Mt. Temple
テンプル山
2025年07月29日(火)〜30日(水)
日帰り
Banff 3日目
天気は快晴、気温は朝で10℃くらい、昼間のBanffやMoraine Lakeは体感28℃くらい。山頂はさすがに寒かったが、登っているときは半袖でちょうどよかった。
3日目がこの旅のハイライトになった。
Larch Valley Trailを通り、そのままSentinel Pass Trailに続いていく。Sentinel Pass Trailが終わるとMt. Templeの登りが始まる。Sentinal Pass Trailは終盤はガレた登りが少しある。最後はスイッチバッグの登りをひたすら登りゴールとなる。Sentinal PassはMinnestia LakesとTen Peaksの景色が圧巻であり、1週間歩いた中で一番好きなルートだった。
Mt. Templeはスクランブルと呼ばれる岩を掴み歩く技術が求められる。日本でいうならば穂高のレベルを想像すればわかりやすい。基本的にずっとガレ場、一か所だけ垂直に登るところがあった。とにかく滑るので脚がつかれた。ルートに印がついているなどはないので気を抜くとルートから外れかけていることが多々あった。頻繁にGPSを確認するのとルートファインディング能力が重要。
頂上は3,544mでBanff National Park内では一番高い(おそらく)。富士山に登ったとこがないので、一番高い山になった。頂上からはTen Peaksを見下ろせ、Lake Louiseも見ることができた。頂上では、ワシントンから来ている宇都宮生まれのアメリカ人と会った。9月に大阪・京都・長野に行く予定で、日本語を勉強しているらしい。普通にうまくてびっくりした。そのほかに結婚17年記念旅行中の夫婦、バンクーバー住のトラックドライバーなどいろんな人と話した。一人で山を歩いているとこういう時間が楽しいし、英語を話さざるを得なくていい勉強になる。
下りも滑るので注意して歩く必要があった。Sentinel Passまで下った後は予約していたバスの時間に間に合わせるべく時々小走りで帰った。
頂上で会った人に教えてもらったが、Larch Valley Trailの序盤にある分岐のEiffel Lake Trailもキレイらしいがさすがにこの日に歩く時間と体力はなかった。
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個人的に登る前に心配していた点は、バスのタイムリミットとヘルメット等の装備の必要性。結果論になるが、、ヘルメットと軽アイゼンは持っているに越したことはないが、持っていなくても難なく登れた。バスの時間は個人の体力次第だが、Sentinel Passまでにどれくらい時間を巻けるかだと思った。以下詳細。
----- バスの時間について -----
急ぎ目に歩いたので、Moraine Lake から Sentinel Passまでが1.5時間、Sentinel PassからMt. Temple頂上までが2.5時間、下りが2時間、Sentinel PassからMoraine Lakeまでが1時間強であった。帰りは16:30頃のシャトルに乗り、Lake Louiseからは17時台のバスでBanffに戻った。
頂上で会った人は、駐車場から6時間かかったという人もいれば7時間かかったという人もいた。
バスで移動する場合、最短でMoraine Lakeに着けるのは7:40くらいである。Lake Louiseへ戻るshuttleの最終便は18:30なのでこれまでに帰る必要がある。
Sentinel Passまでの往復のコースタイムは5時間前後となっている。
https://parks.canada.ca/pn-np/ab/banff/activ/randonnee-hiking/lakelouise
Sentinel PassからMt. Templeまでは往復で4km程度で獲得標高が1000mと急登が続く。Sentinel Passまでの2倍弱の時間がかかると思った方がいい。下りも道が悪いのでタイムを巻くのは難しい。バスを使ってMt.Templeに登る場合、Sentinel Passまで2時間程度で行く必要がある。逆にこれができない場合帰りのバスに間に合わない可能性が高い。
イメージは
Moraine Lake -> Sentinel Pass 2h
Sentinel Pass <-> Mt. Temple 6.5h
Sentinel Pass -> Moraine Lake 1.5h
計 9.5hで18時くらいにMoraine Lakeに帰ることができる。Sentinel Passまでに要した時間とその時点で残っている体力からMt.Templeに登るのか判断するのが良いと感じた。
----- 装備について -----
基本的にずっとガレた道がずっと続いており岩が落ちてくることも多い。8割くらいの人がヘルメットを付けていた印象。3000mを越えたあたりに、岩を垂直に上る箇所が1箇所だけあったが、穂高や槍ヶ岳を登ったことがある人にとっては難なく登れるレベルである。クライミングの道具は必要ない。雪が所々残っており滑るので、チェーンがあると歩きやすいかもしれないが、ほとんどがガレ場なので邪魔だと思う。結局季節とその年の残雪量次第としかいいようがない。
Larch valley TrailはMoraine Lakeから歩けるトレイルの中で一番人気のトレイル。紅葉シーズンは黄色に染まったラーチ林がきれいらしい。しかし、最もクマと遭遇するリスクが高いトレイルでもあり、4人以上のグループでの行動が推奨されている。常にモニタリングしており、出現率が上がると4人以上のグループでの行動が義務となり、違反した場合には罰金がある。トレイルの最新の情報は下記リンクもしくはBanffのビジターセンターで確認できる。
https://parks.canada.ca/pn-np/ab/banff/activ/randonnee-hiking/etat-sentiers-trail-conditions
ビジターセンターでは、クマスプレーも6000円程度で購入可能。返金はないが、使わなかったスプレーの回収も行っている。歩いている人が多いので、結局スプレーは買わなかった。保険みたいなものなので、最近の出没情報などをチェックして買った方がいいと思う。