【敵前逃亡的な赤薙山】

今年の目標は女峰山登頂。無雪期になったら登りたいという思いをずっと抱いている。故に、冬の間は登山口の滝やら高原やら、周辺地区を徘徊していた。将来ボケたら手ぶらで入山して遭難して凍死しそうだなハハハ。 ここ暫くの晴天で雪も溶けてきたという情報を得る。女峰山！とは言わないが、行けるところまで山を登ろうと決め、今日は赤薙山に向かう。 登山口のキスゲ平までの移動手段であるバスは冬の間はお休み。鍛錬も兼ねて、霧降の滝から自分の脚で歩いてみた。キスゲ平のてっぺんから先は案の定、積雪。小丸山頂上で引き返した。晴天で無風、眩しくて目を開けられないようなキラキラした環境で、このまま進めれば最高だったんだけど、引き返した。雪山装備の男性にすれ違ったので、どうか私の思いも一緒に登ってくれ……と思った。 この時期特有の若芽の黄緑が綺麗で見惚れてたけど、キスゲ平名物の1445段階段は白目で登ってたから景色ほぼ見てない。キスゲ平の平らってどこだよ！！！って喚いてた。スマートウォッチが心拍数169を叩き出してて、逝っちゃうんじゃないかと心配したけど大丈夫なようだ。 登りでは霧降の滝の裏の「大山ハイキングコース」を行こうとしたんだけど《廃道》になってたから行かなかった。廃道って何なんだ…？道が整備されてないのか、道が野生に帰ってるのか、頑張れば通れるのか、通ったら死ぬのか……下山では「大山トレッキングコース」を行こうとしたんだけど歩道が雪に埋まっていた。試しに歩いてみたら深さ30センチほど踏み抜いて心が折れた。故に、行き帰りは全く同じルートを辿ることになった。 今日の砂糖補給は、下山後に明治の館のデザートセット。ここのチョコロールケーキが痺れるほど美味しい。膝どころか胸まで震える美味さ。体力エンプティで公共機関使って帰ろうかと思ってたけど、食べたら元気になって、家の玄関まで徒歩で帰った。やっぱり登山にはご褒美スイーツ必須だなと勉強になった。スイーツが名物の山に登りたい。5往復くらいできそう。