鬼伝説郷周辺の未登のグレーピークを歩く
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山
(和歌山, 大阪)
2025.03.06(木)
日帰り
今日は父鬼周辺に残る、未登峰へ出かけた
八ヶ丸山:
今日唯一のグリーンピーク。槇尾山グリーンランド内に有り、整備された歩き易い道になっている。山頂には展望台が有り大阪湾から生駒山方面まで眺めることができる
側川ノ頭:
高畑山からのルートは、グレーピークルートとしては整備されていた。山頂から三国岳方面の展望が開ける
カンザコ山:
側川ノ頭から稜線ルートの予定だったが、冥界の道が良さそうなルートだったので、それを利用したら降ってしまい大幅ロス😭、稜線への登りは道無き尾根ルート、下りは皆の軌跡を利用したが、最終的にフェンス前に出て脱出に苦労した😅
高塚山:
登り口で地元の人から、「そこから先は行けないよ」と言われてしまった。取り敢えず、行ける処までと思いスタート、確かに登山道は流され歩き難い状態だった。木を掴み稜線まで出ると、なんとか歩けた。下りルートは登りルートより多少マシだった
上野山尾根(上野山、地蔵山、座禅岩、鐘山):
この山も高塚山同様中腹部で登山道は流されていた。先人は、急斜面のトラバース道を通過していたが、足元が不安定だったので、緩めの斜面を直登し稜線へ出た。稜線の道は問題無く歩けた
この山域では、座禅岩や鐘山から良い眺望が有った😄
焼山、槇尾富士(下和山):
ルートは明瞭だったが、焼山までは急登だった💦💦💦
でも、頂上付近での眺望に、その苦労が報われた😄
父鬼:
父の鬼が住んでいた事からその名が起こったと伝わる。その妻の鬼の住んでいた処は鬼住(現、河内長野市神ガ丘)、そして、その夫婦の九人の子鬼が住む処は九鬼(現、和泉市九鬼町)といわれている
地名が興った由来は
当地、父鬼は「宿山」が発祥の地であると言われる。宿山とは宮の谷付近から七越峠一体の森を指す。宿山の七越峠頂上付近の盆地には「葛七大龍王」の石の宝殿があり、七堂伽藍が建ってたが、天正10(1582)年、織田信長の高野攻めの際に焼失した
父鬼の地名は、宿山一帯を支配していた父鬼氏の姿が、天正の戦乱後に見え亡くなったことで、その勇敢な父鬼氏を偲び「父鬼」という地名として残されたとされる
もう一つの説として、行者に仕える前鬼の一族が父鬼に移り住んだことが起こりとも
役行者御伝記によると役小角の像には前鬼(斧をもつ鬼)と後鬼(水瓶をもつ鬼)の二人が仕えている。紀州粉河中津川上流葛城山麓に五鬼の別系(前坂系)の一族が住む。前鬼(清原、中井、西野、亀岡、中川)の一族を五家といって代々山の先導師をつとめた。五家は葛城神と同系同姓の末孫で、父は「父魅」といい、この一族が父鬼の山谷に定着しはじめ、檜原越、七越、三国嶽に繁茂する木材で生活をたてるようになった
またこの附近には行者にまつわる仙人の岩屋、雨坪(葛城七越大竜王を祀る)、行者の腰掛岩等の地名が残っている
役行者に所縁の人が葛七大龍王の父鬼である可能性も否定できない