shin-shin
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- 福岡で活動
- 1956年生まれ
- 男性
高校生のころ「青春の穂高」(青柳健著)※という本を読みました。登山家でありエッセイストでもある青柳は,この本の中で,「3000メートルの頂には天の匂いがある。それは純白(雪)の中にある宇宙の匂いであり,自然が時間と空間を思い切りふんだんに使った風景の大交響曲を奏でる」と書いています。その「天の匂い」や「大交響曲」を感じたく,雪が残る穂高への憧憬とともに,18歳の6月,涸沢,前穂,北穂,奥穂へ行って,はしゃいだのが私の山の原点といったところでしょうか。
(※この本は,すでに廃刊になっておりAMAZONでも買えませんが,大きな図書館に行ってリクエストすれば借りることができますよ。)
社会人になってからは,なぜか海ばかり行っていたので,山の方はご無沙汰していましたが,最近この本とまた出会う機会があり,ふたたび穂高への憧憬が再燃し,今年の夏,30年数年ぶりの北アルプスに出かけました。
若いころは,お金はなくても時間はあり,知識は少なくても自然への感性や憧憬はもう少しあったような気がします。社会で年齢を重ねるたびに,それが薄れていくのが残念で,再びそれらを大切にしようと思い,山に再突撃!した次第です。もちろん,海も続けていますし,マラソンもやっていますので,山の時間は多くはありませんが,自然と向き合ったときの時間や空間そして感性を大切にしながら,身の丈で「やまっぷ」やっていきます。
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