07:33
14.4 km
1215 m
侮るなかれ融雪期の大渚山
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 (長野, 新潟)
2025.05.18(日) 日帰り
5月に入って加速する北部の里山。 今年は雪が多かったとは言え、標高1500mクラスの大渚山はどうなんだろう? 残っている気もするが・・・・ちょいと厳しい気もする・・・が、天気も微妙なこの週末。 一か八かでトライしてみましたが、この日他の入山者はいなかった様子で・・・安平路でもそうでしたが、困難を極める時ほど人がいない・・・。 そして・・・完全に舐めてましたね💦 アイゼンを持って行かなかったのは痛恨。 チョロっと見たレポに冬季限定ルートに大渚山遊歩道の文字があり、雪が溶けても道があるのかなと思ったら・・・途中で崩落して完全に遮断されてました😰 そこから斜面を尾根伝いに上がることにしたのですが・・・ヤブ漕ぎ(⌒-⌒; ) 加えてこの辺りから雪も増えるし、斜面もキツい😓これは帰りがヤバい・・・と思ったが、まぁそこは気合いと根性。人間ってやれば何とかなる。ドラマや漫画では諦めたらそこで終わり。諦めないものだけが辿り着く・・・と気軽に言ってくれるが・・・そんな簡単な話でもない。 進むほど、引き返す道も険しさが増す。登ることは出来ても降りる=落ちるような場所もあり・・・行きはヨイヨイ帰りはコワイ。 帰りは正規ルートもあるさと思って必死に稜線を目指した。 途中、ご褒美のような開けたポイントがありこれで苦難から解放されたと思ったが・・・簡単に見えた東峰稜線への最後の登り坂もしんどかった💦 稜線に辿り着くと・・・ドーンとデッカい雨飾山に・・・先週断念した東山!堂津は高妻山とかぶっており存在感は薄めでした。 さらに進むと雪のナイフリッジの先にこれまたドーンと白馬が迫る🏔️ ナイフリッジの先・・・大渚山・東峰の右斜面は切れ落ちており思った以上にすごい山!(◎_◎;) ただ、その先は夏道が見えていて助かった‼️ 爽快感たっぷりな東峰。 そのすぐ目の間に大渚山山頂が見えていた。 今度こそ正真正銘のビクトリーロードを歩いてその頂きへ。 ご褒美とばかりに360° 太陽の日差しも燦々と降り注ぎ見るもの全てが美しい🏔️✨✨✨ もう少しゆっくりしても良かったのだが、そんな時間も長くは続かず・・・ガスが立ち込め追い立てられるように下山に取り掛かる。 藪漕ぎはもうゴメンだと思い、正規ルートを降りることにしたのだが・・・東峰の直下は崖じゃん(⌒-⌒; )こんなところは降りられないと、一旦東斜面を降りてワイドな稜線に出た。 少し膨らんだ形にはなったがその先はスノーシューで対応可能な緩やかな道を歩いて鎌池へ。 鎌池辺りまで行けば雪はないかなと思ったらけっこうあって、幻想的な池の姿も楽しめた‼️ あとは長い車道歩きで終了かなと思ったが・・・小谷温泉へのショートカットがあるから使ってみようと欲をかいた。 降り口が分からず少し迷ったが、その先の道も不明瞭でたまに案内表示はあるが肝心なところにピンテがない😓途中やっぱり崩落箇所があり・・・もはや引き返せないとエイヤと駆け抜けたが、人間、あれくらいの幅でも飛び越えられないから本当、自然の中にあってはちっぽけな存在だ。ただ、この道を通ったおかげで、エンレイソウやサンカヨウにも出会えたし、温泉の手前は何とかイチゲの花畑だった💐 延々と長い車道歩きかなと思ったが案外スッとスタート地点に戻れてしまい思ったよりも疲れてない😮💨 帰る道のりも長いが日帰り温泉に入る時間も取れて・・・終わってみれば今回も充実した週末。 里は気温が高くてこの先の夏が思いやられますが、まだまだ雪が残る山の上でした🏔️