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このプロジェクトの概要
- 2,000 DOMOで「伊吹山の登山道整備 in 滋賀県」を支援
- ニホンジカの食害と豪雨で荒れてしまった登山道を整備
- 植生保全や登山道整備に取り組む「伊吹山を守る自然再生協議会」「霊峰伊吹山の会」と連携
活動報告
DOMOご支援のお礼と、今後の使い道について伊吹山の豊かな自然を、次世代へ引き継ぐために
日本百名山として多くの登山者や地元の方々に親しまれ、日本列島のほぼ中央に位置する独立峰(標高1,377m)の霊峰伊吹山。
伊吹山は、豊富な積雪や海流の影響による霧の多発など特異な地理的条件から、約1,300種の植物が存在する植生の宝庫でもあります。また、古くから薬草の採取地としても知られています。古文書によると、平安時代には多くの薬草が朝廷に献上、室町時代には織田信長によって山の中腹に薬草園がつくられるなど、歴史的に重要な役割を担ってきました。
国指定天然記念物に指定されている山頂付近の草原や3合目では、春から秋にかけて多くの温帯性および亜高山性植物が開花し、登山者に楽しみを与えてくれる自然豊かな景色が広がっていました。
しかし、近年急激に増加したニホンジカの食害が深刻化し、対策ネットで保護しているエリア以外は、植物の数が極端に少なくなっています。
食害によって裸地化した斜面は、頻発する大雨により土砂が流れ落ち、広い範囲で斜面が荒廃。植生が失われるとともに、登山道もかつてないほどのダメージを受けています。
鹿の食害や度重なる豪雨によって荒れていく伊吹山を自然豊かな状態に戻し、次の世代へ引き継いでいく保全活動を、私たち登山者の手で支援していきたい。
これが、本プロジェクトの目的です。
伊吹山で実施されている植生保全や登山道整備活動
伊吹山の貴重な自然環境を保全するため、2008年5月に滋賀県と米原市を中心に「伊吹山自然再生協議会」が発足しました。(2017年に「伊吹山を守る自然再生協議会」へ名称変更)
「伊吹山を守る自然再生協議会」では、持続可能な山の維持管理を実現するため、入山協力金の受け取り場所を登山道に4ヶ所設置しています。
集まった入山協力金は、植生の保全や鹿の食害を防ぐネットの設置・メンテナンス、荒廃した登山道整備を行う各団体に配分されています。
しかし現在の入山協力金だけでは、伊吹山の登山道を十分に修繕することができません。 登山者が安全に山歩きができるよう、傷んだ箇所を整備することは喫緊の課題となっています。
≫ 伊吹山入山協力金について:米原市「霊峰伊吹山の会」について
「霊峰伊吹山の会」(*)は荒れていく伊吹山を守り、安全に楽しく登山できるよう2021年に地元の有志で結成されました。
代表の高橋さんを中心に、鹿の食害や豪雨によって傷んだ登山道を、月に約2回、整備する活動を行っています。(冬季の12月~3月は整備活動は休止。)長さ2mの板や鉄杭を荷揚げし、登山道付近から集めた石などを使って登山道を修繕しています。必要以上に登山道が広がらないよう、また、登山者が間違ったルートを通って植生にダメージを与えないようロープを設置しています。
今回のDOMOプロジェクトでは、「霊峰伊吹山の会」が行う登山道整備、具体的には登山道整備に必要な板や鉄杭を中心した資材購入費を支援させていただきます。
支援の流れ
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プロジェクトを支援する(1回限り)
2,000 DOMOを一口として、「伊吹山の登山道整備 in 滋賀県」を支援することができます。今回ご支援いただくDOMOは、板や鉄杭、ロープなど、登山道整備に必要な資材の購入費用に充てられます。(合計上限口数:15,000 口)
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DOMOを活用した「伊吹山の登山道整備 in 滋賀県」スタート
2022年4月より、今回のDOMOを活用した登山道整備を伊吹山にて行います。
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実施後に活動報告をお知らせ
支援してくださった方々を対象に、伊吹山の登山道整備のご報告、その後の経過をYAMAPのダイレクトメッセージにてお知らせいたします。