水主(みずし)三山縦走  虎丸山~那智山~本宮山

2023.04.09(日) 日帰り

活動データ

タイム

10:58

距離

16.5km

のぼり

1499m

くだり

1499m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
10 時間 58
休憩時間
32
距離
16.5 km
のぼり / くだり
1499 / 1499 m
7
2 24
32
47
23
18
1 54
1 25
39
28

活動詳細

すべて見る

水主(みずし)三山とは (キーパーソンは「増吽(ぞううん)上人」) 東香川市にある奈良時代後半創建とされる水主神社は10世紀後半に干ばつによる雨乞い祈祷で功績があり社号が与えられたと言います その後、鳴かず飛ばずの時期があり、水主神社を守護する別当寺「与田寺」の僧侶「増吽(ぞううん)上人」が室町時代(15世紀)この水主神社の周囲の山を熊野三山に見立てて虎丸山、本宮山、那智山を「水主三山」として信仰の対象として売り出したのが始まりらしい 「増吽(ぞううん)上人」は高野山で修行を積み当時衰退していた岡山や香川の寺院等を復興させていました 彼は仏画を描いたり写経集団を率いたり、山岳仏教の影響で熊野信仰にも篤く熊野詣の先達として忙しく活躍していたのでしょう その流れで、虎丸山には新宮神社(熊野速玉大社)を、本宮山には本宮神社(熊野本宮大社)、那智山には那智神社(熊野那智大社)にそれぞれ見立てた神社を置き修験の山として売り出したら修験者も集まるし、信者さんも増えるしのう・・・我ながらいいアイデアじゃと思っていた事でしょう お蔭で現代でも、暇をもて余す老人や体力を持て余す若者に里山歩きのフィールドを提供してくれているのです 虎丸山エリア 虎丸山は湊川と与田川に挟まれた立地で戦国時代以前から地元豪族の山城があった場所で、それだけに厳しい地形をしています 一般登山道は北側から別所・新宮池コースと(石)風呂コースの2本です 叉、サブルートとしては西の星越峠から林道「修験造線」を利用して南側から尾根沿いを上るルートがあります その他、バリエーションルートとして。東の福栄地区から「鬼ノ角」ピークを経由して南尾根を這い上がるルートともう一本東から「三里(みさと)山」ルートがあります 但し、現在東からの「鬼ノ角」と「三里山」両ルートは山の地主さんから入山禁止のお達しが出されています 登山者の目に余るマナー違反がその誘因になった様です これは何処の山でも気を付けなければなりません 那智山エリア 那智山は東側の大社地区から登山道は一本だけです 但し、峰の北側に更に「石見山」三角点ピークと石鉄山(いしづちやま)ピークが有り、そこまでは踏み跡やテープがあります 私は次の縦走目的地本宮山登山口に近い「石見山南西尾根」バリエーションルートを下りました (下山時、イノシシ柵で苦労しましたが・・・) 本宮山エリア くじら石で有名な本宮山も登山道は北側の水主コミュニティセンターからイノシシ柵を開けての1本だけです 但し、周回をする場合のバリエーションルートとして今回私が歩いた「笠ヶ峰」への縦走路を南西に上がり、途中から西の「星越山」三角点峰を経由して「筑波山」へ下り星越峠近くへ周回すると言う非常にルート取りが難しく面白い山域があります 三鈷の松 叉、星越山途中の分岐付近に三本松(3本葉の松=三葉松)があり、これは虎丸山・別所・新宮池コースにもあり、そこに空海に纏わる以下の様な伝説があります その昔、空海が唐で密教の修行を終えて、さて日本でそれを広める道場の適地は何処にしようかと中国の浜から三鈷杵をそりゃ~と日本に向けて投げました。空海は帰国後、その三鈷杵は何処?と日本中を探して歩きました。すると和歌山県の高野山にある松の木に引っ掛かっていたのであります それで高野山に密教道場を開いたと言う伝説には続きがあって、この三鈷杵が引っ掛かっていた松は三鈷杵の様に3つに分かれた葉の形をしていました 普通は二本葉なので「三鈷の松」として信者が群がって3本葉の落ち葉を探して大切に持って帰ると言われています まあ、ここは高野山でもないですが、私はズボンのポケットにそれを2セット入れて帰りました でも 、その事をすっかり忘れてしまい自宅でズボンと一緒に洗濯してしまいました 里山の縦走は藪化する四月までが限度ですね この時期、山ツツジや藪ツバキを眺めながら11時間程里山縦走を楽しみました いや~ 今回も長いレポと写真になってしまいました エントツ山

虎丸山・那智山・本宮山 水主三山縦走
今回の水主3山縦走のログ図
出発点とゴールは「星越峠」
虎丸山は南尾根から、下山は一般道・風呂コース
那智山は一般登山道から上り、石見山~石鉄山~南西尾根を下りる
本宮山は一般登山道を上り、星越山~筑波山経由で下山
水主三山縦走 今回の水主3山縦走のログ図 出発点とゴールは「星越峠」 虎丸山は南尾根から、下山は一般道・風呂コース 那智山は一般登山道から上り、石見山~石鉄山~南西尾根を下りる 本宮山は一般登山道を上り、星越山~筑波山経由で下山
虎丸山・那智山・本宮山 水主(みずし)神社
水主三山を歩く前に水主神社へお参りする
奈良県から船でやってきた天皇家のお姫様を祀っている
稲作や水に関する神様とされる
桃太郎伝説の主人公「吉備津彦命」の異母姉とされている
水主(みずし)神社 水主三山を歩く前に水主神社へお参りする 奈良県から船でやってきた天皇家のお姫様を祀っている 稲作や水に関する神様とされる 桃太郎伝説の主人公「吉備津彦命」の異母姉とされている
虎丸山・那智山・本宮山 うつぼ船
祭神とされている倭迹々日百襲姫(やまとととひももそひめのみこと)が奈良県桜井にあった当時の都からこの「うつぼ船」に乗って8歳の時に引田辺りに漂着し、水の綺麗な大内の水主に成人になるまで住んだと言う
え? そのやけに長たらしい名前のお姫様がこの石船で引田にやって来たって?・・・
うつぼ船 祭神とされている倭迹々日百襲姫(やまとととひももそひめのみこと)が奈良県桜井にあった当時の都からこの「うつぼ船」に乗って8歳の時に引田辺りに漂着し、水の綺麗な大内の水主に成人になるまで住んだと言う え? そのやけに長たらしい名前のお姫様がこの石船で引田にやって来たって?・・・
虎丸山・那智山・本宮山 星越峠
水主神社のお詣りを済ませて、出発点の「星越峠」に移動する
近くに讃岐化学工業、白鳥工場への道路入り口があります
星越峠 水主神社のお詣りを済ませて、出発点の「星越峠」に移動する 近くに讃岐化学工業、白鳥工場への道路入り口があります
虎丸山・那智山・本宮山 星越峠の説明板がある
白鳥町と大内町を結ぶ水主神社や大窪寺と与田寺を往来する巡礼の道、物流の峠として使われていたらしい
星越峠の説明板がある 白鳥町と大内町を結ぶ水主神社や大窪寺と与田寺を往来する巡礼の道、物流の峠として使われていたらしい
虎丸山・那智山・本宮山 07時22分星越峠のすぐ東側に「峠」と言う点名の三角点があるので、直接峠から三角点「峠」へ直登します
07時22分星越峠のすぐ東側に「峠」と言う点名の三角点があるので、直接峠から三角点「峠」へ直登します
虎丸山・那智山・本宮山 四等三角点「峠」
道路の法面から這い上がり25分程で四等三角点「峠」220.53mを踏みます
この三角点訪問で50分程時間が余分にかかりました
四等三角点「峠」 道路の法面から這い上がり25分程で四等三角点「峠」220.53mを踏みます この三角点訪問で50分程時間が余分にかかりました
虎丸山・那智山・本宮山 虎丸山への南側登山口「修験造道」へ続く林道へ向かいます
安全策を取って少し時間ロスした様です
虎丸山への南側登山口「修験造道」へ続く林道へ向かいます 安全策を取って少し時間ロスした様です
虎丸山・那智山・本宮山 林道・修験造線
08時30分車を停めた県道132号線(田面入野山線)から東へ分岐する「林道・修験造線」へ下ってから虎丸山へ向かいます
この道は途中まで四国の道(大内ダムへ)となっています
林道・修験造線 08時30分車を停めた県道132号線(田面入野山線)から東へ分岐する「林道・修験造線」へ下ってから虎丸山へ向かいます この道は途中まで四国の道(大内ダムへ)となっています
虎丸山・那智山・本宮山 「四国のみち」分岐
「四国のみち」が左手の大内ダムへ分岐する場所に「林道 修験造線」終点のポールが置かれています
ここまでが車も通れる状態の道です
「四国のみち」分岐 「四国のみち」が左手の大内ダムへ分岐する場所に「林道 修験造線」終点のポールが置かれています ここまでが車も通れる状態の道です
虎丸山・那智山・本宮山 四国の道分岐から先は荒れた道路跡が続きます
古い車の轍(わだち)跡がススキの間に見えます
四国の道分岐から先は荒れた道路跡が続きます 古い車の轍(わだち)跡がススキの間に見えます
虎丸山・那智山・本宮山 虎丸山・修験造道登山口
08時55分荒れた道の終点部に砂防ダムがあり、そこに虎丸山の登山口(修験造道)があります
今回はこの登山道は歩きません
虎丸山・修験造道登山口 08時55分荒れた道の終点部に砂防ダムがあり、そこに虎丸山の登山口(修験造道)があります 今回はこの登山道は歩きません
虎丸山・那智山・本宮山 砂防ダムの上側を対岸への踏み跡があり、「鬼ノ角」ピークへの踏み跡が続きます
砂防ダムの上側を対岸への踏み跡があり、「鬼ノ角」ピークへの踏み跡が続きます
虎丸山・那智山・本宮山 鬼ノ角分岐
09時05分尾根部へ上がると、
右は鬼ノ角ピークへの上り
左は虎丸山・南尾根バリエーションルート入り口となります
(標識は有りません)
鬼ノ角分岐 09時05分尾根部へ上がると、 右は鬼ノ角ピークへの上り 左は虎丸山・南尾根バリエーションルート入り口となります (標識は有りません)
虎丸山・那智山・本宮山 虎丸山南尾根へのバリエーションルート
小さな支尾根を虎丸山の基部へと進みます
薄い踏み跡やテープはあります
虎丸山南尾根へのバリエーションルート 小さな支尾根を虎丸山の基部へと進みます 薄い踏み跡やテープはあります
虎丸山・那智山・本宮山 09時15分一旦尾根部を離れて踏み跡のある右手の谷部へ下がります
09時15分一旦尾根部を離れて踏み跡のある右手の谷部へ下がります
虎丸山・那智山・本宮山 水の無い小さな谷部を越えて向かい側の支尾根へ向かいます
(低い尾根です)
水の無い小さな谷部を越えて向かい側の支尾根へ向かいます (低い尾根です)
虎丸山・那智山・本宮山 向かいの尾根に上がったら、尾根なりに虎丸山の基部へと進みます
向かいの尾根に上がったら、尾根なりに虎丸山の基部へと進みます
虎丸山・那智山・本宮山 虎丸山・南尾根
09時25分トラバース気味に斜面を這い上がり虎丸山・南尾根に乗ります
虎丸山・南尾根 09時25分トラバース気味に斜面を這い上がり虎丸山・南尾根に乗ります
虎丸山・那智山・本宮山 このルートは岩尾根ではありますが、崖は有りません
真砂土で滑り易いので気を付けます
このルートは岩尾根ではありますが、崖は有りません 真砂土で滑り易いので気を付けます
虎丸山・那智山・本宮山 左手にツツジが咲く岩壁が見えます
その奥の尾根が修験造道の登山道になります
左手にツツジが咲く岩壁が見えます その奥の尾根が修験造道の登山道になります
虎丸山・那智山・本宮山 鬼ノ角
振り返ると見えるのが「鬼ノ角」と呼ばれるピークです
福江地区から道はありますが、現在地権者から入山禁止となっています
鬼ノ角 振り返ると見えるのが「鬼ノ角」と呼ばれるピークです 福江地区から道はありますが、現在地権者から入山禁止となっています
虎丸山・那智山・本宮山 下山地が見える
左前方には今日の夕方に下山してくる星越山が見えます
下山地が見える 左前方には今日の夕方に下山してくる星越山が見えます
虎丸山・那智山・本宮山 ネズミサシ(ネズ)の実
ヒノキ科ビャクシン属
この鋭い針葉を昔はネズミ除けに使われていたそうです

度々、棘が手袋を通して手に刺さるネズミサシの青っぽい実が付いています
香川の海岸付近の岩山には沢山このネズミサシが生えています
ネズミサシ(ネズ)の実 ヒノキ科ビャクシン属 この鋭い針葉を昔はネズミ除けに使われていたそうです 度々、棘が手袋を通して手に刺さるネズミサシの青っぽい実が付いています 香川の海岸付近の岩山には沢山このネズミサシが生えています
虎丸山・那智山・本宮山 南尾根上にも岩がありますが左右に岩を避けるルートが有りますので行き詰る場所はありません
南尾根上にも岩がありますが左右に岩を避けるルートが有りますので行き詰る場所はありません
虎丸山・那智山・本宮山 南尾根の右手にも岩場が見えます
里山は景色が良い所は少ないのですが、岩場が有ると眺めが良く爽快な気分になります
南尾根の右手にも岩場が見えます 里山は景色が良い所は少ないのですが、岩場が有ると眺めが良く爽快な気分になります
虎丸山・那智山・本宮山 白鳥(しろとり)町を流れる湊川沿いの集落や畑、その向こうに引田から鳴門方面が霞んで見えます
白鳥(しろとり)町を流れる湊川沿いの集落や畑、その向こうに引田から鳴門方面が霞んで見えます
虎丸山・那智山・本宮山 瀬戸内海沿いの山にはこんな重ね岩の形をした岩がありますね
この上側の尾根筋が休憩所に丁度良い平地があります
瀬戸内海沿いの山にはこんな重ね岩の形をした岩がありますね この上側の尾根筋が休憩所に丁度良い平地があります
虎丸山・那智山・本宮山 こんな景色を眺めながら休憩するのは気持ちが良い物ですが、先を急ぐ私には少し贅沢な願いでした
こんな景色を眺めながら休憩するのは気持ちが良い物ですが、先を急ぐ私には少し贅沢な願いでした
虎丸山・那智山・本宮山 長宗我部元親によって落城した虎丸城跡の土塁を見ながら、登山者の声が聞こえる山頂へ向かいます
長宗我部元親によって落城した虎丸城跡の土塁を見ながら、登山者の声が聞こえる山頂へ向かいます
虎丸山・那智山・本宮山 虎丸山
10時00分 虎丸山山頂に着きました
北側と東側が開けて良く見えます
虎丸山の名前はここを築城されたのが寅年(とらどし)だったからだと言われています
去年、年男の私は干支の山としてこの虎丸山に鬼ノ角から登りました
虎丸山 10時00分 虎丸山山頂に着きました 北側と東側が開けて良く見えます 虎丸山の名前はここを築城されたのが寅年(とらどし)だったからだと言われています 去年、年男の私は干支の山としてこの虎丸山に鬼ノ角から登りました
虎丸山・那智山・本宮山 新宮神社(祠)
虎丸山の山頂にはイザナミノミコト(熊野三神のひとつ)を祀る「新宮神社」の祠があります
室町時代に「増吽(ぞううん)上人」というお坊さんが熊野修験を勧請した時には新宮山だったのでしょうか?
週末なので登山者が結構居られました
新宮神社(祠) 虎丸山の山頂にはイザナミノミコト(熊野三神のひとつ)を祀る「新宮神社」の祠があります 室町時代に「増吽(ぞううん)上人」というお坊さんが熊野修験を勧請した時には新宮山だったのでしょうか? 週末なので登山者が結構居られました
虎丸山・那智山・本宮山 鳥居にも「新宮大社」の社名が掛けられています
水主三山にはどの山にも赤い鳥居が立っています
鳥居の下側が広場になっており、ここにお城ガあったのでしょうか
鳥居にも「新宮大社」の社名が掛けられています 水主三山にはどの山にも赤い鳥居が立っています 鳥居の下側が広場になっており、ここにお城ガあったのでしょうか
虎丸山・那智山・本宮山 山行地図
虎丸山の南面ログ図
鬼ノ角や三里(みさと)山の位置図を参考にして下さい
山行地図 虎丸山の南面ログ図 鬼ノ角や三里(みさと)山の位置図を参考にして下さい
虎丸山・那智山・本宮山 (石)風呂コースで下山
虎丸山からの下山は「跡・風呂へ」(2km)の標識に従います
(石)風呂コースで下山 虎丸山からの下山は「跡・風呂へ」(2km)の標識に従います
虎丸山・那智山・本宮山 結構急な傾斜で登山道にはロープが置かれている
結構急な傾斜で登山道にはロープが置かれている
虎丸山・那智山・本宮山 三等三角点「虎丸」
10時12分本日2基目の三等三角点「虎丸」373.01mを踏みます
(登山道を少し右に外れた場所にあります)
三等三角点「虎丸」 10時12分本日2基目の三等三角点「虎丸」373.01mを踏みます (登山道を少し右に外れた場所にあります)
虎丸山・那智山・本宮山 藪ツバキを眺めながら、足元の真砂土に注意しながら下ります
藪ツバキを眺めながら、足元の真砂土に注意しながら下ります
虎丸山・那智山・本宮山 沢沿いの道を下り、09時36分沢を越えると林道歩きとなります
沢沿いの道を下り、09時36分沢を越えると林道歩きとなります
虎丸山・那智山・本宮山 10時45分一応この橋が風呂コースの「登山口」となっている様です
(この直ぐ下まで車が入る事が出来ますが駐車場はありません)
10時45分一応この橋が風呂コースの「登山口」となっている様です (この直ぐ下まで車が入る事が出来ますが駐車場はありません)
虎丸山・那智山・本宮山 イノシシ柵
里山歩きの風景、イノシシ除けの柵がどこでも張り巡らされています
正規の登山口以外は開閉が出来なくなっています
イノシシ柵 里山歩きの風景、イノシシ除けの柵がどこでも張り巡らされています 正規の登山口以外は開閉が出来なくなっています
虎丸山・那智山・本宮山 石風呂跡の石碑
元々水主には熊野、本宮、新宮の三つ石風呂があって、この新宮石風呂が最も人気があったらしいです  サウナのような物だったのでしょうか
江戸時代には藩の保護もあって保養所として賑わったと記されています
大正時代にの初期には廃れて遺跡だけが残されている様です
石風呂跡の石碑 元々水主には熊野、本宮、新宮の三つ石風呂があって、この新宮石風呂が最も人気があったらしいです  サウナのような物だったのでしょうか 江戸時代には藩の保護もあって保養所として賑わったと記されています 大正時代にの初期には廃れて遺跡だけが残されている様です
虎丸山・那智山・本宮山 弘海寺跡
石風呂跡の向かいには「新宮山薬師院弘海寺跡」があり、広い駐車場とトイレが備えられていて、ここが登山口になっている様です
薬師院と言う事は隣に有った保養所の石風呂に関連してのお寺だったのでしょうか
明治時代の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の洗礼を受けて廃寺になった様です
弘海寺跡 石風呂跡の向かいには「新宮山薬師院弘海寺跡」があり、広い駐車場とトイレが備えられていて、ここが登山口になっている様です 薬師院と言う事は隣に有った保養所の石風呂に関連してのお寺だったのでしょうか 明治時代の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の洗礼を受けて廃寺になった様です
虎丸山・那智山・本宮山 旧弘海寺本堂跡に沢山の観音菩薩像が置かれて「西国三十三所観音霊場」となっている様です
この裏山に三角点があるので訪ねます
旧弘海寺本堂跡に沢山の観音菩薩像が置かれて「西国三十三所観音霊場」となっている様です この裏山に三角点があるので訪ねます
虎丸山・那智山・本宮山 三角点「風呂」
11時00分 本日3基目の四等三角点「風呂」70.47mを踏みます
三角点に松が被って見えなかったので少し整備しました
三角点「風呂」 11時00分 本日3基目の四等三角点「風呂」70.47mを踏みます 三角点に松が被って見えなかったので少し整備しました
虎丸山・那智山・本宮山 与田川を渡って次の那智山へ向かいます
歩いて来た虎丸山を振り返る写真です
与田川を渡って次の那智山へ向かいます 歩いて来た虎丸山を振り返る写真です
虎丸山・那智山・本宮山 県道129号線(水主三本松線)沿いに立つ那智山の登山口入り口の標識
角ばってね
左奥は笠ヶ峰です
県道129号線(水主三本松線)沿いに立つ那智山の登山口入り口の標識 角ばってね 左奥は笠ヶ峰です
虎丸山・那智山・本宮山 那智山の左側に笠ヶ峰~本宮山~星越山が並んで見えます
(’本宮山は稜線上ではありません)
那智山の左側に笠ヶ峰~本宮山~星越山が並んで見えます (’本宮山は稜線上ではありません)
虎丸山・那智山・本宮山 畑の脇にはず~~っとイノシシ柵が並んでいます
(藪尾根下山後にこの柵にヤラレました)
畑の脇にはず~~っとイノシシ柵が並んでいます (藪尾根下山後にこの柵にヤラレました)
虎丸山・那智山・本宮山 那智山登山口
11時32分舗装道路の途中に「那智山登山口」の標識が立っています
すぐ横に里山歩きの心得
「他人の土地に無断で入らせて頂いている事を念頭にマナーを守り楽しい登山をしましょう」と言う意味の「東香川市チャレンジ30実行委員会」の立て看板があります
那智山登山口 11時32分舗装道路の途中に「那智山登山口」の標識が立っています すぐ横に里山歩きの心得 「他人の土地に無断で入らせて頂いている事を念頭にマナーを守り楽しい登山をしましょう」と言う意味の「東香川市チャレンジ30実行委員会」の立て看板があります
虎丸山・那智山・本宮山 最初の赤い鳥居を潜ります
「那智山」の表札が掛かっています
登山道は整備されております
最初の赤い鳥居を潜ります 「那智山」の表札が掛かっています 登山道は整備されております
虎丸山・那智山・本宮山 のどかな水主地区と最初に上った虎丸山が見えます
右奥は「鬼ノ角」ピークになります
のどかな水主地区と最初に上った虎丸山が見えます 右奥は「鬼ノ角」ピークになります
虎丸山・那智山・本宮山 ここにもウバメガシの並木が並んでいます
瀬戸内海沿いの里山特有の風景です
六甲山縦走時、須磨の山でも良く見かけました
ここにもウバメガシの並木が並んでいます 瀬戸内海沿いの里山特有の風景です 六甲山縦走時、須磨の山でも良く見かけました
虎丸山・那智山・本宮山 山頂直下付近にある赤い鳥居です やはりこれにも那智山の表札が掛かっています
(那智大社では無いですね)
山頂直下付近にある赤い鳥居です やはりこれにも那智山の表札が掛かっています (那智大社では無いですね)
虎丸山・那智山・本宮山 天空の鳥居
香川県で天空の鳥居と言えば三豊(西讃)の稲積山、高屋神社の鳥居ですね
一応ここも東讃の「天空の鳥居」とも呼ばれて白鳥(しろとり)から引田方面が眺望出来ます
天空の鳥居 香川県で天空の鳥居と言えば三豊(西讃)の稲積山、高屋神社の鳥居ですね 一応ここも東讃の「天空の鳥居」とも呼ばれて白鳥(しろとり)から引田方面が眺望出来ます
虎丸山・那智山・本宮山 のどかな与田川流域の水主地区と虎丸山が正対します
のどかな与田川流域の水主地区と虎丸山が正対します
虎丸山・那智山・本宮山 ウバメガシとツツジの登山道を山頂へと向かいます
日陰になると涼しい風に吹かれて気持ち良かったです
ウバメガシとツツジの登山道を山頂へと向かいます 日陰になると涼しい風に吹かれて気持ち良かったです
虎丸山・那智山・本宮山 山頂手前はツツジが並んでいます
この時期ならではの景色ですね
山頂手前はツツジが並んでいます この時期ならではの景色ですね
虎丸山・那智山・本宮山 「那智山」
12時03分「那智山」に着lくと那智神社の祠が突き当りにあります
祭神は「事解男神」(ことさかのおのみこと)で熊野三神のひとつです(イザナギ・イザナミの子供神)
ここでは水や豊穣の神様として祀られている様です
「那智山」 12時03分「那智山」に着lくと那智神社の祠が突き当りにあります 祭神は「事解男神」(ことさかのおのみこと)で熊野三神のひとつです(イザナギ・イザナミの子供神) ここでは水や豊穣の神様として祀られている様です
虎丸山・那智山・本宮山 山頂から背伸びをすると北側に三本松と白鳥の町が見えます
山頂から背伸びをすると北側に三本松と白鳥の町が見えます
虎丸山・那智山・本宮山 祠の裏側が一見崖ですが、石見山へ続く細尾根があります
正面右が三角点のある石見山でしょう
祠の裏側が一見崖ですが、石見山へ続く細尾根があります 正面右が三角点のある石見山でしょう
虎丸山・那智山・本宮山 ここもウバメガシやヒサカキ等が生えた灌木帯の痩せ尾根が続きます
ここもウバメガシやヒサカキ等が生えた灌木帯の痩せ尾根が続きます
虎丸山・那智山・本宮山 一旦コル部へ下り、前方の稜線部へと上り返します
一旦コル部へ下り、前方の稜線部へと上り返します
虎丸山・那智山・本宮山 稜線に上がると古い「石見山(右)」の標識が掛かっています
稜線に上がると古い「石見山(右)」の標識が掛かっています
虎丸山・那智山・本宮山 最初のピークに小さな岩が丸く並べられていますが、そこには三角点は無く、更に少し先の高みを目指します
最初のピークに小さな岩が丸く並べられていますが、そこには三角点は無く、更に少し先の高みを目指します
虎丸山・那智山・本宮山 「石見山」
比較的新しい「石見山」の標識が掛かっていました
三角点名は大林ですが、このピークは石見山と呼ばれている様です
「石見山」 比較的新しい「石見山」の標識が掛かっていました 三角点名は大林ですが、このピークは石見山と呼ばれている様です
虎丸山・那智山・本宮山 12時33分本日4基目の三等三角点「大林」264.45m
ここで水分補給と行動食タイムです
三角点名は国土地理院の担当者が名付ける様ですが、大林という集落名は地形図には見当たりません
12時33分本日4基目の三等三角点「大林」264.45m ここで水分補給と行動食タイムです 三角点名は国土地理院の担当者が名付ける様ですが、大林という集落名は地形図には見当たりません
虎丸山・那智山・本宮山 石見山から尾根は東に伸びますが、次の石鉄山には北西へ向かってコルへ下らなければなりません
手前に見えるピークが石鉄山です
石見山から尾根は東に伸びますが、次の石鉄山には北西へ向かってコルへ下らなければなりません 手前に見えるピークが石鉄山です
虎丸山・那智山・本宮山 北西部へ向かう下り尾根を見つけるとテープなども残置されていました
踏み跡もある様です
北西部へ向かう下り尾根を見つけるとテープなども残置されていました 踏み跡もある様です
虎丸山・那智山・本宮山 12時51分「石鉄山」(いしづちやま)の祠ピークに着きました
普通、石鎚山とか石鉄山とか名付けた山には大岩がある物ですが、ここはフツーのピークです
何故、ここが石鉄山と名付けられたのでしょうか
水主三山修験者が修行の場として歩いていたのかも知れません
12時51分「石鉄山」(いしづちやま)の祠ピークに着きました 普通、石鎚山とか石鉄山とか名付けた山には大岩がある物ですが、ここはフツーのピークです 何故、ここが石鉄山と名付けられたのでしょうか 水主三山修験者が修行の場として歩いていたのかも知れません
虎丸山・那智山・本宮山 この辺りの尾根には白い境界杭が見られます
この辺りの尾根には白い境界杭が見られます
虎丸山・那智山・本宮山 一旦、石見山三角点峰へ引き返して途中の分岐まで下ります
一旦、石見山三角点峰へ引き返して途中の分岐まで下ります
虎丸山・那智山・本宮山 那智山・石見山分岐
13時06分那智山から石見山への尾根に上がった分岐点まで帰って来ました
ここから那智山へ帰ると次の本宮山登山口が遠くなってしまうので、通行止めの枯れ木が積まれた尾根を乗り越えて南西尾根へと進みます
那智山・石見山分岐 13時06分那智山から石見山への尾根に上がった分岐点まで帰って来ました ここから那智山へ帰ると次の本宮山登山口が遠くなってしまうので、通行止めの枯れ木が積まれた尾根を乗り越えて南西尾根へと進みます
虎丸山・那智山・本宮山 海岸近くの里山における尾根は総じてスペースがありますね
海岸近くの里山における尾根は総じてスペースがありますね
虎丸山・那智山・本宮山 前方に南西尾根の真ん中付近にあるピークが見えます
ここがこのルートの難所で方向取りが難しい場所になります
左上が今日歩いて行く星越山ピークです
前方に南西尾根の真ん中付近にあるピークが見えます ここがこのルートの難所で方向取りが難しい場所になります 左上が今日歩いて行く星越山ピークです
虎丸山・那智山・本宮山 南西尾根の途中から水主神社と懐かしい県境尾根を眺めます
余木崎(愛媛県境)から引田の県境岬(徳島県境)までの香川県境歩きは6年前5泊6日かかりました
南西尾根の途中から水主神社と懐かしい県境尾根を眺めます 余木崎(愛媛県境)から引田の県境岬(徳島県境)までの香川県境歩きは6年前5泊6日かかりました
虎丸山・那智山・本宮山 真ん中ピークに向かって岩っぽい尾根が続きます
真ん中ピークに向かって岩っぽい尾根が続きます
虎丸山・那智山・本宮山 ピーク手前はちょっとした岩場になりますがそんなに難しくはありません
ピーク手前はちょっとした岩場になりますがそんなに難しくはありません
虎丸山・那智山・本宮山 歩いて来た南西尾根を振り返ります
歩いて来た南西尾根を振り返ります
虎丸山・那智山・本宮山 しばしツツジのピンクに癒されます
しばしツツジのピンクに癒されます
虎丸山・那智山・本宮山 さて、真ん中ピークに着きました
見通しが効かず、尾根なりに下ると真南へ向かい遠回りになってしまいます
ここは慎重に南西方角への尾根を探します
さて、真ん中ピークに着きました 見通しが効かず、尾根なりに下ると真南へ向かい遠回りになってしまいます ここは慎重に南西方角への尾根を探します
虎丸山・那智山・本宮山 この山域で良く見かける丸住マークの石柱
住友林業は井桁マークなのと香川には無いと思われるのでどこの所属なのでしょう?
この山域で良く見かける丸住マークの石柱 住友林業は井桁マークなのと香川には無いと思われるのでどこの所属なのでしょう?
虎丸山・那智山・本宮山 何とか北西尾根を見付けてそれに乗ってドンドン下ります
ヤマツツジはピンクが多いので、オレンジが現れると新鮮です
何とか北西尾根を見付けてそれに乗ってドンドン下ります ヤマツツジはピンクが多いので、オレンジが現れると新鮮です
虎丸山・那智山・本宮山 途中で田んぼが見えて嬉しくなりましたが、そこからもウバメガシの尾根が最後まで続きます
池に出る前に少し左手に移動します この辺りは地形図では向ヶ原と言う地名です
途中で田んぼが見えて嬉しくなりましたが、そこからもウバメガシの尾根が最後まで続きます 池に出る前に少し左手に移動します この辺りは地形図では向ヶ原と言う地名です
虎丸山・那智山・本宮山 田んぼの手前で水路に下り着きました
んがっ! 正面にはイノシシ除けのバリケードが張り巡らされて前に出る事が出来ません
ブヒブヒ~~
田んぼの手前で水路に下り着きました んがっ! 正面にはイノシシ除けのバリケードが張り巡らされて前に出る事が出来ません ブヒブヒ~~
虎丸山・那智山・本宮山 バリケードを乗り越える場所を探して池の方へ進みます
途中で一度脱出をトライしましたが柵の針金が細くて不安定なのと上側に更に線が張られていて這い上がれません ブヒブヒ~
バリケードを乗り越える場所を探して池の方へ進みます 途中で一度脱出をトライしましたが柵の針金が細くて不安定なのと上側に更に線が張られていて這い上がれません ブヒブヒ~
虎丸山・那智山・本宮山 結局、池の土手近くのコーナーに柵が有る程度低い場所があり、ザックや服を引っ掛けながら乗り越えて畦道を道路へと進みます
結局、池の土手近くのコーナーに柵が有る程度低い場所があり、ザックや服を引っ掛けながら乗り越えて畦道を道路へと進みます
虎丸山・那智山・本宮山 池の土手を三角点のある方向へ進むが、川の向こう側にある三角点へはイノシシ柵と円盤状の柵がある為近寄れず
帰りに寄る事にした
池の土手を三角点のある方向へ進むが、川の向こう側にある三角点へはイノシシ柵と円盤状の柵がある為近寄れず 帰りに寄る事にした
虎丸山・那智山・本宮山 四等三角点「水主」68.5m
国安池の分水設備によってコンクリートの中に閉じ込められた面白い三角点でした(5基目)
水主(みずし)に来たからにはこの三角点は外せません
四等三角点「水主」68.5m 国安池の分水設備によってコンクリートの中に閉じ込められた面白い三角点でした(5基目) 水主(みずし)に来たからにはこの三角点は外せません
虎丸山・那智山・本宮山 この国安池の左手端付近に下山して来ました
右奥は虎丸山です
この国安池の左手端付近に下山して来ました 右奥は虎丸山です
虎丸山・那智山・本宮山 一旦国安池の南端へ引き返します
ここに祠があり、石碑には次の2神の名が刻まれていました
「植安姫命」(ハニヤスヒメノミコト)は農耕、陶芸の神 トイレの神様でもあります
「少彦名命」(スクナヒコナノミコト)は医薬、豊穣、健康の小人神で一寸法師のルーツと言われています
一旦県道に出て東へ歩きます
一旦国安池の南端へ引き返します ここに祠があり、石碑には次の2神の名が刻まれていました 「植安姫命」(ハニヤスヒメノミコト)は農耕、陶芸の神 トイレの神様でもあります 「少彦名命」(スクナヒコナノミコト)は医薬、豊穣、健康の小人神で一寸法師のルーツと言われています 一旦県道に出て東へ歩きます
虎丸山・那智山・本宮山 14時20分やっと水主三山、三座目の本宮山登山口にやってきました
道路の右側に「水主コミュニティセンター」の標識があります
この施設は本宮山登山者の駐車場として開放されている様です
14時20分やっと水主三山、三座目の本宮山登山口にやってきました 道路の右側に「水主コミュニティセンター」の標識があります この施設は本宮山登山者の駐車場として開放されている様です
虎丸山・那智山・本宮山 「何しょんな」
水主コミュニティセンターにある彫刻家「流政之」氏の作品「何しよんな」
ここは以前「笠松小学校」があった跡地らしいです
香川に来た時は良く「何がでっきょんな」と言われて面食らったものでした
「何しょんな」 水主コミュニティセンターにある彫刻家「流政之」氏の作品「何しよんな」 ここは以前「笠松小学校」があった跡地らしいです 香川に来た時は良く「何がでっきょんな」と言われて面食らったものでした
虎丸山・那智山・本宮山 出た~~~ イノシシ柵!!
まあここは登山口ですから開閉式になっています
出た~~~ イノシシ柵!! まあここは登山口ですから開閉式になっています
虎丸山・那智山・本宮山 14時28分「本宮神社」と表札が掛かる赤い鳥居を潜ります
14時28分「本宮神社」と表札が掛かる赤い鳥居を潜ります
虎丸山・那智山・本宮山 20分程で稜線部へ上がると五合目の標識に出会います
20分程で稜線部へ上がると五合目の標識に出会います
虎丸山・那智山・本宮山 この山の登山道も美しいウバメガシが並ぶ細尾根が続きます
鷲ノ山や五剣山でも良く目にする風景です
この山の登山道も美しいウバメガシが並ぶ細尾根が続きます 鷲ノ山や五剣山でも良く目にする風景です
虎丸山・那智山・本宮山 山頂直下にあるy本宮神社の鳥居を潜ります
樹林帯の中にある為か那智山の鳥居より傷んでいません
山頂直下にあるy本宮神社の鳥居を潜ります 樹林帯の中にある為か那智山の鳥居より傷んでいません
虎丸山・那智山・本宮山 山頂は木々に囲まれて余り見通しは良くありません
下から眺めても西側に境界尾根が507mピークまで延びているのでこの山の形が良く分かりません
やはりクジラ石が修験の山として決め手になったのでしょうか
山頂は木々に囲まれて余り見通しは良くありません 下から眺めても西側に境界尾根が507mピークまで延びているのでこの山の形が良く分かりません やはりクジラ石が修験の山として決め手になったのでしょうか
虎丸山・那智山・本宮山 虎丸山
15時05分本宮山に着きました
山頂からかろうじて東側の虎丸山を眺める事が出来ました
虎丸山 15時05分本宮山に着きました 山頂からかろうじて東側の虎丸山を眺める事が出来ました
虎丸山・那智山・本宮山 本宮神社
祭神は「早(速)玉男命」(はやたまのをのみこと)
イザナギがイザナミを追って行った黄泉の国で吐いた唾(つば)から生まれた神様とされる
唾を吐く事は契約を意味する事から縁結びの神様ともされているようです
本宮神社 祭神は「早(速)玉男命」(はやたまのをのみこと) イザナギがイザナミを追って行った黄泉の国で吐いた唾(つば)から生まれた神様とされる 唾を吐く事は契約を意味する事から縁結びの神様ともされているようです
虎丸山・那智山・本宮山 「くじら石」
正面からの写真です
右裏側から見ると別な岩と重なって鯨の様に見えるのですが逆光の為この日は鯨には見えませんでした
「くじら石」 正面からの写真です 右裏側から見ると別な岩と重なって鯨の様に見えるのですが逆光の為この日は鯨には見えませんでした
虎丸山・那智山・本宮山 本宮山の裏手には西側の「笠ヶ峰」への縦走尾根があります
一旦南西方向にある507mピークまで上りますが、ほぼこのピーク近くの分岐点から南東方向の「星越山」へと進む事になります
本宮山の裏手には西側の「笠ヶ峰」への縦走尾根があります 一旦南西方向にある507mピークまで上りますが、ほぼこのピーク近くの分岐点から南東方向の「星越山」へと進む事になります
虎丸山・那智山・本宮山 507mピークまではワイルドではありますが、或る程度踏み跡があります
507mピークまではワイルドではありますが、或る程度踏み跡があります
虎丸山・那智山・本宮山 尾根にはヤブ椿の花が沢山落ちています
尾根にはヤブ椿の花が沢山落ちています
虎丸山・那智山・本宮山 15時31分最初の尾根分岐に上がり、岩が沢山並ぶ右手へ進みます
15時31分最初の尾根分岐に上がり、岩が沢山並ぶ右手へ進みます
虎丸山・那智山・本宮山 尾根には大きな岩が時々現れて刺激になります
そこにツツジが咲いていれば言う事ありません
尾根には大きな岩が時々現れて刺激になります そこにツツジが咲いていれば言う事ありません
虎丸山・那智山・本宮山 尾根に巨石が並ぶ特徴的な場所を上がります
単調な里山の尾根歩きではこんな特徴的な風景が記憶に残りますね
尾根に巨石が並ぶ特徴的な場所を上がります 単調な里山の尾根歩きではこんな特徴的な風景が記憶に残りますね
虎丸山・那智山・本宮山 星越山分岐の手前で三葉の松があります(三本松とも言われる)
お大師さんが修行を終えた際に中国からエイって日本に向けて投げた仏具の三鈷杵(さんこしょ)が高野山の松の樹に引っ掛かっていたのです
この松が三葉だった事から今でも信者さんが有り難く探して持って帰っているそうです
ここの三葉松はアメリカ産のテーダ―待つでしょうか
星越山分岐の手前で三葉の松があります(三本松とも言われる) お大師さんが修行を終えた際に中国からエイって日本に向けて投げた仏具の三鈷杵(さんこしょ)が高野山の松の樹に引っ掛かっていたのです この松が三葉だった事から今でも信者さんが有り難く探して持って帰っているそうです ここの三葉松はアメリカ産のテーダ―待つでしょうか
虎丸山・那智山・本宮山 15時54分北側から延びて来た境界尾根と合流してほぼ直角に左へ曲がります
ここに板で作った分岐標識が枝からぶら下がっています
右へ行くと笠松まで下ってしまいます
15時54分北側から延びて来た境界尾根と合流してほぼ直角に左へ曲がります ここに板で作った分岐標識が枝からぶら下がっています 右へ行くと笠松まで下ってしまいます
虎丸山・那智山・本宮山 ちょっと藪ツバキでも眺めて気分転換をします
ちょっと藪ツバキでも眺めて気分転換をします
虎丸山・那智山・本宮山 「星越山分岐」
16時00分507mピーク手前で左手南東方向に星越山へ向かう別尾根が分岐しています
標識などは無いので地図読みが必要です
真っ直ぐ尾根を上がると507mピークを経由して笠ヶ峰へと向かう尾根筋となります
「星越山分岐」 16時00分507mピーク手前で左手南東方向に星越山へ向かう別尾根が分岐しています 標識などは無いので地図読みが必要です 真っ直ぐ尾根を上がると507mピークを経由して笠ヶ峰へと向かう尾根筋となります
虎丸山・那智山・本宮山 ここの尾根は黄色い境界杭と丸住マークの標石が見られます
ここの尾根は黄色い境界杭と丸住マークの標石が見られます
虎丸山・那智山・本宮山 数年前に境界割出作業が行われて赤いペンキが塗られています
数年前に境界割出作業が行われて赤いペンキが塗られています
虎丸山・那智山・本宮山 ミニクジラ石が尾根上に現われました
ミニクジラ石が尾根上に現われました
虎丸山・那智山・本宮山 難しい星越山への分岐
16時24分最も難しい分岐に差し掛かりました
境界割出作業が行われている尾根を下る著中で意識的に左の灌木帯に入る分岐があるのです
以前私はこれをドンドン下ってしまい三角点へ急斜面を上り返した経験があります
難しい星越山への分岐 16時24分最も難しい分岐に差し掛かりました 境界割出作業が行われている尾根を下る著中で意識的に左の灌木帯に入る分岐があるのです 以前私はこれをドンドン下ってしまい三角点へ急斜面を上り返した経験があります
虎丸山・那智山・本宮山 この分岐にはテープが2本程張られていますので気を付ければ分かります
ここを左へ進んでコル部へ下がると尾根がある事に気が付きます
本当にこの山域は地形が複雑で、それだけに面白い場所です
この分岐にはテープが2本程張られていますので気を付ければ分かります ここを左へ進んでコル部へ下がると尾根がある事に気が付きます 本当にこの山域は地形が複雑で、それだけに面白い場所です
虎丸山・那智山・本宮山 分岐を左に折れてコルに出るとテープが見られます
そこから尾根に乗ると星越山まで一本尾根で迷う事はありません
黄色い杭も見られます
分岐を左に折れてコルに出るとテープが見られます そこから尾根に乗ると星越山まで一本尾根で迷う事はありません 黄色い杭も見られます
虎丸山・那智山・本宮山 唯一今朝最初に上った虎丸山と白鳥町の海岸が見渡せました
唯一今朝最初に上った虎丸山と白鳥町の海岸が見渡せました
虎丸山・那智山・本宮山 やはりウバメガシやネジキが多い痩せ尾根で星越山が近いです
やはりウバメガシやネジキが多い痩せ尾根で星越山が近いです
虎丸山・那智山・本宮山 三角点「星越山」
16時45分今日6基目で最後の四等三角点「星越」439.76mにとうちゃこ~
水を500ml残して日高昆布おにぎりを①②③の手重正しく開封し、海苔(のり)は秩序正しくおにぎりに巻かれました 成功!
三角点「星越山」 16時45分今日6基目で最後の四等三角点「星越」439.76mにとうちゃこ~ 水を500ml残して日高昆布おにぎりを①②③の手重正しく開封し、海苔(のり)は秩序正しくおにぎりに巻かれました 成功!
虎丸山・那智山・本宮山 三角点の向こうで尾根ルートは左へ直角に曲がって下ります
このコーナーに丸住マークの標石と大き目の白い杭があります
三角点の向こうで尾根ルートは左へ直角に曲がって下ります このコーナーに丸住マークの標石と大き目の白い杭があります
虎丸山・那智山・本宮山 尾根をドンドン下って行くと一ヶ所曲がり角分岐がありますが、そじには標石と境界杭が進行方向に並べられておりました
尾根をドンドン下って行くと一ヶ所曲がり角分岐がありますが、そじには標石と境界杭が進行方向に並べられておりました
虎丸山・那智山・本宮山 17時15分尾根にシダが被さる向こう側で尾根が分岐します
以前は夕暮れで少し気がアセりじっくり地図読みをせずドンドン真っ直ぐ下って沢に出てしまいました
17時15分尾根にシダが被さる向こう側で尾根が分岐します 以前は夕暮れで少し気がアセりじっくり地図読みをせずドンドン真っ直ぐ下って沢に出てしまいました
虎丸山・那智山・本宮山 ここは讃岐化学工業の工場へ向かって右手の尾根に入らなければなりません
ここは讃岐化学工業の工場へ向かって右手の尾根に入らなければなりません
虎丸山・那智山・本宮山 この杭が安心感を与えてくれます
一人で歩く時は自然と「ありがとうよ」と声を掛けます
この杭が安心感を与えてくれます 一人で歩く時は自然と「ありがとうよ」と声を掛けます
虎丸山・那智山・本宮山 讃岐化学工業の敷地が枝越しに見えて稼働する鈍い音が聞こえます 「007ドクターノオ」の秘密工場の雰囲気がします
すると17時37分手^プが左手に2枚見えて最後の分岐があり、筑波山へ向かいます
讃岐化学工業の敷地が枝越しに見えて稼働する鈍い音が聞こえます 「007ドクターノオ」の秘密工場の雰囲気がします すると17時37分手^プが左手に2枚見えて最後の分岐があり、筑波山へ向かいます
虎丸山・那智山・本宮山 尾根を下らず、左手の赤テープに注意して斜面を逆方向に下ります
すると小さな支尾根に暫く乗ってシダ藪を突っ切ります
産み跡やテープがあります
尾根を下らず、左手の赤テープに注意して斜面を逆方向に下ります すると小さな支尾根に暫く乗ってシダ藪を突っ切ります 産み跡やテープがあります
虎丸山・那智山・本宮山 シダ藪ですが下側に踏み跡があります
讃岐のカッパドキアのシダ藪みたいです
シダ藪ですが下側に踏み跡があります 讃岐のカッパドキアのシダ藪みたいです
虎丸山・那智山・本宮山 筑波山
17時45分 お~~  こんな場所に大岩があります
岩に上がる金属製の梯子も置かれています
筑波山 17時45分 お~~  こんな場所に大岩があります 岩に上がる金属製の梯子も置かれています
虎丸山・那智山・本宮山 何故かここが「筑波山」と呼ばれている場所です
ピークでもなく、ただ大きな岩があるだけですが、まあ霊気を感じると言われればそんな気がしないでも有りませんけど・・・
何故かここが「筑波山」と呼ばれている場所です ピークでもなく、ただ大きな岩があるだけですが、まあ霊気を感じると言われればそんな気がしないでも有りませんけど・・・
虎丸山・那智山・本宮山 大岩の裏側は断崖です
大岩の裏側は断崖です
虎丸山・那智山・本宮山 大岩の上には祠が並んでいます
修験の地っぽいですね
大岩の上には祠が並んでいます 修験の地っぽいですね
虎丸山・那智山・本宮山 筑波山から下山方面に向かってはテープも見られてはっきりとした道があります
筑波山から下山方面に向かってはテープも見られてはっきりとした道があります
虎丸山・那智山・本宮山 ムシカリでしょうか
ムシカリでしょうか
虎丸山・那智山・本宮山 一旦道の様な広い場所に出て沢へと向かいます
この先でもう一段沢に向かってロープが置かれた段差があります
一旦道の様な広い場所に出て沢へと向かいます この先でもう一段沢に向かってロープが置かれた段差があります
虎丸山・那智山・本宮山 以前夜に下った沢筋を明るい内に下ります
でもハプニングが無ければ少々面白味に欠ける感があります
以前夜に下った沢筋を明るい内に下ります でもハプニングが無ければ少々面白味に欠ける感があります
虎丸山・那智山・本宮山 何と、広い沢筋には登山道の標識が掛かっています
東讃地域では地味に人気があるのかも知れません
何と、広い沢筋には登山道の標識が掛かっています 東讃地域では地味に人気があるのかも知れません
虎丸山・那智山・本宮山 18時00分林道に出ました
ここに筑波山登山口の標識が立っています
18時00分林道に出ました ここに筑波山登山口の標識が立っています
虎丸山・那智山・本宮山 林道「様松(ためしまつ)線を下り18時05分車を置いてある県道132号線(田面入野山線)に出て峠へ向かいます
林道「様松(ためしまつ)線を下り18時05分車を置いてある県道132号線(田面入野山線)に出て峠へ向かいます
虎丸山・那智山・本宮山 星越峠はその昔、近くに2体のお地蔵さんがあったので「地蔵峠」とも呼ばれていたそうです
そのお地蔵さんでしょう
首なし地蔵との事ですが左手のお地蔵さんには頭が付いています
無事を感謝してお祈りします
星越峠はその昔、近くに2体のお地蔵さんがあったので「地蔵峠」とも呼ばれていたそうです そのお地蔵さんでしょう 首なし地蔵との事ですが左手のお地蔵さんには頭が付いています 無事を感謝してお祈りします
虎丸山・那智山・本宮山 第一座目に歩いた虎丸山が夕陽に照らされています
長い一日でした
第一座目に歩いた虎丸山が夕陽に照らされています 長い一日でした
虎丸山・那智山・本宮山 18時20分車を置いた出発点の星越峠に帰り着きました
18時20分車を置いた出発点の星越峠に帰り着きました
虎丸山・那智山・本宮山 参考資料
本宮山から南側の星越山、筑波山の解説図です
参考資料 本宮山から南側の星越山、筑波山の解説図です

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