活動データ
タイム
00:30
距離
1.3km
のぼり
0m
くだり
107m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る九州から大阪南港にフェリーで帰るとき、左に淡路島、右に紀伊半島の間を通ってくるのですが、紀伊半島の手前に数個の島があり、海が狭くなっているところがあります。そこは友ケ島水道といい、その島々を総称して友ケ島といいます。戦闘機が出現する前、ここは大阪湾を守る要諦で、多くの砲台が設置されました。【由良要塞】といいます(土木学会では「友ケ島砲台群」と総称しています)。明治の赤れんが造りで、その多くが現存しています。私は7年前に友ケ島(正確にはそのうちの沖ノ島)に渡って第一砲台から第五砲台までめぐりましたが、そのときから、加太と淡路島にある砲台跡も見たいと思っていました。 【加太砲台跡】は、和歌山県立国際交流センターの敷地内にあります。というか、センターそのものが砲台跡地を利用しているというのが正しいと思いますが。4つあった砲台の内、3つはセンターの建物になってしまいました。 加太砲台からセンター敷地の高みを目指していくと、「見晴らしの丘」があります。ここにも弾廠らしき構造物がありますが、それ以上の説明はありません。友が島、淡路島がすぐそこに見渡せます。この丘では目立ちすぎて砲座は置けなかったのでしょうか。さらに進むと頭上にフィールドアスレチックのような吊り橋が現れ、遊具などもある広場に出ます。砲台跡がまさかの遊園地!確かに高低もあり、適しているかもしれません。 【田倉崎砲台跡】です。対の砲座が3基と弾廠などがあります。貼りつくように見ていたら、管理人の方が話しかけてこられ、おかげでいろいろ情報を聞くことができました。そして深山砲台の位置を聞けたので、センターまで下りて早速向かいます。 【深山第2砲台跡】は休暇村紀州加太として消滅してしまっていますが、唯一弾薬庫だけが残っており、私が行ったときは観光資源として生き返らせるべく補修中でした。 【深山第1砲台跡】には駐車場があり、人気らしく満車だったため、休暇村駐車場に駐車して坂を下り向かいました。数分山道を歩けば到着です。友ケ島の砲台よりも保存状態がよく原形をとどめていると感じました。砲座は3対ですが、最奥部は壁面が崩壊して1座しか残っていません。このように崩れているのも遺構の魅力です。 土木学会 選奨土木遺産(友ケ島砲台群) 【関連する活動日記】 友ヶ島1日目🧱第1~3砲台跡、聴音所跡、友ヶ島灯台 https://yamap.com/activities/16022145 友ヶ島2日目🧱第四・五砲台跡、探照灯跡 https://yamap.com/activities/16021999 生石山の🧱由良要塞(生石公園)https://yamap.com/activities/15792555 ※軌跡は壊れています。
メンバー
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