03:16
7.3 km
442 m
天神社~観音寺~黒見山+天石門別神社&琴弾の滝 紅葉狩り
八塔寺山 (岡山, 兵庫)
2025年11月23日(日) 日帰り
【黒見山観音寺(もみじ寺)の紅葉】 この日の目的は、紅葉を観賞することでした。 その候補地として選んだのは、美作(みまさか)市にある黒見山一帯です。 天神社の向かいの路肩に自動車を停めて、まずは天神社に参拝しました。 天神社の鳥居の左側にはモミの巨木<写真03>があります。 推定樹齢250年、目通り4.4mです。旧作東(さくとう)町の天然記念物でしたが、合併後の現在は美作(みまさか)市の天然記念物には指定されていません。 しかし、シンプルながらもその存在感は、この天神社境内では際立っています。 天神社を出ると、次に向かったのは、もみじ寺と呼ばれる黒見山観音寺です。 黒見山(行者山)<写真41,42>は備前市(旧吉永町)の八塔寺(はっとうじ)山、美作市(旧東粟倉村)の後山とともに“美作三行場”といわれています。 ここは役の行者により開山された行場で、後に行基が黒光りを目指してこの山に辿り着き、真黒に光る古木で彫った十一面観世音菩薩像を本尊として山麓に観音寺<写真10~29>を創建、山頂の行場を奥の院と定めたとの言い伝えがあります。 この伝説により、行者山は黒見山と呼ばれるようになりました。残念ながら、現在は行場に関するものといえば、身を清める垢離(こり)取り場だった行者池<写真45>と再建された小さな釈迦堂<写真47>があるだけですが、黒見山公園は定期的に草刈りが行われるなど、地元に愛され大切にされています。 また、周辺の森は観音寺の森として美作(みまさか)市の天然記念物に指定されています。 正木輝雄によって編纂された美作国の東部六郡に関する地誌『東作誌』によれば、この辺りは山家(さんが)の庄といわれており、その景観を今も残しているのがこの森だそうです。 紅葉の名所でもある観音寺では11月16日にはもみじ祭りが開催され、写真や俳句コンテストなどが賑やかに行われたようです。 3年前は少し早めのようでしたが、十分きれいでした。 2022年11月14日の活動記録 <https://yamap.com/activities/20977633> 今年は少し遅めに行き、タイミング的にはセーフだろうと思っていましたが、参道はイチョウじゅうたんで黄色いモミジやまだ青葉のモミジが少し😅 前回先に歩いた西側の参道のほうはうっかりスルーしてしまったのですが、状況はおそらく同じだったでしょう。 東側参道方面駐車場のサザンカ<写真10>周辺のモミジは淡いオレンジ色でいまいち。 とりあえず、側の階段を上りました。階段もイチョウじゅうたんで、モミジは黄色いまま散っているか淡いオレンジ色でした。 現在のご住職の代に業者さんが手掘りでつくられた文殊洞<写真12~14>は、内部のセンサーライトがすぐに消えるので要注意😅 今回は連れがセンサーの側に立っていましたが、やはり消えるのですぐに手で作動させたそうです。 中から見る紅葉<写真16>は境内でも色づきが遅いほうで、これが見頃を迎えれば観音寺のモミジは終わりです。濃いオレンジ色で真っ赤までもう少しでした。 今回はご住職のご家族でしょうか、本堂を開けておられました。お帰りになってからと思い外を撮っていると、再三声をかけられ、最後にはパンフレットを渡されました。 前回見られなかった壁画<写真22>や美作(みまさか)市の重要文化財である木造えんま庁坐像十五体<写真23>などに紅葉以上に心を奪われました。 境内のモミジはまだ青葉のものから濃いオレンジ色までありますが、黄色いまま散っているものも多く、全体的には見頃は過ぎているようでした。 紅葉狩りはいまいちでしたが、前回は見られなかった貴重な文化財を鑑賞できたのでよしとしましょう😊 諦めの悪い連れの提案で、境内のモミジスポットを見下ろせる場所を目指し、子安観世音菩薩像<写真28>のすぐ南東にある10台程駐車可能な駐車場から東へ。 ここは道ではなく草が茂っており、かき分けずに歩けますが、脚に当たります。 こんもりしたてっぺんで西の境内を見下ろしてみました。観音寺東側参道境内入口周辺が見えますが、今回はモミジの色づき具合はいまいちで、なんとなく暗い赤色でした。 地形図の道に出合うとそこからは草のない細道で、ほどなく平井八良左衛門松姫屋敷跡<写真30>が道の右側に見えました。 前回は逆からアプローチし、こんもりと一段高い箇所を見た記憶はあるのですが、なぜか名札を見落としました。 その代わり、茂った草が脚に当たらずにすんだので、歩くなら北側からのほうがよさそうです。 観音寺境内を出るとしばらくは舗装道路です。 【展望スポットの黒見山(公園)】 観音寺を出て次に黒見山<写真41,42>に向かいました。 頂上一帯は黒見山公園となっており、舗装道路終点(地形図の太い白線の道終点)にある駐車場は数台駐車可能です。 北からも西からも舗装道路が延びていますが、下山で利用した西から(天神社方面から)のほうが広いのでおすすめです。 トイレも設置され、砂利の遊歩道を歩いて周辺の散策や展望を楽しむことができます。 途中に展望台<写真36~40>があり、那岐山(なぎさん)や後山などを望むことができました。 下には小さな椅子やテーブルもありますが、この時期は日陰で少し薄暗いです。 黒見山頂上<写真41,42>は標高441mあり、頂上付近には今から200年余り前に万善の庄屋である平井小左衛門が42歳の厄除け祈願のため建立した石地蔵(<写真41>の中央)がありました。 雨乞いのご祈祷により雨が降った際、このお地蔵様に笠をかぶせたのがきっかけで、山に行くたびに新しい笠をかぶせるようになり、いつしか笠地蔵と呼ばれるようになりました。 後に国貞の庄屋である坂部弥代吉(やよきち)も右側の一体を建立して祈願しました。 なお、破れた笠が転がっていたので連れがかぶせました。強風や強雨で100%飛んでいきますが・・・😓 残念ながら、頂上周辺は展望が効きません。山頂から再び駐車場近くまで戻り、逆(西)方向にある東屋<写真44>に向かいました。 ここからも展望台<写真36~40>と同じような景色が見えます。こちらのほうが開けて明るいので、ここで休憩しました。 駐車場まで戻り、今度は行者池<写真45>へ。今回は道が明瞭でした。 小さな池の主であるアカハライモリ<写真46>たちは今回は2匹しか見られませんでしたが、ここで元気に越冬するでしょう。 【滝と紅葉を見に天石門別神社へ】 黒見山を出た後、舗装道路を歩いて出発点の天神社に戻ってきましたが、時間的にまだ余裕がありましたので、天神社より3.3km程南に下った天石門別(あまのいわとわけ)神社<写真52~62>に寄ることにしました。 車で河会川(かわいがわ)沿いを南下、鳥居をくぐって舗装道路を下り一般駐車場に自動車を停めました。 橋を渡り西に向かって歩いていると鳥居が見えてきます。 ここは琴弾(ことびき)の滝と境内の紅葉が人気のスポットですが、正午少し前には3台くらいしか停まっていませんでした。 天石門別神社は天手力男命(あめのたぢからおのみこと)をご祭神としています。 天照大神(あまてらすおおみかみ)を天岩戸(あまのいわと)から引きずり出した力持ちの神様として知られ、天石門別神社という神社名はこの伝承に由来しているといわれています。 また、吉備津彦命(きびつひこのみこと)の古代吉備国平定を助けたことから、ミコトがここに天手力男命をお祀りしたのがはじまりで、滝宮磐座(いわくら)<写真59>がそれだともいわれています。 モミジはまだ見頃には早く、川沿いはほぼ青葉、境内は青葉から朱色まであり全体では5割程の色づき具合でした。 社殿からさらに進むと琴弾の滝<写真60,61>があります。 石段を下りると手前の小さいのが雌滝、奥が雄滝です。落差は13mとありますが、両滝合わせての数字のようです。 少し引き返し雌滝が流れている岩盤<写真60>を下りて雄滝の滝壺前に行きました。 運動靴でも大丈夫ですが、幅が狭く踏み外せばドボンなので、いかにも不慣れな様子の方が我々と入れ替わりにここを下りようとして立ち往生しておられました。ご無事だったでしょうか。 最後に最も色づいたモミジを見上げて帰りました。 今回訪問した観音寺と琴弾の滝(天石門別神社)は、美作市の紅葉スポット3選のうちの2つです。もう1か所は後山ですが、あまり紅葉の印象が・・・😅 いずれも観光化されていない静かな環境の中で、見頃とはいきませんでしたが紅葉を見ながら癒しのひとときを過ごすことができました。
