スネーク

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プレミアムユーザー

ユーザーID: 533537

  • 岐阜, 滋賀, 福井で活動
  • 岐阜にお住い
  • 男性
休日は人混みを避け、敢えてヘキ地に行きます。なので活動は専ら登山者の少ない低山が主です。体力作りでマイペースに、景色や土地土地の歴史や風情に触れるのが心情の気まぐれ登山者です。 令和二年にひょんな事がきっかけで槍ヶ岳開山の祖、播隆(ばんりゅう)上人が地元の各務原市と関わりが深いことを知ります。昔から日本人は山の頂には神々が宿るとし、山を崇拝し信仰の対象としてきました。個人的には山頂に祠(ほこら)が有ったり、宗教色の濃い霊峰と呼ばれる山々で山伏装束の方がホラ貝を吹く姿は好きではありませんが、播隆の事を知るにつれ、彼が一般の人々に山の素晴らしさを知ってもらうために残した、沢山の足跡は興味深いものがあります。彼自身も低山から修業を積み、様々な場所へ赴き、様々な人と逢い、教えを広め、資金と技術と体力を蓄える。やってることは一週間の働きを週末の楽しみに山へ登る、或いは蓄えの一部を非日常の場所へ滞在する糧とするなど、山好きの現代人と変わりない。実は彼も山登りが大好きで、江戸時代の当時は修験僧が夢を叶えるかっこうの職業だったのではないでしょうか。 なぜ、人は山に登るのでしょう?なぜ、危険で厳しい場所に安らぎを覚えるのでしょう?それは登った者にしかわかりません。どんな低山であろうが、その山の頂を目指した者にしか見えない景色があります。いつか誰かが通った山頂への道も、その瞬間に感じる者の思いは、その人だけのもの。それでもその素晴らしい場所をみんなに知ってもらいたい、共有したい気持ちは誰にもあります。YAMAPが槍ヶ岳に掛けた播隆の縄や鎖のように、誰もが少しでも安全に山登りのできる情報の場であると良いと願います。 そんなことを思いながら、機会を見つけ播隆の辿った足跡とその土地にある山々を巡りたいと思っています。そうして播隆の許しが出たら、何時の日か槍ヶ岳を目指したいと思います。