胡蝶峰
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- 活動エリア 長崎,熊本,大分
- お住いの地域 長崎
- 性別 男性
- 誕生日 1952年
胡蝶峰さんのモーメント
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リュウキュウムラサキは南方から飛来してくる迷蝶🦋です。 リュウキュウムラサキは変異が大きく(進化のスピードが速いのか?)5つ程の“亜種”があります。 長崎や沖縄、鹿児島で最もよく見られるのは“台湾型”や“フィリピン型”です。また、インドやマレー半島等に生息する“大陸型”、インドネシアやオーストラリア(北部)周辺に生息する“赤斑型(パラオ型)”、さらに、サイパン~トンガ~タヒチに生息する“海洋型”の5つの“亜種”です。これらが台風などで日本に飛来するのです。 それぞれの特徴については省略しますが、さらに、これらの“亜種”間の交雑による「ハーフ」や「クォーター」が時々見られ、驚かされます😮。 食草はサツマイモ等のヒルガオ科やツルノゲイトウ等のヒユ科等があり、日本で産卵、羽化した新鮮な個体がよく見られます。 先日、YAMAPのモーメントに投稿されたつーちゃnさんのリュウキュウムラサキの写真は、新鮮な個体なので、恐らく九州で発生したものと思われます。 その特徴から、“海洋型”と“フィリピン型”の「ハーフ」か、さらに、“赤斑型”の遺伝子も入っている可能性もあります🤔? 今年は、猛暑の影響か?長崎県時津町では、典型的な“赤斑型”の♀が数十年ぶりに採集されました。 私が長崎県の福江島や野母崎町で採集、飼育したリュウキュウムラサキの写真を幾つか紹介します。 写真1枚目:台湾型♂ 写真2枚目:フィリピン型♀ 写真3枚目:フィリ×?のハーフ? 写真4枚目:台湾型/フィリ型 写真5枚目:赤斑型&海洋型の ハーフ?/大陸型 写真6枚目:大陸型♀(中央上) を母蝶として生まれた次代
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「キイレツチトリモチ自生北限地」として長崎市本河内水源地の水源涵養林が国指定天然記念物に指定されている。その観察会(主催:長崎県生物学会)に参加した(写真1,2,3)。 ここでは数年前に観察されており、今回、生息状況を確認することが目的である。参加者26人が1時間以上探索したが、残念ながら発見できなかった。 キイレツチトリモチは、鹿児島市喜入町で発見され、今のところ台湾、沖縄県、鹿児島県、熊本県、長崎県に自生している。 ツチトリモチ科の1年生寄生植物で、葉緑体を持たないため光合成ができず、トベラやネズミモチ等の根に寄生する。 長崎市内の別の生息地のキイレツチトリモチの写真を数枚添付した。生息環境はネズミモチ等の照葉樹林の林内で、木漏れ日が射し込む場所である。 全体が淡黄色で、キノコと見まちがえる。キノコの頭(傘)のように見える部分は微小な雌花の集団で、雄花はその間に点々と混じる。若い雄花の葯は白い(写真7,8)が、古くなると茶褐色(写真9)になる。
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旧佐世保無線電信所(針尾送信所)を見学! 2021年12月8日に佐世保市で忘年会(食事会)に参加した。 その席で「今日はハワイ・真珠湾奇襲攻撃から80年を迎える」ということで、針尾送信所のことが話題になった。 この送信塔は佐世保への往来に何度も見ているが、わざわざ見学に行くことはなかった。 今回、熱心に勧められたので、長崎への帰路、立ち寄ることにした。 私達2人のために「針尾無線塔保存会」の解説員の懇切丁寧な説明で以下のことを学んだ。 この送信所は太平洋戦争の開戦を告げた「ニイタカヤマノボレ1208」を送信した施設である。“ニイタカヤマ”とは、台湾の高雄市にある新高山(現在の玉山)である。標高3952mで富士山より高く、日本統治時代には日本の最高峰であった。 1辺が300mの正三角形に配置された3基の無線塔の中心には「電信室」とよばれる鉄筋コンクリートの通信施設も建設されている。その他、油庫・兵舎等の建物が残されている。当時の土木技術や無線技術の面からも高く評価されている。使用された電波は“長周波”で、現在使われていないそうです。そして、日本の技術発展を象徴する近代化遺産として「国重要文化財」に指定、保存されている。 日露戦争を契機に無線連絡体制の強化が必要となり、1918~1922年にかけて建てられた。無線塔1基あたり30万円(現在の約50億円)、総工費155万円(現在の約250億円)を費やした。無線塔は、鉄筋コンクリート製で高さ136m、基底部の直径は約12mです。 1941年12月8日(ハワイ現地では12月7日)、宣戦布告なしに日本軍の戦闘機は真珠湾の米軍基地や艦船を攻撃。約2400人が犠牲となった。 「八月や 六日九日 十五日」という俳句があるそうです。12月8日も歴史の一コマとして見つめたいものです。人権を蹂躙する悲惨な戦争を永久に起こさないように・・・。
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