熱中症体験記・立石山編

山頂がそこに見えるのに足が進まなくなるんだよ。とにかく気分が悪くなり倒れる前に自ら腰をおろし、寝転ぶしかなかった場所。7月の直射日光がすごいんだ！

ベンチで休憩。ベンチが焼けて熱いのだ。それでも座りたい、横になりたい。「死ぬかもしれない」そんな感情が頭をよぎる。せめて日陰で死にたいと思う。

あきらめてはいけない。あきらめなければ奇跡のようなことが起きる。それが奇跡なのかたまたま運がよかったのかわからない。ただ生き延びようと本能にまかせたら、日陰に風が吹いてきた。

風光明媚。だが、生きようといのちはできることをなんでもする。熱中症がなければただ眺めのいい209mの低山なのだ。

ひとりひとりその山との出会い方や思い出はちがう。僕にとっては熱中症初体験の山なんだ。

少しブログには大袈裟に書いてるように思うかもしれないが、油断すると「死ぬ」よ。それが熱中症だなんだ。だから夏の山歩きには熱中症対策は必要なんだ。荷物は増えても。