活動データ
タイム
06:42
距離
7.2km
のぼり
868m
くだり
874m
活動詳細
すべて見る雪山「寒峰」(かんぽう)周回 プロローグ 「福寿草」 私が山歩きを始めた20年以上昔は福寿草と言えば「西三子山(にしみねやま)」でした それが何故だか急に花が減ってしまい、「寒峰」や「鶏足山」へと移行して行きます 去年、一昨年は比較的登山者が少ない「阿佐尻山」へ行ったりしていました 今年は天気の良い3月3日(日)に寒峰へ行こうと、いつもの山仲間を誘うも都合が付きません それで大森山・東尾根を歩きましたが、雪の為直下の崖がクリア出来ず撤退・・・ 消化不良なのでアカリプタさんに連絡の所、翌日の月曜日に寒峰に行く予定との朗報が入りました そこで急きょ、先日高瀑に行った4人組で寒峰を歩く事になりました 寒峰(かんぽう)へ 雪の間から顔を覗かせる福寿草は理想的な写真対象ですが、一面雪で覆われる可能性も過去にはありました 登山口で雪が深ければ東尾根から登って時間稼ぎをするつもりでした しかし積雪も大した事が無く、登山者も少ない様でしたので先に福寿草群生地へ行く事にしました 周回の為、車は住吉神社を過ぎた「日和茶坂瀬(ひわちゃさかせ)線」の分岐に置いて出発します 両群生地共上部は雪に覆われていましたが、下の方が雪解け状態でマズマズの写真が撮れました 西寒峰(1,518m) 西寒峰は寒峰の南西にある丸っこいピークです 登山道はここをトラバースしていますので登山者は西寒峰を経由する人は少ない様です 尾野益大さんによると昔、西寒峰では南麓集落の人達が祭りを行い、ここで相撲を取っていたとの事です 特に山頂標識はありませんが周回縦走をする際は外せない場所です 寒峰峠(1,495m) 西寒峰を下った雰囲気がよいコル部が峠に相応しいと思うのですが、何故か尾根のコブを2つ越した寒峰直下が「寒峰峠」になり、昔はお堂が建っていたらしいです この峠は屋島の合戦で落ち延びた平家一族がここを通って栗枝渡や大枝方面へ下ったと言われています(安徳天皇も一緒だったとか言われていますがあくまで伝説です) 南側は現在の尾根登山道より東側をトラバースして栗志度方面へ下っていた様です もう一つのルートはこの峠から尾根上を下り、三角点「栗枝渡」辺りから大枝(鉾神社)方面へ下って最終的には笹峠を経て大栃まで続く古い道があったそうです 北側も坂瀬から水ノ口へ下るルートと、尾根伝いに落合峠へ出て深淵~桟敷峠へ向かうルートがあった様です 以前はここに標識は見られませんでしたが去年(2023年9月)「阿波の峠を歩く会」の皆さんによって標識が立てられた様です 山頂で与力さんご夫婦に会う 寒峰は祖谷川を挟んで剣山系主稜線の北側に位置するので絶好の展望所です でも今日は気温が上がって靄(もや)がかかり稜線が良く見えないのが残念です 一足先に寒峰山頂に着いたアカリプタさんが山頂におられる登山者と話をしているのが見えます 近づくと何と高知の与力さんが手を振っています 奥様はKonatsuさんのHNでヤマップをされています Konatsuさんのヤマップ記録の中で「旦那JJ」で登場するのがどう見ても与力さんです それで「与力さん JJジェイジェイにHN変えたの?」って聞くと Konatsuさんが「ジェイジェイじゃ無くてじいじ(爺じ)です」って え~~! ジェイジェイの方ががカッコ良かったのに・・・・爺じの略だったのね・・・ 下山は東尾根ルート 寒峰から尾根を少し進むと冬場は霧氷が素晴らしい場所があります そこを過ぎて落合峠との分岐から南東へ延びる尾根に乗って下山します 最初は地形がなだらかなのですがやがて明瞭な尾根になり、後は尾根上を歩く単純なルートです 以前、途中から尾根を外して東側をトラバースするルートが主流の様でしたが、道迷い遭難が結構発生していました ヤマップルートはこのトラバース道が記されていますので現在も利用する人が多いと思われます 私の場合、林道まで徹頭徹尾、尾根を下る分かり易いルートを歩いています (でも上りに使うと結構急登になります) 前日、大森山を撤退した事から翌日の寒峰へと繋がりました おまけに古くからの山友、与力さんと奥様にもお会い出来て福寿草が幸運を呼んでくれた様です 古くからの山友が体のトラブルを克服され、現役で元気に歩かれているのは励みになりますね 色んな形で山友に助けられて今まで山歩きを続けて来る事が出来ました 感謝です エントツ山
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