台湾最難関縦走コース〜聖陵線I型
大霸尖山(3,492m)から雪山主峰(3,886m)へ 台湾屈指の難関縦走路「聖稜線(Holy Ridge Trail)」。 標高3,000mを超える山々をつなぐ壮大な稜線。険しい岩場、深い谷、果てしなく続くアップダウン。そして、息をのむような絶景。 5日間の挑戦が始まった。 DAY 1|長いアプローチ、聖稜線への第一歩 大霸尖山登山服務站 → 馬達拉溪登山口 → 九九山荘(2,699m) 台北を深夜2時半時に出発。朝7時から登山開始。 まずは19kmの長い林道歩き。その後、急登を越えて九九山荘へ。 まだ稜線に出ていないのに、18キロのザックですでに十分な歩きごたえ。明日から始まる本格的な縦走に、すぐベットに。 DAY 2|大霸尖山、そして水6.5Lの重み 九九山荘 → 大霸尖山(3,492m)→ 霸南山屋(3,104m) 台湾を代表する名峰、大霸尖山へ。500台湾ドルにも印字されているほど有名な岩場。 圧倒的な存在感を放つ巨大な岩峰。その姿はまさに圧巻。ここから先は水場が不安定、かつ情報が乏しく3日分として6.5Lの水を背負う。水だけで6.5kg。ずっしり重いザックが肩に食い込む。 DAY 3|険しい稜線を越え、素密達山屋へ 霸南山屋 → 巴紗拉雲山 → 布秀蘭山 → 素密達山 → 素密達山屋 標高3,400〜3,500m級の山々を越えながら、聖稜線の核心部へ。 次々に現れる急登と急下降。険しい岩場を慎重に越えながら、ひたすら稜線を進む。振り返れば、これまで歩いてきた山々が連なり、前方にはまだまだ続く壮大な稜線。 この日の宿泊地は、標高約3,500mの素密達山屋。 いよいよ明日は、今回の縦走最大の山場へ。 DAY 4|暗闇の岩壁、天空の稜線、そして雪山主峰へ 素密達山屋 → 雪山北峰 → 雪北山屋 → 凱蘭特崑山 → 北稜角 → 雪山主峰(3,886m)→ 七卡山荘(2,463m) この日は長丁場。午前3時、まだ真っ暗な中を出発。 ヘッドライトを頼りに、暗闇の崖をロープで降り、また登る。その繰り返し。 足元は切り立った岩場。鋭く険しい稜線を慎重に進む。緊張感の連続で、まさにスリル満点! 夜が明けると、目の前には信じられないほど美しい山々の大パノラマ。しかし、標高が高くなるにつれて高山病にも苦しめられる。息苦しさと疲労の中、一歩ずつ前へ。 そしてついに、台湾第二の高峰・雪山主峰(3,886m)へ! ここまで歩いてきた稜線を振り返ると、言葉にならない感動が込み上げる。 DAY 5|下山、5日間の冒険が終わる 七卡山荘 → 雪山登山口 → 武陵農場 最後の朝。七卡山荘を出発し、雪山登山口へ。 5日間歩き続けた山旅も、ついにゴール。 重い荷物、長時間の行動、険しい岩稜、高山病との闘い。決して楽な縦走ではなかったけれど、それ以上に素晴らしい景色と忘れられない経験があった。 台湾・聖稜線、無事完走! きつかった。でも、最高だった。






