05:43
10.0 km
351 m
ああ青春・・・「出崎半島」で初日出
玉野市 (岡山, 香川)
2024.01.01(月) 日帰り
30年前まで、多い時は月5で通っていた出崎半島。トータル50回以上は通ったと思う。目的はチヌ釣り。重い釣り道具を担いで、飽きもせず出崎のトン先まで通っていたのは20代中盤~後半。でも、30年ほど前、「林原」が、未舗装道の終点付近に霊長類(チンパンジー)の研究施設を建設。以降、一般車両の進入が制限され、出崎のトン先に通うことができなくなってしまった。(※しかし、林原は2013年にこの施設を手放し、介護関連の「両備ヘルシーケア」が別の事業で運営していたみたい。ただ現在は閉鎖中なのか、両備のHPを検索しても、この施設は記載なし) 出崎まで釣行しなくなって以降、17年ほど前(2007年)に1度だけ、沼集落の施錠口から徒歩でチンパンジー研究所あたりまでウォーキングしてみたことはあるんだけど。。。でも、出崎を訪れたのはその1回切り。 ずーっと、ずーっと、「もう1回、思い出の地を訪れてみたい」と、ずーっと、ずーっと思い続けてきた。 でも、もし行くのであれば、植物の繁茂やクモの巣拾いを避けられる季節、そして比較的自由に磯を移動できる干潮時、しかも干潮時の潮位がグーンと低い時がベスト。歩ける日は限られる。 今日は、その条件に加え、初日の出の時間帯、そして天気予報の晴れマークがぴたりと重なった。 今日を逃していつ行くの? 結果、一番頻繁に通っていた磯(出崎半島の中で最も東に張り出した磯)は、道がヤブ化して消滅し、どうしても到達できなかった(ヤブに消えた道を突破しようとしても、イバラがあって痛くて進めない)。でも、『あの磯に、重い釣り道具を担いで陸路で到達することはもう不可能』という答えだけは導き出せた。気持ちのわだかまりはすっきりと晴れた。第2の思い出の地、送電鉄塔の立つトン先には立つことができたし、第3、第4の他の磯にも到達できた。 そして何より、我が人生で出会った中で、最高に美しい「初日の出」にも出会うことができた。今日2024年1月1日は、決して忘れることができない1日となること、何の疑いもなし。 今日のウォーキングで出会った人はゼロ。「沼」の集落はずれの堤防沿いに、初日の出を見に来た人が数台駐車していたが、特に会話をすることもなく。元旦の出崎半島の先端部は、間違いなく貸し切りでした。 ※今日のルートは滑り易い干潮の磯場を歩くことが多く、足元の磯用装備は必須。 自宅から現地へは、青江を経由、国道30号を笹ヶ瀬川の手前で左折、浦安総合公園脇の大規模農道を南下し、八浜に出てファミマの交差点を右折、後閑経由で現地。 ※このレポを書いた後、夕方テレビつけたら能登半島大地震のニュース。かなりの被害が出ているみたい。 ※1/6(土)追記: 後日、ネットを検索してみると、林原類人猿研究センター(チンパンジーの研究所)は1999年が開設で、林原の経営破綻の影響で閉鎖に至ったのは2013年3月(活動期間14年)とのこと。ちなみに、8頭いたチンパンジーは、熊本県にある京都大学野生動物研究センター熊本サンクチュアリという研究施設に譲渡されたらしい。 ---1999年開設ということは、自分は34歳ということになり、『30歳くらいの時、あの施設ができたのを機に出崎通いをやめた』という自身の記憶とは4年ほどずれがある。それならば34歳くらいまで出崎に通ってたのだろうか・・・? 出崎半島入り口の道路にゲートができて、それが原因で通わなくなった、という記憶なんだけど、ゲートの設置は施設の建設より早かったんかなぁ~? それとも。。。