09:41
14.0 km
1369 m
マイナー12名山羽後朝日岳で爆誕!藪漕ぎ職人!
和賀岳・薬師岳・高下岳 (岩手, 秋田)
2026年04月26日(日) 日帰り
夜明けに歩き始め、まだ曇り空のなか。しばらく行くと樹林帯はまだ雪がしっかり残っているものの、ところどころで地面が露出。郡界分岐を過ぎると雪が出始め、急斜面の中、キックステップで慎重に足を置きながら進む。 尾根に乗ると一気に視界が開け、“白い大斜面と細い雪稜”が目の前に現れる。残雪期らしい柔らかい光が雪面に反射し、稜線の陰影がくっきり浮かび上がる。踏み跡がいくつかあるが、見渡す限り自分でラインを引く登り。雪質は朝のうちは締まっていてアイゼンがよく効く。 ■危険箇所①:郡界分岐~前山分岐の急斜面 写真でも斜度が分かるほどの急斜面。 落ちれば止まらない斜度のため、トラバースは特に慎重に通過 ここは“雪質の変化を読みながら一歩ずつ刻む”場面だった。 ■危険箇所②:大荒沢岳の朝日岳側直下 雪稜が大きく崩れ落ちていて、クラックも深く、辿るのはほぼ不可能。藪を漕ぐ必要がある。 尾根を外した西側の斜面に雪が残っていたため、帰りはこの斜面を登り上げたが、 かなりの急斜面なため、前爪アイゼン、ピッケル必須。 下りでここが使えるかは微妙。 ■危険箇所③:朝日岳直下 稜線沿いは雪が切れ、深い藪漕ぎを強いられるため、一度斜面を降り藪を巻く必要があった。登り上げる斜面はそこそこの角度があり、前爪アイゼンがあったほうがいい。 🏔️ 山頂 山頂は完全に無人で、写真の通り“静寂の空間”。 周囲の山並みが残雪をまとって青空に浮かび上がり、しばらく動けないほどの景色だった。陽光は柔らかく、すっかり春。 🏔️ 下山 下山時には雪が緩み始め、 ・踏み抜きが増える ・斜面は表面がザクザクに ・アイゼンの効きが甘くなる 特に急斜面の下降は、登り以上に集中力が必要だった。 📝 総括 残雪期の羽後朝日岳は、 「静けさ・緊張感・圧倒的な景観」 が同居する素晴らしい山だった。 一般ルートのない山域だけに、 ・雪質の変化 ・地形の読み取り ・雪庇の位置 ・斜度の判断 がすべて自己判断になる。 その分、山頂に立った時の満足感は大きい。 ********************* 無雪斜面、残雪斜面、ところどころ夏道が露出した雪の稜線、藪と崩れた雪庇が行く手を阻む大荒沢岳~朝日岳、と変化に富む登山ルートであった。 やはり特筆すべきは大荒沢岳~朝日岳の区間。予想以上に雪庇の崩壊と融雪が進み、稜線上に素直に進むと藪漕ぎは避けられない状態。また、この藪が濃く、漕ぐのは容易ではない。 行きの大荒沢岳直下はあまり策も立てず、がむしゃらに藪を漕いだが、ルーファイ重視に切り替えたあとは、できるだけ最短の藪漕ぎルートと、藪を巻くルートをチョイスできたように思う。 上に雪があるときは下にも雪があるんだろうし、それはそれで体力を消費しそうな気もする。 今回の状態においては、前爪アイゼンとピッケルはあって良かった。ストック使用。ワカン不使用。 【下山温泉】 癒しの宿ロデム(800円) 【下山メシ】 ぴょんぴょん舎オンマーキッチン イオンモール盛岡店(パワーカルビ、石焼ビビンバ、冷麺) 【交通手段】 帰:23:05盛岡駅~東京駅夜行バス6000円
