縦走は体力勝負!西峰・矢筈ヶ岳・山上山
大平山・矢筈岳
(山口)
2022.06.12(日)
日帰り
登ってそうで登ってなかった矢筈ヶ岳。
ということで訪れました。
今回のルートは2面性のあるルートです。
矢筈ヶ岳までは急勾配はありますが問題無く登れます。
西峰は眺望がありますが、矢筈ヶ岳は山頂も道中も眺望が望める箇所はほとんどありません。
なので、楽しく登るなら西峰までがお勧めです。
矢筈ヶ岳から山上山へ縦走すると様子が一変します。
ルートは荒れ、急勾配、地表は泥土と岩で体力を要します。
特に山上山から矢筈ヶ岳への直登ルートは足場を作る必要さえあります。
完全な初心者の方には厳しいです。
しかし山上山はユニークな岩山で山容も山頂からの眺望も一見の価値があります。
岩山好きな方は訪れる価値のある低山です!
●アスセス
国道から小道に入ると狭いです。
高架の高さ制限が1.55mだったと思うのでゴンドラ式の立体駐車場に入らない車はルートを考える必要があります。
駐車場近くの道は狭く、場所によっては離合できる箇所を探す必要があります。
●駐車場
3台程度です。
舗装されています。
周囲が広くは無いため方向転換は注意が必要です。
●トイレ
ありません。
事前にコンビニ等で済ませておく必要があります。
●登山道
①登山口〜西峰〜矢筈ヶ岳
急勾配はありますが普通の登山道です。
鎖場や綱場などはありません。
目印も適度にあり迷う可能性も少ないと思います。
②矢筈ヶ岳〜山上山
上でも書きましたが様相が変わります。
矢筈ヶ岳から縦走するには急勾配の斜面をかなり下ります。
シダが茂っていて足下が見えにくい箇所もあります。
ここでは数匹ヘビ(無毒)にも遭遇したので、マムシにも注意が必要です。
特に山上山から矢筈ヶ岳直登ルートはかなりハードです。
私が登った岩以外の登山道では屈指の急登でした。
そこもシダが生い茂っています。
足下は粘度の低い赤土系の路面です。
土の締まりは緩く、途中足場が崩れたために踏み固めながら歩を進めたくらいです。
しかも茨やトゲのある木が生えており、手で持つ箇所が限られ、腕で身体を支えることも制限されます。
私はベースレイヤーを引っかけまくりました。
完全初心者の方、体力に自信の無い方にはかなり厳しいです。
他のルートを検討されることをお勧めします。
体力のある方、中級者以上の方には登りごたえのあるアドベンチャールートです。