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山岳医療を広めたい
2023.12.10(日)
低体温症 対策編 以前お伝えしました、「低体温症 症状編・予防編」に続き、今回は低体温になったとき の対策についてお伝えします。 低体温の症状である「体の震え」が現れたときの、体温を回復させる対応策として、「隔 離」「保温」「カロリー摂取」「加温」という4つの原則があります。これらの原則に沿 った対処法をご紹介します。 1.隔離 外気から体をできるだけ遮断・保温する。防寒着を着用、風を避けられる安全な場所へ移 動する。 2.保温 地面や雪からの冷気を断熱する。ザックやロープなどを地面に敷いて休める場所を確保す る。持ち合わせていれば、テント、ツェルト、寝袋などの中に入る。 3.カロリー摂取 行動食を食べ、温かく甘い飲み物を飲む(お汁粉や甘いココアなど)。 4.加温 体を温める。プラティパスなどへお湯を入れて湯たんぽを作ったり、カイロなど使用した りして、首、脇の下、胸、腹、足の付け根などへ当てて温める。 意識がはっきりしていて、低体温を改善したい時は、自分の筋肉を動かして熱を作り出す 他、温かい飲み物や甘い食べ物を摂取することで、体の中から熱が産生されます。また、 体の中の大きな血管が通っている部位(首・脇の下・お腹・足の付け根など)に湯たんぽ を当てることも効果があります。 衣服が濡れている場合、衣服と体の間に乾いたタオルや手ぬぐいなどを挟むだけでも冷え の進行を遅らせることが可能です。上記対処を行って、ある程度体温が戻ってきて落ち着 いてから、乾いた衣服の替えがあれば、着替えを検討してもよいでしょう。 いかがでしたでしょうか。普段から「自分や山仲間が低体温になるかもしれない」と心が けて道具や知識を備えておくと、いざという時に役立ちます。知識もそうです。 疑問、質問等ありましたら、お気軽にメッセージ下さい! みなさまの雪山登山が安全で楽しく満喫できますように。 山岳医療救助機構 低体温症 2017 by 大城和恵
https://sangakui.jp/medical-info/cata01/medical-info-317.html
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