秩父三十四箇所巡礼(第4回・26番~30番)

2018.11.11(日) 日帰り

秩父三十四箇所巡礼ウォークも4回目。11月に入ってからは最初の巡礼旅です。 今回は前回ゴールとした影森駅からスタートです。 30番以降の札所は駅や最寄りのバス停からも離れた場所となりますので、スタート地点を前回打ち止めの札所とするのは結構大変なため、今回からルール(僕が僕に課したルール)を変更することにしました。 最初の26番円融寺は影森駅から数分の場所ですが、「その前にコンビニへ」と思って寄り道をしたら、またそこそこの距離を歩くことになってしまいました。郊外に入ると「駅前にはコンビニ」という概念は通じなくなります。本当は電車の乗り継ぎのタイミングにコンビニに立ち寄ろうと思っているのですが、2回連続して電車の乗り換えがスムーズ過ぎて、今回も事前に立ち寄るタイミングを逸してしまいました。 今回歩いた中で、特にその佇まいが印象的だったのが、26番円融寺の奥の院岩井堂でした。円融寺から少し離れた山の稜線に位置し、巨岩を背に建てられたお堂ですが、その姿は解りやすく言えば京都清水寺の舞台のような造り。ただしこちらはこじんまりとして、お遍路やトレッキングの人以外には訪れる人がいないような静かな場所に建っています。 この岩井堂へは、300段を超える急な石段を登るのですが、その石段の登り口へは昭和電工の工場敷地の中を通過させてもらいます。工場の門のところに「奥の院への巡礼の方は工場内を通過してください」といった内容の案内板が立てられていることに目に留まったので、工場の受付に立ち寄ったところ親切に地図でその石段へ入る登り口の案内までして頂きました。なお違うルートからも行けますが(実際に下るときは、金平山ハイキングコースという別ルートを直接27番大渕寺へと下りました)、ここはやはり江戸時代からの苔むした石段を一段一段登るのがよろしいかと。 今回の全体的な感想は、とにかくひたすらに歩いた印象。 特に29番長泉院から30番法雲寺までは、今までで一番長いおよそ7kmの距離でした。今回のトータルの歩行距離は今までと大して変わりませんが、この最後の距離を途中休みなく歩いていたので、特にそんな印象を感じたのかも知れません。適当な休憩場所もない、交通量の多い車道をしばらくの間ずっと歩いていた時は、さすがにうんざりとしてしまいました。 秩父鉄道白久駅近くで道を分け、緩やかに続く登坂を登りきり、30番法雲寺で本日の打ち止め。再び来た道を戻り、こじんまりとした雰囲気の白久駅を本日のゴールとしました。今回は距離にしておよそ16kmの歩き旅。 時刻もまだ早く、まだまだ歩ける余裕もありましたが、この先の31番の札所までは約17kmの距離(ルートによっても前後しますが)。今回歩いた距離よりも長いのです。 (時間に余裕があったのだから、秩父鉄道の終点駅の三峰口駅まで進んでおけばよかったと、実は後になってから後悔。どうせ駅スタートなら、三峰口駅からスタートする方が次回の距離と時間が短縮できたのですが・・・) これで残す札所の数は4つとなりましたが、距離換算ではまだまだ(三分の二くらい?)です。 次回は白久駅をスタートし、31番観音院を目指して歩きます。秩父三十四箇所遍路のルートの中の札所間距離では、ここが最長だそうです。11月からは納経所が閉まる時刻が1時間前倒し(16時まで)となっていますので、できればもう少し早い時間から歩き始めたいところなのですが、わが家から秩父は電車を乗り継いで片道2時間半から3時間くらい掛かるのです。電車の乗り継ぎの関係で、どんなに頑張っても結局は9時前後からのスタートとなってしまうようです。 そんなことを考え始めたら「じゃあやむを得ないので秩父に前夜泊するか。夜の秩父も楽しみたいし・・・」などと本来の目的とは違うことも考え始めてしまい、少々浮かれた気持ちになってきます。浮かれすぎて寝坊して、前夜泊の意味が無くなったりして(笑)

今回スタートは秩父鉄道の影森駅から。

今回スタートは秩父鉄道の影森駅から。

今回スタートは秩父鉄道の影森駅から。

まずは、26番円融寺で参拝。

まずは、26番円融寺で参拝。

まずは、26番円融寺で参拝。

円融寺境内の紅葉を撮影。前回歩いたときから2週間経って、紅葉もだいぶ進んだようです。

円融寺境内の紅葉を撮影。前回歩いたときから2週間経って、紅葉もだいぶ進んだようです。

円融寺境内の紅葉を撮影。前回歩いたときから2週間経って、紅葉もだいぶ進んだようです。

円融寺の奥の院岩井堂へは、昭和電工の敷地内を抜け、この300段以上続く石段を上ります。

円融寺の奥の院岩井堂へは、昭和電工の敷地内を抜け、この300段以上続く石段を上ります。

円融寺の奥の院岩井堂へは、昭和電工の敷地内を抜け、この300段以上続く石段を上ります。

稜線まで上がったところで、岩井堂が見えてきます。

稜線まで上がったところで、岩井堂が見えてきます。

稜線まで上がったところで、岩井堂が見えてきます。

今回の巡礼で、一番印象的だった舞台造りのお堂。雰囲気だけで言えば、ものすごく歴史が古いような気がしますが、建立は江戸中期とのこと。

今回の巡礼で、一番印象的だった舞台造りのお堂。雰囲気だけで言えば、ものすごく歴史が古いような気がしますが、建立は江戸中期とのこと。

今回の巡礼で、一番印象的だった舞台造りのお堂。雰囲気だけで言えば、ものすごく歴史が古いような気がしますが、建立は江戸中期とのこと。

27番大渕寺へは、稜線(琴平ハイキングコース)を歩いて行きます。

27番大渕寺へは、稜線(琴平ハイキングコース)を歩いて行きます。

27番大渕寺へは、稜線(琴平ハイキングコース)を歩いて行きます。

歩いていると途中突如として現れる大観音像。関東三大観音の一つとか。ただし岩井堂から歩いて来ると、そのお姿は見えず、案内を見逃すと気が付かずに通り過ぎてしまうかも知れません。ここからは秩父市街の展望が楽しめます。

歩いていると途中突如として現れる大観音像。関東三大観音の一つとか。ただし岩井堂から歩いて来ると、そのお姿は見えず、案内を見逃すと気が付かずに通り過ぎてしまうかも知れません。ここからは秩父市街の展望が楽しめます。

歩いていると途中突如として現れる大観音像。関東三大観音の一つとか。ただし岩井堂から歩いて来ると、そのお姿は見えず、案内を見逃すと気が付かずに通り過ぎてしまうかも知れません。ここからは秩父市街の展望が楽しめます。

ハイキングコースを下ってくると、27番大渕寺の観音堂の屋根が見えてきます。

ハイキングコースを下ってくると、27番大渕寺の観音堂の屋根が見えてきます。

ハイキングコースを下ってくると、27番大渕寺の観音堂の屋根が見えてきます。

と言うわけで、27番大渕寺の観音堂(月影堂)。

と言うわけで、27番大渕寺の観音堂(月影堂)。

と言うわけで、27番大渕寺の観音堂(月影堂)。

こちらは大渕寺の本堂。

こちらは大渕寺の本堂。

こちらは大渕寺の本堂。

歩行者用参拝路は工事中で少し残念でしたが、見事な紅葉でした。

歩行者用参拝路は工事中で少し残念でしたが、見事な紅葉でした。

歩行者用参拝路は工事中で少し残念でしたが、見事な紅葉でした。

秩父鉄道の線路に沿って歩いていきます。これは影森駅方面を振り返っての写真。

秩父鉄道の線路に沿って歩いていきます。これは影森駅方面を振り返っての写真。

秩父鉄道の線路に沿って歩いていきます。これは影森駅方面を振り返っての写真。

28番橋立堂。大岩を背に建つお堂ですが、このお堂の横には橋立鍾乳洞があり、巡礼では「胎内くぐりの霊場」なのだとか・・・すぐそばにあるカフェに気を散られてしまい、僕はついついパスしてしまいました。今になって後悔。

28番橋立堂。大岩を背に建つお堂ですが、このお堂の横には橋立鍾乳洞があり、巡礼では「胎内くぐりの霊場」なのだとか・・・すぐそばにあるカフェに気を散られてしまい、僕はついついパスしてしまいました。今になって後悔。

28番橋立堂。大岩を背に建つお堂ですが、このお堂の横には橋立鍾乳洞があり、巡礼では「胎内くぐりの霊場」なのだとか・・・すぐそばにあるカフェに気を散られてしまい、僕はついついパスしてしまいました。今になって後悔。

ちなみにカフェの名前は、JURIN’s GEO(ジュリンズ ジオ)テレビ番組でも時々取り上げられるらしい、有名なカフェのようです。アイスコーヒー750円。僕の感覚では「少し高いなぁ」と感じましたが、コーヒー好きの僕としては飲まずにはいられない。なんでも何かの賞を取った希少なコーヒー豆を使っているらしいです。コーヒーを飲み終えた後、石段の下から橋立堂を撮影して次へ向かいます。

ちなみにカフェの名前は、JURIN’s GEO(ジュリンズ ジオ)テレビ番組でも時々取り上げられるらしい、有名なカフェのようです。アイスコーヒー750円。僕の感覚では「少し高いなぁ」と感じましたが、コーヒー好きの僕としては飲まずにはいられない。なんでも何かの賞を取った希少なコーヒー豆を使っているらしいです。コーヒーを飲み終えた後、石段の下から橋立堂を撮影して次へ向かいます。

ちなみにカフェの名前は、JURIN’s GEO(ジュリンズ ジオ)テレビ番組でも時々取り上げられるらしい、有名なカフェのようです。アイスコーヒー750円。僕の感覚では「少し高いなぁ」と感じましたが、コーヒー好きの僕としては飲まずにはいられない。なんでも何かの賞を取った希少なコーヒー豆を使っているらしいです。コーヒーを飲み終えた後、石段の下から橋立堂を撮影して次へ向かいます。

浦山ダムを左手に見ながら、坂道を登ります。

浦山ダムを左手に見ながら、坂道を登ります。

浦山ダムを左手に見ながら、坂道を登ります。

坂道を登りきると、29番長泉院。

坂道を登りきると、29番長泉院。

坂道を登りきると、29番長泉院。

長泉院の見事な庭園。

長泉院の見事な庭園。

長泉院の見事な庭園。

長泉院の本堂です。

長泉院の本堂です。

長泉院の本堂です。

長泉院からは秩父鉄道・武州中川駅まで続く「札所通り」の途中には、「札所通りふれあいセンター」という無料休憩施設がありました。ちょうど長泉院で昼飯時となり納経所がクローズされていたため、ベンチに座って庭園を眺めながら昼食を済ませてしまいましたが、人数が多い場合にはこの施設を利用させていただくのが便利かも。

長泉院からは秩父鉄道・武州中川駅まで続く「札所通り」の途中には、「札所通りふれあいセンター」という無料休憩施設がありました。ちょうど長泉院で昼飯時となり納経所がクローズされていたため、ベンチに座って庭園を眺めながら昼食を済ませてしまいましたが、人数が多い場合にはこの施設を利用させていただくのが便利かも。

長泉院からは秩父鉄道・武州中川駅まで続く「札所通り」の途中には、「札所通りふれあいセンター」という無料休憩施設がありました。ちょうど長泉院で昼飯時となり納経所がクローズされていたため、ベンチに座って庭園を眺めながら昼食を済ませてしまいましたが、人数が多い場合にはこの施設を利用させていただくのが便利かも。

武州中川駅からは遠回りなのですが、あえて古道を歩いて荒川の支流を渡ります。川を渡って再び住宅が点在する場所まで戻ったところにハンターの方が何人もいて、「鹿を見かけませんでしたか?」と尋ねられましたが、この支流を渡る際に何気にバックパックのストラップについている笛を吹いてみたのですが、後になってもしかして笛の音を鹿の鳴き声と勘違いされたのでないか?と思ったりも。さすがに住宅地のすぐ裏手のような場所で猟銃を撃ったりはしないでしょうが・・・

武州中川駅からは遠回りなのですが、あえて古道を歩いて荒川の支流を渡ります。川を渡って再び住宅が点在する場所まで戻ったところにハンターの方が何人もいて、「鹿を見かけませんでしたか?」と尋ねられましたが、この支流を渡る際に何気にバックパックのストラップについている笛を吹いてみたのですが、後になってもしかして笛の音を鹿の鳴き声と勘違いされたのでないか?と思ったりも。さすがに住宅地のすぐ裏手のような場所で猟銃を撃ったりはしないでしょうが・・・

武州中川駅からは遠回りなのですが、あえて古道を歩いて荒川の支流を渡ります。川を渡って再び住宅が点在する場所まで戻ったところにハンターの方が何人もいて、「鹿を見かけませんでしたか?」と尋ねられましたが、この支流を渡る際に何気にバックパックのストラップについている笛を吹いてみたのですが、後になってもしかして笛の音を鹿の鳴き声と勘違いされたのでないか?と思ったりも。さすがに住宅地のすぐ裏手のような場所で猟銃を撃ったりはしないでしょうが・・・

長い車道歩きに飽き始めたころ、線路を渡ってようやく白久駅との分岐まで来ました。

長い車道歩きに飽き始めたころ、線路を渡ってようやく白久駅との分岐まで来ました。

長い車道歩きに飽き始めたころ、線路を渡ってようやく白久駅との分岐まで来ました。

今回最後の自然歩道。再び車道に出て、30番法雲寺を目指します。

今回最後の自然歩道。再び車道に出て、30番法雲寺を目指します。

今回最後の自然歩道。再び車道に出て、30番法雲寺を目指します。

30番法雲寺近く。まだ午後2時前ですが、日は傾き始めています。

30番法雲寺近く。まだ午後2時前ですが、日は傾き始めています。

30番法雲寺近く。まだ午後2時前ですが、日は傾き始めています。

30番法雲寺で本日の打ち止め。

30番法雲寺で本日の打ち止め。

30番法雲寺で本日の打ち止め。

法雲寺の本堂。こちらの庭も長泉院の庭に負けず劣らず、美しい庭でした。

法雲寺の本堂。こちらの庭も長泉院の庭に負けず劣らず、美しい庭でした。

法雲寺の本堂。こちらの庭も長泉院の庭に負けず劣らず、美しい庭でした。

紅葉がかなり進んでいます。

紅葉がかなり進んでいます。

紅葉がかなり進んでいます。

景色がパッと開けたあたりまで戻ると白久駅はすぐそこ。写真では中央右寄りの赤い屋根の建物の右隣りが、白久駅の駅舎です。

景色がパッと開けたあたりまで戻ると白久駅はすぐそこ。写真では中央右寄りの赤い屋根の建物の右隣りが、白久駅の駅舎です。

景色がパッと開けたあたりまで戻ると白久駅はすぐそこ。写真では中央右寄りの赤い屋根の建物の右隣りが、白久駅の駅舎です。

今回スタートは秩父鉄道の影森駅から。

まずは、26番円融寺で参拝。

円融寺境内の紅葉を撮影。前回歩いたときから2週間経って、紅葉もだいぶ進んだようです。

円融寺の奥の院岩井堂へは、昭和電工の敷地内を抜け、この300段以上続く石段を上ります。

稜線まで上がったところで、岩井堂が見えてきます。

今回の巡礼で、一番印象的だった舞台造りのお堂。雰囲気だけで言えば、ものすごく歴史が古いような気がしますが、建立は江戸中期とのこと。

27番大渕寺へは、稜線(琴平ハイキングコース)を歩いて行きます。

歩いていると途中突如として現れる大観音像。関東三大観音の一つとか。ただし岩井堂から歩いて来ると、そのお姿は見えず、案内を見逃すと気が付かずに通り過ぎてしまうかも知れません。ここからは秩父市街の展望が楽しめます。

ハイキングコースを下ってくると、27番大渕寺の観音堂の屋根が見えてきます。

と言うわけで、27番大渕寺の観音堂(月影堂)。

こちらは大渕寺の本堂。

歩行者用参拝路は工事中で少し残念でしたが、見事な紅葉でした。

秩父鉄道の線路に沿って歩いていきます。これは影森駅方面を振り返っての写真。

28番橋立堂。大岩を背に建つお堂ですが、このお堂の横には橋立鍾乳洞があり、巡礼では「胎内くぐりの霊場」なのだとか・・・すぐそばにあるカフェに気を散られてしまい、僕はついついパスしてしまいました。今になって後悔。

ちなみにカフェの名前は、JURIN’s GEO(ジュリンズ ジオ)テレビ番組でも時々取り上げられるらしい、有名なカフェのようです。アイスコーヒー750円。僕の感覚では「少し高いなぁ」と感じましたが、コーヒー好きの僕としては飲まずにはいられない。なんでも何かの賞を取った希少なコーヒー豆を使っているらしいです。コーヒーを飲み終えた後、石段の下から橋立堂を撮影して次へ向かいます。

浦山ダムを左手に見ながら、坂道を登ります。

坂道を登りきると、29番長泉院。

長泉院の見事な庭園。

長泉院の本堂です。

長泉院からは秩父鉄道・武州中川駅まで続く「札所通り」の途中には、「札所通りふれあいセンター」という無料休憩施設がありました。ちょうど長泉院で昼飯時となり納経所がクローズされていたため、ベンチに座って庭園を眺めながら昼食を済ませてしまいましたが、人数が多い場合にはこの施設を利用させていただくのが便利かも。

武州中川駅からは遠回りなのですが、あえて古道を歩いて荒川の支流を渡ります。川を渡って再び住宅が点在する場所まで戻ったところにハンターの方が何人もいて、「鹿を見かけませんでしたか?」と尋ねられましたが、この支流を渡る際に何気にバックパックのストラップについている笛を吹いてみたのですが、後になってもしかして笛の音を鹿の鳴き声と勘違いされたのでないか?と思ったりも。さすがに住宅地のすぐ裏手のような場所で猟銃を撃ったりはしないでしょうが・・・

長い車道歩きに飽き始めたころ、線路を渡ってようやく白久駅との分岐まで来ました。

今回最後の自然歩道。再び車道に出て、30番法雲寺を目指します。

30番法雲寺近く。まだ午後2時前ですが、日は傾き始めています。

30番法雲寺で本日の打ち止め。

法雲寺の本堂。こちらの庭も長泉院の庭に負けず劣らず、美しい庭でした。

紅葉がかなり進んでいます。

景色がパッと開けたあたりまで戻ると白久駅はすぐそこ。写真では中央右寄りの赤い屋根の建物の右隣りが、白久駅の駅舎です。