「斜陽と呼吸。」

2023.12.08(金) 日帰り

活動データ

タイム

00:45

距離

4.3km

のぼり

251m

くだり

251m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
45
休憩時間
0
距離
4.3 km
のぼり / くだり
251 / 251 m

活動詳細

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夕方前に時間が出来た。 夕食の準備を考え、時計とにらめっこして、 「行こうか」 「行くまいか」 考える。 結果出た答えは、 「何とかなる」。 そう言って、いそいそと着替える。 玄関を開け、冷たい空気に身震する。 萎えた脚、忘れた走り方を思い出しながら、ストックを両手に握りしめてし走り出す。 冬の始まりは夕日の高度を下げ、同じ時刻でも周囲は薄暗く、森の木々の間を通して見える外界の光景は光量が足りずに霞んで見える。 日が落ち続けると、暗くなった森の中で夕日はなぜか力を増す。 まるで、最後まで少しでも土に火の光を届けようと足掻くように。 低山で見る光景は朝の姿も良いが、 私は午後や夕方が混じった光景の方がどこか情緒があり、美しく感じられる。 行くか行かないか、小さな決断が一日の終わりに花を添えるか、いつも通りの一日の分かれ目になる。 少しでも、気が向いた方へ。 きっとそれが私の本心なのだと思う。

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