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このプロジェクトの概要
- 1,000 DOMOで登山道整備を支援
- 北海道大雪山の登山道を整備
- 登山道整備の新たなスタイル 「近自然工法」を実践する山守隊と連携
活動報告
DOMOご支援のお礼と、今後の使い道について
プロジェクトをご支援いただき、誠にありがとうございました
DOMO講演会レポート|「近自然工法」という登山道整備の新しい概念とその可能性について
大雪山の深刻な登山道荒廃問題
国内最大の国立公園である大雪山は、深刻な登山道荒廃問題を抱えています。
大雪山には総延長300kmにおよぶ登山道があり、北海道や林野庁・環境省などの行政が管理をしています。しかし、財政難や人材不足により放置されている道も多く、また、近年の大雨の増加で、荒廃する速度に保全が追いつかず、いたるところで道が崩れ歩きにくくなり、土が流され、植物が減っています。
なぜ登山道整備をするのか
荒廃の理由としては、大雨だけでなく、登山者の踏圧も少なからず原因として挙げられます。一般社団法人大雪山・山守隊代表を務める岡崎さんは、登山道とその整備の必要性を訴えます。
「登山道は絶対に必要です。登山道があるからこそ、私たちは自然の近くまで歩くことができ、その美しさに出会うことができるのですから」
登山道がなくなると、自然と触れ合う機会が減ってしまい、結果的に自然に無関心な人が多くなってしまう。自然への興味・関心・愛情を育むためにも、適切に整備をしながら登山道を守っていきたいと岡崎さんは考えていらっしゃいます。
登山道整備の新たなスタイル 「近自然工法」とは
現在の登山道整備の多くは「歩きにくい場所を歩きやすくする工法」や「土が崩れないように徹底的に固める工法」が一般的です。
山守隊が実践する近自然工法は、荒廃してしまった登山道を自然と調和する形で修繕する工法です。実際に近自然工法で整備した登山道は、土壌の侵食が止まり、植物が芽吹き、水に流されにくくなります。自然を復元しながら、登山道が長く保たれる工法として、近年注目を浴びています。
近自然工法がうまくいった場所では侵食が止まり、植物が芽吹きます。さらに、育った植物が土壌を捉え、水に流されにくくなり、侵食が起きにくい場所になるため、施工物が驚くほど長く保つ効果が見られます。
登山道整備の一連の流れ
「近自然工法」を行う山守隊と連携
登山道整備で連携するパートナーは、一般社団法人大雪山・山守隊。
一般登山者の「民」、行政の「官」、研究者の「学」を橋渡しし、垣根を超えた「協働」で、大雪山の登山道を持続可能な方法で維持管理していく仕組みづくりを行っている団体です。
支援の流れ
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プロジェクトを支援する(1回限り)
1,000 DOMOを支援すると、連携パートナーである山守隊が行う大雪山登山道整備に活用されます。
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登山道整備の活動開始
プロジェクトの受け付け終了後、連携パートナーの山守隊が、登山道整備を開始します。
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登山道整備完了後に活動報告をお知らせ
支援した方を対象に、整備完了後の登山道の様子をYAMAPのダイレクトメッセージでお知らせします。