登山ガイド試験　闘争記

登山ガイド・ステージII取得。学科試験を終えてからは連戦連勝だったので最速記録で資格習得か？とイチビってたらその後2年間足踏み状態が続いた。 その顛末 🔹学科試験(大阪) 花木鳥に不安があるが‥気象・読図・ロープワーク等で満点取るので大丈夫。などとタカを括っていたがまるでお話にならなかった。 国立公園法やらエコパークに始まり旅行業法、医学知識等にフルボッコ。学科は自然ガイドの範疇も含まれるので出題範囲がとっても広い。なので二回目はお勉強してリベンジ。ニガテのお花は丸暗記したった。 🔹積雪期ルートガイディング(戸隠) なぜ積雪期系の検定を1番最初に受ける！？と教官から揶揄された。フィックス張り等、技術的な事をやる際はグローブを外す事は許されないので雪系はやや面倒。いや、だいぶ面倒。 🔹無雪期ルートガイディング・自然解説技術(志賀高原) 自然解説‥不得意な分野っス。現在地の特定とその根拠を述べよ👆とかをやらされる。 🔹安全管理技術(御殿場) 主にロープワークだったので唯一、心配事なく受けられた検定。けどボーラインがなかなか閃かなくて焦った(※1)謙信公ですら陥せなかった天下の名城・小田原城に寄れなかった事が心残り。 🔹危救時対応技術(滋賀県) 三角巾とか応急処置とか。ツェルト内で同時多発的に低体温症者が出た想定でガイド役させられた人は可哀想だった。 🔹雪の安全管理技術(志賀高原)→× 通称・雪崩検定。ボコられまスた。 周囲で今まで聞いた事ないような専門用語が飛び交い、雪質をデータコードで答える者もいたりしてで。『み、皆何を言ってるんだ⁉️👀』私だけ初めてのスタバ状態に陥って初黒星★ そして不合格通知はそっけない小さな封筒で送られて来るのを知った(合格通知はいろいろ入ってるからA3サイズの立派な封筒が届く) 🔹雪の安全管理技術(志賀高原)→× 雪崩教本を読み漁り理論武装完了、検定終了後皆で雑談。「概ね出来たか。ま、ちょっと安環閉め忘れあったけど」 『え！？ソレ1発退場のはずです💧』 マジ？けどストップかからなかったし、そんくらいの事で落とされないっしょー。と余裕ブッこいてたら後日【小さな封筒】が届いた。てかチーム6人中、合格出来たのは1人という狭き門だった。長女も大学受験失敗で浪人確定、家族で闇の一年を過ごした。 🔹雪の安全管理技術(志賀高原)→○ オートロック式ビナを持って行ってたので(※2)ゲート閉め忘れは起ころうはずもなかった。長女・長男共に狙いの大学に合格し、ファミリーに光が差した。 🔶総括 僻地出身ゆえの情報不足と寂しさを痛感。大陸の皆さんはあの教官は厳しいだとかあの教官はどうだとかヒジョーにお詳しかったし、中央山岳会等の横繋がりでお互いがなんとなく知り合いだったりしてで。伊予松山藩の私は1人ポツーン。 「この結び目は不合格になる」「こう問われるとこう答えなければならない」等の決まり事は現地入りしてから先進国の人達に聞いて回った。 「そんな事も知らぬとは・・。よくンな徒手空拳状態で検定受けに来たねアンタ💧」的な事をもう少しオブラートに包んだ感じで言われたのは一度や二度ではなかった。だって仕方ないじゃん、私の周りには教えてくれる人居ないんだから。 ２回も落っこちたのでしまいには高っかいお金払って検定免除講習でも受けようかと思ったけどそれはやめておいた。やはり私は術許し(※3)のガイドでありたい。 何とか無事終わったのでヨシとしておきましょう。 (※1)クライミングの世界では「禁じ手」とされているのでちゃんと覚えていなかった。近頃欧州で「末端処理さえ怠らなければ安全な結び」となったので必須項目になったんだとか。 (※2)バイブルには凍結防止の観点からスクリュー式が望ましい。となってる事を検定会場に着いてから知った。ビビったので教官に質問。(望ましい)のであって(禁止)ではないとの返答だったので安心した。てか-20度近くになるとスクリューも凍りつくんですがねぇ。 (※3)剣術の免許皆伝&目録の取得方法3種。 何故こんな戦国大名が北辰一刀流免許皆伝なの？てのはだいたい義理許し。道場に寄付金納めて資格買うのが金許し。腕前で勝ち取るのが術許し😆