狸屋じゅんぽう
ユーザーID: 1308572
- 京都, 大阪, 奈良で活動
- 1980年生まれ
- 男性
タヌキしっぽのペーペーの山伏おいたん。ポテポテと修験の山を登っています。ちなみに仕事はお寺ではありません。趣味は料理とお絵描き。コメント・フォローお気軽にどうぞ‼️
昔取った杵柄の自衛隊の時の知識を使いながら、杖と念珠を持ってエンジョイ精神で進んでおります。ちょっとづつ山のイラストなんかも。
初登山は20代のときの暑寒別岳(1492m)。頂上の広陵とした風景と万年雪に魅せられつつもそれ以降行かず。
それから暫く山とは無縁の生活をしながら絵を描いたり仏教の勉強をしていたら、今のお師匠に大峯に誘われて、ハマる。
週末には護摩に参加したりどこかのお山に修行に行ってます。
主に行くところは山上ヶ岳・愛宕山・生駒金剛山脈エリア。
修行のときのモットーはやる時キッチリ、でも楽しくウキウキ!真剣さと笑顔を同居させて感受性を発揮して臨む。…のがいつもできたら良いな。
トレードマークは子供達に大人気しっぽ付きのタヌキの毛皮の引敷。
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【読物】修験装束の意味って? 山の中を修験装束で歩いていると、大峯山以外では大抵とても目立ちます。いろんな方が話しかけてくださいますが、その疑問の一つに、『その格好はどういう意味があるのか?』というものがあります。 和服だけどちょっと活動的な、お坊さんともちょっと違う、それこそ子供の頃読んだお話の天狗のようなこの格好。ちょっと視点を変えると極めて機能的なウェアなのです。 もちろん装備それ一つ一つに宗教的な意義があるのは当然ですが、例えば頭につけている頭巾(黒いカップみたいなもの)は大日如来の冠であり、鈴懸(麻の衣)は金剛界・胎蔵界の曼荼羅を身につけている…など、言ってみれば全て仏と一体となっているというお守りなのですが、実用的な面でも頭巾は頭部を衝突から守ってくれるヘッドギアでもあります。もともとスッポリ被る大きなものだったとか。そう、ヘルメットですね。その視点で見ると鈴懸は麻の狩衣なので昔の作業服でしょうか。貝の緒は安全帯とロープ、と実用的な観点から考えるとその格好は現代では、おお!まさに高所作業員さん! こんなふうに、宗教的な意味合いでも実用的にも理にかなっている服装なのです。 ちなみに胸のところのポンポンはないのかと言いますと自分の所属するところではございませんが、天台宗系の山伏さんはつけておられます。あの色で階級がキチンとわかるものらしいです。 山伏さんが多く集まる護摩などでたまに「山伏問答」というやりとりが行われますが、それで旅の山伏役の方が入り口で各装備の宗教的意義などを問われ、説明することで本物の山伏と認めてもらって晴れて護摩に参加する…という場面もあり、装束の話は深掘りするとなかなか面白いものです。
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