鶴遊
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- 兵庫で活動
- 男性
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山とスキー 山スキー?バックカントリー?サイドカントリー? どれもしっくりこない。 バックカントリーにはゲレンデを飛び出していく先鋭的なスキーヤーのイメージ。 つきつめていけばエクストリーマーとなって、急峻なクーロアールを落ちていき、断崖を飛ぶ姿が浮かんでくる。 サイドカントリーは、ゲレンデでは飽き足りないが山に入るには技術も知識もない連中のイメージ。 両者には雲泥の差がある。 でも、ほぼ一緒くたで語られる。 私は、バックカントリーにはスキーの技術が足りない。 ノートラックの雪面やパウダーにしか価値を見出さないサイドカントリーの連中にもなじめない。 では、山スキー?山でするスキーなら、それもちがう。 スキーで山へ行く。山を歩く。 これが気分としてはぴったりくる、ってことに最近やっと気がついた。 古い山岳雑誌には、スキー登山という文字がたくさんあった。 ここに回帰しようと思う。 スキーで山を歩く。歩くように滑るのだ。 それで十分満ち足りる。 私にとってスキーは雪の山を旅する、最良の伴侶。 パウダーだけが雪じゃない。 重雪でもモナカ雪、薄雪、薮でも渡河でも、いっしょにいてくれる。 スキーは、いつもありがたい。
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アルバイト旅行の収支決算をしなくては。 もともとの発想は、遠方にマンスリーマンションを借りて滞在し、近辺の山々をスキーで巡る。 ということで、山形あたりを物色していたが、ふと目に触れたスキー場のアルバイト募集。 こっちに心が動いた。 支出は往復の交通費、生活費、観光経費も含めて2人で、ざっと20万円だが、家にいてもかかる程度だ。 収入は、28万円ってところだから、8万円の黒字か。 マンスリーマンションのプランでは、2人1カ月で25~30万円くらいの経費見込みだったから、 これと比べれば33~38万円の得をしたことになるのだろう。 金銭的なことはこんな具合だが、実利はもっとある。 若い頃やってみたかった皿洗いの仕事、実働5時間であり余る自由時間、近くにある雪山、リフト代無料などの社員割引、24時間の温泉、個室、女房と離れて暮らす時間、話し合う時間、異なる環境に適応できたことetc・・・・・。 一生の仕事として?それはご免蒙りたい。 期間が限られたからできただけだろう、という指摘に抗おうとは思わない。 でも、だれかがやらなければならない仕事、 今日も、この時間、働いている人の姿が自分とオーバーラップして見える。 これが今回の最高の収穫なのかもしれない。
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今日で契約期間を満了した 午前5時起床、食事をして、車の掘り出し。 7時から12時まで5時間皿洗い。 午後は自由になるので、買い物、観光、スキー、温泉、読書などで過ごす。 この時間があったのと女房と2人だったので、1ヶ月もったのだと思う。 皿洗いは忙しいし肉体労働だ。 年齢的にはきついけれど、山登りに比べれば楽だし嫌じゃない。 むしろ忙しいほうが時間が早く経つ。 就労することで与えられる特典はできるだけ利用した。 スキー、温泉、ボルダリング。特にナイタースキーにはよく行った。 おかげで女房のテレマークも少しはサマになってきたようだ。 このひと月の収穫が何なのか、今はまだよく分からないけど、賃金だけではないはずだ。 明日からの家路、途中どこに立ち寄ろうか。 私たちの新ジャンル、アルバイト旅行はまだつづいている。
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