大箆柄岳・小箆柄岳・御岳・忠兵衛岳
高隈山・大箆柄岳・御岳
(鹿児島)
2024.03.30(土)
日帰り
残業が多い職場なのですが、カレンダーどおりには休めています。(残業に対しての考え方の変化や育休を取得する男性も増えて、世の中の良い変化も感じます)最近雨が多くて山に行ってない日が多々あります。
今回は登山口への到着時間が予定より遅くなったため、時間を見ながら引き返す地点を決めようと思って登り始めました。
登山口駐車場に停められるか心配していましたが、登山口駐車場には1台だけしか停まっておらずちょっと拍子抜けしました。(山開きとアケボノツツジの間だったため?)
今日は気温が高めで登りはじめは気分爽快とはいかず体も重い感じでした。前回は4枚着て釈迦ヶ岳・綾岳に行きましたが、今日は2枚でも暑かったです。
高隈山の登山コースは山頂の前後でアップダウンがあるものの巻き道も多くバランスが良いコースだなと思いました。
山頂から先の稜線を眺めると、険しさが際立って見えて、どこを登っていくんだろうと思う感じでしたが、登山道は樹林の中をしっかりと通っており、危険性は全く感じませんでした。所どころにロープ場がありますが、気をつけて登れば小柄な方は苦労するかと思いますが問題ありませんでした。
大箆柄岳(おおのがらだけ)は、頂上と思った所からちょっと先を曲がった所にあり、行ってみて初めて分かりました。山頂から眺める景色はとても素晴らしかったです。
午後からは曇りがちになり、風も出てきました。滑りやすい所も多々ありましたが、無事に下山できました。登山口までの道路は狭くもありながら舗装されていました。
山名やスマン峠の由来が気になっていたところ次の資料がありました。
(広報かのや2017.2より抜粋)
高隈山は、鹿屋市と垂水市の境界付近に横たわる、大隅隅半島の中央部に位置する山々の総称です。
大箆柄岳を主峰に、御岳、小箆柄岳、妻岳、二子岳、平岳、横岳といった標高1,000mを超える7つの峰をはじめ、大小様々な峰で構成されています。
大箆柄岳の「 箆 」 は「 スズ タケ」の意味で、地元では「柄」とも呼び、一帯がスズタケに覆われていたことに由来しています。
古くからの霊山で修験道の本山として山伏たちの修行がなされていました。
また、妻岳は昔、「スマン岳(須摩岳)」と呼ばれていました。「スマン」の語源は「角」・「隅」で、その麓の峠が「スマン峠」です。
江戸時代に入ると、高隈山の峰々を渡る岳参りが盛んになり、その名残として各峰には今も多くの石の祠が残されています。
学術的にも貴重な山で、全国に16か所しかない「森林生物遺伝資源保存林」にも指定されており、高隈山特有の多様な植物を楽しむことができます。また、オノガラ沢・オンタケ沢など、九州でも第一級の美しい沢や、万滝・白滝・赤松滝などの大きな滝があるのも魅力です。