03:55
4.0 km
349 m
感応山 水内川支流 岩渕谷左支渓
天上山 (広島)
2026年04月08日(水) 日帰り
湯の山の岩渕谷は左岸に感応山(510m)や臼ヶ重などの絶壁があり、岩渕山へ突き上げる主渓流だが、「山歩き」さんの記録によれば*、藪と苔むした巨岩のゴーロの続く谷で、遡行価値はないようだ。しかし、感応山から流下する左岸支渓は、地形図で見ると、短いながら谷の切れ込みはするどく、ゴルジュの険谷が想像された。谷沿いの舗装道をあるき、取水堰の上から入渓すると、谷幅は広く小滝もあったが、「山歩き」の記録通りのゴーロの谷が続いた。二つ目の堰堤を右岸の山道から越えると、堰堤の堆積地の左岸から、感応山からの枝谷が出合っていた。水量は少なく、出合いには、ぬめった6mばかりの幅広の斜滝がかかっていた。いくつか斜滝を登ると、険しいゴルジュ地形となり、左右の尾根には岩塔が立っていた。核心部は、谷幅1.5mほどのスラブ壁の岩間を落ちる8mの斜滝で、右の岩場からの厳しい高巻きとなった。岩を越すと、幸いにも、クライムダウンできる傾斜の緩い場所があった。上部には、すり鉢状の斜滝が続き、緊張したが、谷間に咲くスミレに心を落ち着かせた。最上流部は、谷の側壁も低くなって、まわりの険しさからは想像できない穏やかな源頭が広がっていた。核心部は短かったが、先の見えない不安と手強さに、もう十分と思わせた山行だった。 * https://yamaaruki.sakura.ne.jp/08/080726-iwabuti.htm
