加佐の古里 千石山
建部山・愛宕山・槙山
(京都)
2021.11.14(日)
日帰り
綾部市境歩きから外れてちょっと変わった山に登ります。それは城屋または女布の千石山。
千石山は、だいだらさん、ラジコンさんによって、城屋側の長い尾根に「山上城跡」「天正年間」と彫ってある正体不明の石碑が発見されました。https://yamap.com/activities/14053449
ということは、城屋からの登山道もあるはずで、城屋から登ってみることにしました。また城屋の雨引神社については以前そばを通りながら、電池切れによってお参りをパスしてしまったのです。雨引神社から仙石山に登ります。
■雨引神社の概要
https://tangonotimei.com/doc/tango/amabikijj.html
「丹後の地名」さんによれば、「揚松明」の神事で有名な神社であること、地元では「蛇神様」と呼ばれること、当地は森脇宗坡の大蛇退治伝説でも有名で、その退治された大蛇こそがこの神社の本来の祭神であろう、とされています。
■千石山に関して
例によって「丹後の地名」さんによると、西舞鶴には「九社明神」という神社、九社明神を祀る神社が多数(8社とか11社とか)あるといいます。https://tangonotimei.com/kasagun3.htm
例えば、
喜多 宮崎九社明神 (現在 宮崎神社
吉田 九社明神(現在 奥上神社
十倉 一宮九社明神 (現在 山崎神社
引土 八幡九社明神 (現在 八幡神社
など。さらに、女布には日原神社、下森神社というのがあり、特に、女布遺跡の地にある下森神社は、それぞれの九社明神の御旅所すなわち元の鎮座地であるといいます。
女布 日原神社
女布 下森神社
本来は、九社明神が千石山の頂上にあるという磐座に降臨して、そこが上ノ森、山麓の日原神社が中ノ森、下森神社が下の森(里宮)と、こういう関係になっているといいます。下森神社からずっと千石山頂上へ続く道が残っているらしい。千石山ー日原神社ー下森神社のラインが九社明神の源郷、そして、九社明神を氏神に持つ集落の古里だろうと。要するに、九社明神を氏神に持ち、それを祀る人々が各地に移動してそれぞれの九社明神社をお祀りした。
さらに、「丹後の地名」さんは「ここがクシフルの地、カサの地だ。クシフル神社・カサ神社の地である。クシフル山・カサ山は千石山である。女布川の流域、もっと絞れば、女布遺跡の地、こここそがカサの地であろう。」とされています。古の加佐郡の源郷。
一方、イナカの当家の氏神も九社神社なのです。同じ「クシャ」という名前なので、舞鶴の九社明神と関係があるのではないか?どうしてもそう考えたくなります。当家は女布や城屋からは距離的にも近いし、真壁峠を超えれば由良川も利用できるのです。そうならば、千石山には登ってみないと!
※九社神社考;https://yamap.com/activities/7473427
以下、道中の様子がキャプションにて。千石山の行き帰り同じところを通っているので、写真はまとめて掲載してあるところもあります。
■コースタイム
城屋ー女布間はバイク移動です
----------バイク移動------------------
7:40 自宅発
7:50 南有路
8:02 桑飼上由良川橋
8:13 真壁
8:19 真壁峠
8:25 城屋
----------徒歩---------------------------
8:25 雨引神社◆10分休憩、準備・見学 9:05
9:05 取付き
9:17 愛宕神社
9:35 台地・山上城跡碑
10:03 愛宕神社奥宮
10:10 千石山三角点◆18分昼食休憩、探索 10:28
10:37 愛宕神社奥宮見学・磐座、下り道探索 11:13
11:30 山上城跡碑◆16分探索休憩 11:46
11:56 愛宕神社
12:04 雨引神社◆18分見学、休憩 12:22
----------バイク移動------------------
12:29 京田新町・下森神社参拝 12:37
バイク移動
12:41 女布・日原神社 参拝 12:50
12:50 千石山登り道探索 13:14
----------バイク移動------------------
13:15 女布
13:32 真倉駅
13:47 上杉
14:27 綾部 15:35
15:42 鳥が坪コンビニ 15:52
16:12 自宅