小笠山・三ツ峰（おがさやま・みつみね）

尻が割れるように痛いのです。 理由はわかっています。前日にチャリで120キロ走ったからです。浜名湖までチャリで行って牡蠣食って帰ってきたら尻が痛い。たったの120キロで尻が痛い。なんという軟弱。たかが一年、自転車から登山メインに運動を切り替えた結果尻が柔らかくなりました。硬い尻だけが自慢だったのに。登山で硬い尻を維持できるにはどうすればいいですか（質問） 尻が痛いので本日は地元の小笠山で回復走ならぬ回復歩。軽めの運動をすることで尻の回復を早めたい。といった感じでいつメンの超平丼と小笠山めぐり。超平丼も昨日30キロくらい自業自得で歩いたり走ったりしたらしいので今回はまったりペース。無理せず4時間10キロ。新しいmont-bellの靴ならしにも必要十分 小笠山は良い。そこまで厳しい上りもないし、道案内もしっかりしているし、毎回整備が進んで新しい道ができているのも良い。なにより雪がない。そして小笠池に至る道の途中で松ぼっくりがいっぱい取れるのがよい。 松ぼっくり、キャンプの焚き火の着火剤として圧倒的によい。 めっちゃ燃える。萌ｪ～みたいな塩梅で燃える。つまり『焼けぼっくりに火がついた』は嘘。 焼けぼっくりは燃え尽きる。先月、キャンプで薪をくべずに松ぼっくりだけ20個くらい焚き火に投入したらこけしのサイトだけ圧倒的火柱でキャンプファイヤーみたいになって笑った。 「燃やせ燃やせ燃やし尽くして次のステージへ」（少女☆歌劇レヴュースタァライト『スーパー スタァ スペクタクル』）みたいな塩梅で燃える。燃え尽きる。 「地獄の業火に焼かれながら、それでも天国に憧れる」（オペラ座の怪人）くらいに燃える。燃え尽きる。 でも「焼けぼっくり」じゃなくて「焼け木杭（ぼっくい）」が正解です。 皆さん少し賢くなりましたね。 といった塩梅で小笠山を一周したあと小笠池で休憩しながら松ぼっくりをビニール1袋分拾ったんですけど小笠山の松ぼっくり棘があるんですよ。痛い。なんなん？普通の松ぼっくりには棘ないでしょ。普通の松ぼっくりにも棘があったら『ヤマアラシのジレンマ』じゃなくて『松ぼっくりのジレンマ』ってことわざになるでしょ？ じゃあ一体あれは何？ 「きれいなバラには棘がある」ならば「棘があるのはきれいなバラ」なので、あの松ぼっくりはバラ？バラなの？（必要条件と十分条件を意図的に誤解） もしかしたらバラなのかもしれないと調べたら、どうも外来種には棘のある松ぼっくりもあるらしい。一つかしこくなった。 動植物や鉱物のことがわかると、道中の解像度が上がってもっと登山は楽しくなるんだろう。 やはり超平丼がいうように「南アルプスと動植物にくわしい石原さとみ」といっしょに登山するのが登山ライフを充実させる早道なのかもしれない。 それでは将軍様、こちらでフォローの準備をしておきますので屏風に描かれた「南アルプスと動植物に詳しい石原さとみ」を屏風から出してください（懇願）