でも非現実的な通信方法のように感じられます。が、なんと大阪から岡山までの所要時間は15分、広島までは27分! ほぼ毎日、複雑な米相場情報を伝達したと言われ、電話が普及する大正時代の初期まで活用されていたと聞きます。 🏴今も山名となっている須磨の旗振山の次の旗振り場所が雌岡山の西隣りにある御茶山だと知り、登ってみることにします。ところが、現在の御茶山山頂は雑木に囲まれて眺望が全くありません。やむなく展望台が設置されている隣の雌岡山に移動します。 🏴15㎞離れた須磨の旗振山に向けて目を凝らしますが、肉眼では到底確認できるものではありません。旗振り役には望遠鏡が貸与されていたとはいえ、あんなに遠くの山で振られる旗をごく短時間で解読していたことに驚かされます。 🏴複雑な暗号を考案し、視力と体力に秀でた人を多数雇い、高価な望遠鏡を貸与するまでして、他者を出し抜いて大儲けを企む商人達の只ならぬ熱意にはもはや感服するしかありません。近いうちに次の旗振り場所、志方の城山にも登るつもりです。 https://inam-walk.blogspot.com/2024/03/blog-post_27.html

雄岡山・雌岡山 神戸市西区神出をスタート。右に見えるのが雌岡山。御茶山はその左の丘だろうか。
神戸市西区神出をスタート。右に見えるのが雌岡山。御茶山はその左の丘だろうか。
雄岡山・雌岡山 登山道がわからず、民家の横から適当に山へと入っていく。
登山道がわからず、民家の横から適当に山へと入っていく。
雄岡山・雌岡山 しばらく進むと案内標識のある道に出てきた。立ち入る人は限られた寂しい山だと思っていたけど、違うようだ。
しばらく進むと案内標識のある道に出てきた。立ち入る人は限られた寂しい山だと思っていたけど、違うようだ。
雄岡山・雌岡山 御茶山の山頂には忠魂碑。でも期待していた眺望は全くない。
御茶山の山頂には忠魂碑。でも期待していた眺望は全くない。
雄岡山・雌岡山 やむなく東隣の雌岡山へと移動。標識がやけに多く、絶対迷わせないという管理者の強い意思を感じる。
やむなく東隣の雌岡山へと移動。標識がやけに多く、絶対迷わせないという管理者の強い意思を感じる。
雄岡山・雌岡山 雌岡山山頂には神出神社。山容が瓜二つの雄岡山より賑やかで、しかも標高も高い。
雌岡山山頂には神出神社。山容が瓜二つの雄岡山より賑やかで、しかも標高も高い。
雄岡山・雌岡山 雌岡山展望台からの眺望。赤い矢印が須磨の旗振山。あの山での旗振りを読み取っていたことに驚愕…
雌岡山展望台からの眺望。赤い矢印が須磨の旗振山。あの山での旗振りを読み取っていたことに驚愕…
雄岡山・雌岡山 桜の蕾はまだ固そう。
桜の蕾はまだ固そう。
雄岡山・雌岡山 道を外れて愛宕山なるグレーピークを取りに行く。小さな祠があるだけ。
道を外れて愛宕山なるグレーピークを取りに行く。小さな祠があるだけ。
雄岡山・雌岡山 金棒池の向こうに雄岡山。雌岡山とはビミョーに離れている。
金棒池の向こうに雄岡山。雌岡山とはビミョーに離れている。
雄岡山・雌岡山 雄岡山山頂。ここの男神は雌岡山の女神と夫婦だったらしいけど、小豆島の女神と浮気したらしい。そのせいで、二山の間にはビミョーな距離があるのかなぁ…
雄岡山山頂。ここの男神は雌岡山の女神と夫婦だったらしいけど、小豆島の女神と浮気したらしい。そのせいで、二山の間にはビミョーな距離があるのかなぁ…
雄岡山・雌岡山 雄岡山の山頂碑は雌岡山登山会が建てたもの。ややこしい。どうも雄岡山は雌岡山には頭が上がらない存在のような気がしてきた。
雄岡山の山頂碑は雌岡山登山会が建てたもの。ややこしい。どうも雄岡山は雌岡山には頭が上がらない存在のような気がしてきた。
雄岡山・雌岡山 雄岡山の唯一の取柄かもしれないのは駅チカ。そのせいで登山道にはベンチが多い。
雄岡山の唯一の取柄かもしれないのは駅チカ。そのせいで登山道にはベンチが多い。

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