黙想の砥石山

2023.04.25(火) 日帰り

活動データ

タイム

04:22

距離

9.2km

のぼり

847m

くだり

851m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 22
休憩時間
25
距離
9.2 km
のぼり / くだり
847 / 851 m
11
1 12
29
21
59
9

活動詳細

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晴れ予報で、海沿いの尻場山と迷い、こちらへ 尻場山はいつか山友と海鮮ランチ込みで来たいなと考えたりする 小林峠駐車場は広く いくつかの山に行けるのか、砥石山への登山口ではない方に歩く人もいる 今日は一人でのんびり急がず 花や鳥を愛でながら歩きたいと思う これは完全にYAMAPフォロワーさん達の影響 登山道は整備されているから 里山のゆったりとした感覚になっていたら いきなり急登から始まり息が上がる と思ったら今度は深い下り坂で これが続くならキツいなと感じる しばらくするとなだらかな道になる 周りに誰もいないし 迷う心配もなさそうなので つい考え事に没頭する そういえば「なぜ山に登るのか」をぼんやり考えることが数ヶ月続き、最近ある一つの答えが浮き上がっている 登山のきっかけはたくさんあると思うが、登り続けるのはなぜなのか、しばらく答えが出せなかった その答えとは……脳内麻薬に浸りたいというもの 素敵な景色に出会いたい、自然と触れることで野生の自分になれた気がする、生きているなと感じられる、山に登っている時の自分が好き、限界に挑戦することで成長を実感できる……等、それはひねり出して言語化した後付けの答えであって、本当はもっと生理的でシンプルなものなのかもしれない なんて考えているとルートを外れるので地図を時々確認して進む 同じ脳内麻薬が出るギャンブルとかと一緒にされたくない、という声が聞こえるが、人の快楽のシステムはもっと単純なのかもしれない 「悪」を攻撃するのも脳内麻薬のせいらしく、ネット等で人を叩くのが気軽にできる娯楽であるかのように蔓延している 私も誰かを非難したりするので、脳内麻薬を求めているのだろうか スライドは4名ほど 挨拶のみして通り過ぎる あとでYAMAPを見るとユーザーはいない 自然に触れているし、少なくとも健康的だから問答無用に登山はいいものだし、パチンコよりは高尚な趣味だ… というのは登山愛好者の、一方的で期待を含んだ感想に過ぎないのか 登山をする前、登山は遭難や熊と隣り合わせの危ない行動だと私は感じていたし、ましてや雪山やバックカントリーは自殺行為以外の何物でもないと考えていたと思う 今はどっぷり首までつかっていて、BCに至っては憧れでさえある 冷静に考えると、遭難とケガに完全に無縁な登山はない だからトータルで健康的とは言えないのは間違いない だから保険もたくさんあるんだし と、山友の誰かに言ったら嫌な顔をされそう YAMAPに載せて不特定少数に読まれたら嫌われるだろうか、それとも薄々みんな感じているのかもしれないな すぐ忘れるので下山して覚えていたら活動日記に書くか、いや書かないか… そうこう考えているうちに 三角山山頂到着 西区の同名の山に比べれば目立たないがなかなか標高もある 次に雪の急登を何とか四つん這いで越えて、砥石山山頂 数ヶ月前に「青山」からこちらを眺めたのを思い出す ここで食事 カップ麺が多かったので今回はやめて、白米と味噌汁 山頂貸切でゆっくりいただく 食べたら下山開始 歩いていると正面に黒く美しいクマゲラが現れ、カメラを取り出している内に飛び去っていく 私の想念もほとんど飛び去って、覚えてもいない 思考と呼ぶにはとりとめのないことばかりだから仕方がない などと、ぼんやり考えて楽しいのもきっと脳内麻薬のせいだろう 私のこれまでの素行、いや人生そのものも脳内麻薬のせいかもしれない ……すべては私のせいではないのだ と思ったところで何にもならないか まもなく下山完了 帰りにダイソーに寄って、火薬でけたたましい音がなる玩具のピストル(熊よけ用)とアメを買って帰る

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