Yudai
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- 長野, 山梨, 岐阜で活動
- 1992年生まれ
- 東京にお住い
- 男性
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南アルプス最高峰から真っ白の天空の稜線を見ながら思う。 技術や体力、精神力だけが全てじゃない。天候や環境も味方につけないと成し得ないだろう。 何度も敗退するかもしれない。でもいつの日か冬の南アルプス3000m峰制覇を目標に歩み出したい。 まだ冬期南アルプス3000m峰は塩見岳とこの北岳しか 掴んでいない。数えるだけでも7座もある。 中でも赤石岳東尾根は困難極まるだろう。今の自分では 届きもしないだろう。もしかしたら一生届かないかもしれない。でも夢を、目標を掲げ、それを達成する未来を描かなければモチベーションが保てない。もちろん今のままでは駄目なわけでランニングを再開し体力強化や持病のヘルニア、喘息と上手く付き合っていかなくちゃいけない。願いが目標が叶うのか、叶わないのか、あるいは夢半ばに登れなくなったり、死が訪れる日が来るかもしれない。それでも何年、何十年かかっても例えそれすらできなくなったとしても挑戦する。その姿をいつしか娘、息子に追いかけてほしい親父の背中だから。 この稜線を目の当たりにして己自身突き動かされ、新たな目標や夢を見させてくれ、南アルプスは新しい一歩を踏み出す勇気と覚悟をくれた。登山は人を成長させ、良い方向へと導いてくれ、その答えをいつだって裏切る事なく何の分け隔ても無く与えてくれる。だから登山は辞めれない。それが俺が山に登る理由です。 ありがとう、南アルプス。 ありがとう、北岳。また来る。
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先日の涸沢西尾根で2名の方が遭難され未だ発見されていないニュースに胸を締めつけられています。同じルートから奥穂高岳に登頂した者として何とか手がかりさえあればと思います。 もちろんこの冬期バリエーションルートに来る者は熟練者で技術もあり、決して山を舐めた人ではないでしょう。事前に情報を収集し、トレーニングを積んだ方達だったのであろうと思います。 涸沢岳を登頂後に行方不明となっただけに下山中の核心部のどこかで滑落した可能性が高いのだと推測します。 僕が厳冬期奥穂高で登攀したルートを危険箇所を含め簡単にまとめました。ただ自分のルーファイが正しいとは限りません。ご自身で登攀できる最善の手を尽くしてください。 この涸沢西尾根ルートはyamapでも地図にはありません。 尾根沿いに辿りながら白出沢から蒲田富士を経由し、稜線に出て涸沢岳、奥穂高岳を目指すルートになります。 このルートに挑戦する為に必要な事は以下になります。 1.このルートは自分で地形を見極めラインを引きながら登るルートファイティング能力が必須条件になります。間違ったルート取りをすれば滑落や遭難します。 2.雪庇帯、ナイフリッジの攻略能力。雪庇を踏み抜けば命はありません。また、両端が切れ落ちたナイフリッジとなっておりバランスを崩しただけで谷底にすいこまれます。 3.岩と雪のミックスルートをアイゼンとWアックスを使用し登攀する能力が必要になります。これはF沢のコルで特に必要になります。(雪崩の危険性が低くければルンゼを直登すると言う選択もできますが、ここも時間によってはアイスバーンで滑ったら終わりです。その日、その時の状況で自分で考え、見極める決断力が必要になります。更に雪崩の巣です。その日の気温や近日の降雪状況を雪質を把握しないといけません。) 4.奥穂高山頂直下の氷壁はアイゼンの前爪とWアックスを打ち込みながら登攀しないといけません。 当然、アイゼン、アックス共にガチガチの氷結で中々刺さりません。アイゼンは研いでおく必要があります。ミスは許されません。滑れば死は免れないと思います。事前にアイスクライミングを経験すれば楽になるかもしれませんね。 5.当然山頂に着いたら今度は更に難易度の高い下山が待っています。登って終わりではありません。 クライムダウンや時にはロープも必要になる場面もあるでしょう。嫌なトラバースも連続します。 6.撤退の決断力。厳冬の北アルプスは爆風はもちろん、簡単に天気は変わります。天候の見極めや視界不良になりそうなら迷わず撤退する勇気を持ちましょう。ホワイトアウトに爆風で雪庇帯、ナイフリッジのトレースが消える様な事があったらかなりの確率で滑落遭難するでしょう。 7.ラッセルをする体力と根性。 トレースがない時は絶望的です。 僕がそうでした。常に腰まで埋まり酷い場所では 胸まで埋まります。体力はかなり必要になります。 トレースがあればかなり楽にはなるはずです。 冬の穂高に憧れる登山者は多い事でしょう。 僕もその1人でした。 挑戦する事は素晴らしい勇気と決意だと思います。 でも死んでしまっては何もかも無駄になります。 山で命は絶対に捨ててはいけない。 どうかお願いします。 これがこれから、冬期の涸沢岳、奥穂高岳を目指す人達の参考になれば幸いです。
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南アルプス3000m峰の旅を終えて、国内3000m峰も残すは立山だけに。立山は日本百名山の砦にと決めているが今このまま3000m制覇したい気持ちがあるのが本音です。3000m峰は21座と言われているが実際27座もある。27座カウントにしてもこれまでに25座登ってきた。立山の大汝山と雄山を残すのみ。4年間で積み上げてきた25座は何一つ簡単ではなかった。その中でも1番難易度の高かった3000m峰は冬期塩見岳だった。新雪期のアイゼンの効かない塩見岳は死を覚悟した程でした。体力で言うなら、圧倒的に聖岳でしょう。何度も足を攣り苦しんだのは記憶に新しい。最も美しかったのは厳冬期乗鞍岳でした。どんな形で国内3000m峰完全制覇をしようか今の1番の悩みです。立山行ってしまおうかな。。。笑 登頂した3000m峰。 1.富士山:3776m / 10月 無雪期 2.北岳:3193m / 7月 無雪期 3.奥穂高岳:3190m / 8月 無雪期 3.間ノ岳: 3190m / 7月 無雪期 5.槍ヶ岳:3180m / 3月5月89月夏期冬期 6.ジャンダルム:3163m /10月 無雪期 7.悪沢岳:3141m / 9月 無雪期 8.赤石岳:3121m / 9月 無雪期 9.涸沢岳:3110m / 8月 無雪期 10.北穂高岳:3106m / 8月 無雪期 11.大喰岳:3101m / 8月 無雪期 12.前穂高岳:3090m / 10月 無雪期 13.中岳:3084m / 8月 無雪期 14.荒川中岳:3084m / 9月 無雪期 15.小赤石岳:3081m / 9月 無雪期 16.荒川前岳:3068m / 9月 無雪期 17.御嶽山:3067m / 9月 無雪期 18.中白根山:3055m / 7月 無雪期 19.西農鳥岳:3051m / 7月 無雪期 20.塩見岳:3052m / 12月 新雪期 21.南岳:3032m / 8月 無雪期 22.仙丈ヶ岳:3032m / 7月 無雪期 23.丸山:3032m / 9月 無雪期 24.農鳥岳:3025m / 7月 無雪期 25.乗鞍岳:3025m / 1月 厳冬期 26.前聖岳:3013m / 11月 無雪期
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1ヶ月、山から距離を置いた。そして今日から2daysで2座ずつ計4座の登山はしご旅をはじめた。はしご旅は磐梯、安達太良、西吾妻と八甲田、岩木、八幡平以来2年ぶり。最高に楽しい。この1ヶ月山から離れていたから今、純粋に楽しんでいる自分がいる。 本日の2座は最初は雪がたっぷりの厳冬期並みの山へ。中々ハードで苦しい中、息つく間もなく2座目へ。意外に足軽だった。と言うのも冬履にアイゼン、冬装備だった事もあり2座目は夏履。死ぬほど足が軽かった。冬履の重さを改めて実感。 明日は1座目の疲労が残りかなりきつい1日となるだろうけど何とか2座勝ち取りたい。 2日間、合計で35キロ近い距離と高低差3200m程稼ぐ事になるだろうけどなんとか達成したい。
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時間が経過すればする程に登ってよかったと思う槍ヶ岳。登ってる最中はあまりに辛くもう槍ヶ岳はいいかなと思うけど、いざ穂先に立つとこんな絶景は他に無い程に美しく雄大です。槍ヶ岳は登るよりも見る山だと言う意見も多いがいざ登れば僕は何度来てもいいと思う。確かにその距離の長さに嫌気がさすが、北アルプスの名峰達に囲まれ雪に染まれば槍ヶ岳を含む北アルプスは更に魅力を増します。勿論、天候や条件に恵まれなければ登頂が厳しくなる北アルプスだがチャンスがあれば是非雪山の槍ヶ岳に挑んで欲しい。夏もまた違った魅力のある山です。富士山に次ぐ日本国内屈指の人気を誇る槍ヶ岳は4度登頂した現在も僕の中では甲斐駒ヶ岳、水晶岳に次ぐTop3に入る山です。
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2022年の登山は最高に充実した1年になりました。 1年を通して全国の色々な地に訪れる事ができ、中でもアルプスには1番足を運びました。夏期も冬期も色々な姿を見せてくれた山々。初めての厳冬期登山やテント泊縦走、冬期避難小屋での一夜。ロング日帰りからショート日帰りまで沢山の経験を詰めた1年になりました。ソロ登山しかしてこなかった自分にパーティーで登る楽しさも味わった。1年ぶりに偶然再開したすすむさんとの凄まじいスピードで登った唐松岳、厳冬期を教えてくれたぬーさん、大台ヶ原で出会ったHiroさん、裏銀座で出会ったにっしーさんにtaroさん、大キレットで出会ったどらえさんに、はるかさん。山で出会う人達の明るさ、優しさにたくさん元気をもらいました。同時に凄い人達がたくさん居るのだなと感じた2022年になりました。山の怖さも知る事が出来ましたしたくさん涙を流しました。登山を初めて本当に良かったと今では胸を張って言えます。2023年はこれを上回る経験、挑戦をしていけたらと思います。又、更に日本百名山も片付けて行きたいなと思います。これからの目標は日本百名山制覇と残る2大キレット、三大破線の北方稜線から剱岳登頂(できればソロ)を念頭にトレーニングを積んでいきたいです。 では良いお年を🖐️ 2022年 山行 2月 厳冬期 赤岳(日帰り) 2月 厳冬期 谷川岳(西黒尾根日帰り) 3月 厳冬期 甲斐駒ヶ岳(黒戸尾根日帰り) 4月 残雪期 唐松岳(日帰り) 5月 残雪期 槍ヶ岳(新穂高日帰り) 5月 無雪期 伯耆大山(剣ヶ峰日帰り) 5月 無雪期 八径ヶ岳・大台ヶ原(日帰り) 6月 残雪期 鹿島槍ヶ岳(北峰・南峰日帰り) 7月 残雪期 白馬岳(大雪渓日帰り) 7月 無雪期 北岳・間ノ岳・農鳥岳(1泊2日) 7月 無雪期 水晶岳・鷲羽岳・黒部五郎岳 三俣蓮華岳・双六岳(2泊3日) 8月 無雪期 槍ヶ岳・大喰岳・中岳・南岳 長谷川ピーク・北穂高岳・涸沢岳 奥穂高岳(上高地1泊2日) 9月 無雪期 剱岳(早月尾根日帰り) 10月 無雪期 薬師岳(日帰り) 10月 無雪期 御嶽山(日帰り) 10月 無雪期 栗駒山(日帰り) 10月 冬期 十勝岳(日帰り) 11月 無雪期 聖岳(日帰り) 11月 冬期 塩見岳(1泊2日) 12月 冬期 空木岳(日帰り)
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