大峯奥駈道 その4(行仙宿~玉置山)(奈良,三重)
2026.06.10 (水)5日間
奥駈道の難易度を上げている要因の「水問題」と「気温対応」に対して、『梅雨の晴れ間』が1番適しているのでは、と考えて予てより計画していた大峯奥駈道を雨の季節に歩いてきました。
結果、私が歩いた期間は枯れている水場無く、手持ちの水が1リットルを下回る事無く熊野本宮まで歩くことが出来ました。
最終日以外は雨に降られず天候に恵まれた山行。それでも決して楽ではありませんでしたが、得難い体験をすることが出来ました。拙い文章で申し訳ありませんが記録を残させていただきます。
行動着は2tacsの半袖・長ズボンに日差し避けでmoonlight gearのSun Hoodyを着用しました。日中の気温は手持ちの温度計で25℃近く上がって夏前とはいえ日差しもかなりありましたが樹林帯では半袖になったりと、この組み合わせはバランスが良かったです。
【1日目】
吉野→ニ蔵宿小屋(小屋泊) 10℃
【2日目】
二蔵小屋→弥山小屋(テント泊) 0℃
【3日目】
弥山小屋→持経の宿(小屋泊) 13℃
【4日目】
持経の宿→玉置神社(テント泊】 11℃
【5日目】
玉置神社→熊野本宮大社
気温は起床した午前4時頃のものになります。
今回の就寝装備は下記の通り
【マット】NEMO・スイッチバック
【寝袋】ENLIGHTENED・化繊キルト50°F(15℃対応)
就寝時は行動着にOMMのCoreフーディを着用。弥山小屋でのテント泊ではSOL・ESCAPE Bivvy をプラスして使用し快適に就寝、むしろ毎朝寝坊しました。
山場だったのは3日目以降の『南奥駈道』。弥山小屋でお会いした経験者の方から
「人と会わないよ」、「登っては下るの繰り返しだよ」と事前に教えて貰っていましたが、想像以上の世界がそこにはありました。
人工的な音は熊鈴だけ。風とそれに揺れる木々の音、ウグイスの声や鹿の走る音。今まで色々な山域に行きましたが24時間誰とも出会わず、無心になって山を登っては降りてを繰り返すだけの時間。自身が研がれ、自然に溶け込んでいく不思議な感覚を得るものとなりました。
その反動で玉置神社に着いた際、あまりの人の多さと音で人酔いをしました。日常は意外と余計な物で溢れているのかもしれませんね。
水場の恩恵を受けた代償として最後、熊野川はダムの放流中だった為、川の中は渡る事は叶いませんでした。心残りはこの一点だけ。
長いトレイルを歩きたいという気持ちで始めた大峯奥駈道。休憩や食事の取り方、疲れた時の足の運び方といった登山的スキルでも得た物は多く、自然への向き合い方といった精神性が大きく変化した5日間でした。