辰年最初の山行は、干支の山である奈良の龍王山に登りました。辰年の山は去年の卯年などとは異なり、近隣にもかなりの候補があります。その中でも奈良の龍王山は電車でアクセス可能な山。これはこの季節において重要なポイントです🍺。JR桜井線の柳本駅が出発点です。 登頂後、東に下って、名物の笠そばをいただきました。ここは標高がちょうど500mある高地で、周囲で育てられた蕎麦を使用した香り豊かなおそばが楽しめます。ただし、今回の我々のルートは無駄に遠回りしてしまいましたね。混雑具合がわからなかったため、行くべきかどうかで迷いました。地図を見ると、もっと近道があったようです。 続いて、初瀬山。普通、一度下界に降りたら再び山に登り返すのは大変ですが、ここは"下界"が標高500mなので、548mの初瀬山にはそれほど大きな登り返しもなくたどり着くことができました。少しショートカットするため、YAMAPルートではなく、地形図の実線で示された林道状の道を利用しました。 最後は巻向山。初瀬山から尾根を辿って回り込んできました。下山は南西方向に進み、近鉄大阪線の大和朝倉駅へ。途中、白山というピークも通りました。
JR桜井(万葉まほろば)線の柳本駅。駅前のかわいい飾りつけは今日までだったようです。
これは竜のモニュメント。夜は光るようです。夜も見たかったなぁ。
駅から東へ。今日は11名の大人数で歩きます。
国道を渡り、少し北に行ってから再び東へ。正面に龍王山です。古城の山でもあるようです。
天理トレイルセンターのトイレ。
長岳寺の境内を少し通って進みます。秋の名残りの柿の実。
よく掘れた道が続きます。傾斜はそんなにきつくなく、気持ちの良い登りです。
右手に剣を持つ険しい表情の不動明王様と石箱仏。やはりここは歴史ある山ということを再認識しました。
少しなだらかになってきました。この先で一度林道に出ました。
山頂手前にある龍王社。社の前に龍神の池があります。
間もなく、山頂です。
二等三角点「竜王山」、標高585.48mです。
山頂からは西の眺望がばっちりです。奈良盆地の向こうに金剛・葛城、二上、生駒まで。
金剛山の手前には大和三山の畝傍山(左)、耳成山がよく見えます。
山頂から東に下ります。さほど下った感はなく、車道に出ました。
車道沿いにアヒルさんの養鶏場。日なたに集まっていました。
マサキの実がたわわに実っています。
このあたり、ほんとにのどかな田園地帯です。でも標高は430mほどある高原です。
獣ゲートを開けて細い道へ。
電波が悪くてかからなかった電話がなんとか通じ、意外に空いていそうなので、笠そばさんに行くことに。結構歩きました。
スズメウリのかわいい実が。
笠そばさんに到着。ちょうどこの頃お天気曇ってきて寒くなってきました。
それでもやっぱりかなり並んでます。列は建物の外までのびていました。でも、列の進行は思った以上に早く、ここから20分ほどで・・・
いただくことができました。ぼくはキツネそばをいただきました。温かくておいしかったです。
笠山荒神社
境内を通らせていただきます。
車道でフユイチゴがたくさん実っていました。
初瀬山の登りにはYAMAPルートではなく、地形図実線の林道状の道を使いました。
林道状の道と分かれて、山頂方面へ。赤いリボンを辿りました。
もうちょいで山頂です。
着きました。初瀬山です。読みは「はつせやま」でよいようですが、一部資料では「はせやま」となっていて、近くの長谷寺の読みと関係ありそうです。
尾根を半円形に回り込んで進みます。
古いカローラの廃車。いつからあるんでしょうね。
最後はほぼ南向きに。
ここで林道状の道から分かれて尾根を少しだけ進むと・・・
着きました。巻向(まきむく)山の山頂です。三等三角点「巻向山」、標高566.87mです。
巻向は纏向とも書き、奈良盆地の南東部、三輪山の北西部一帯を指す地名だそうです。下山はここを入っていきます。
どんどん下ります。お天気は回復し、またお日様が出てきました。
久々にちょっと登ったかと思うと、そこは白山のピークでした。
谷に下り切ったら車道があり、奥不動寺です。トイレあり。
少し登り返すと尾根に出て、この尾根の先は三輪山。早くも「進入禁止」表示が。
尾根の下りのよく滑る区間を過ぎ、そのあともひたすら下りました。
正面に音羽山が見えると、すぐ国道166号に出ました。
町を歩いて近鉄の朝倉駅へ。今日の歩行距離は18.2kmとなりましたが、笠そば寄らなかったら15km前後だと思います。このあと大和八木へ😀。
ただいま~。ちょっと遅くなっちゃいましたね💦。ねこたちはもうすっかりお休みモード。
後日、信貴山の朝護孫子寺から眺めたこのあたりの山塊です。龍王山、初瀬山、巻向山が確認できました。